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高野 正博 院長の独自取材記事

たかの歯科医院

(柏市/柏の葉キャンパス駅)

最終更新日:2019/09/04

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つくばエクスプレス・柏の葉キャンパス駅から車で10分の場所にある「たかの歯科医院」。高野正博院長は、笑顔を絶やさず穏やかに語りかけてくれる先生だ。生まれ育った地域の健康増進にかける思いは熱く、開業当初から訪問歯科診療に力を入れ、自宅でも口腔内の健康が維持できるよう尽力してきた。同時に「患者さんはそれなりに歯磨きを頑張っているのに、虫歯や歯周病を発症してしまう方がいるのは、根本的な問題があるのではないか」と考え、真の予防歯科とは何かを追求してきた。現在も健康セミナーや管理栄養士・理学療法士との連携による指導など、さまざまな角度から口の中の健康、そして全身の健康を地域で実現しようと活動している。そんな高野院長に現在の取り組みと、今後の展望について語ってもらった。
(取材日2019年7月5日)

この先10年、さらに地域の健康意識を高めていきたい

昨年、2018年9月で開業10周年を迎えたそうですね。

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そうなんです。クリニックの壁に「祝10周年」の寄せ書きスペースを掲示したところ、多くの患者さんたちが次々にコメントを寄せてくださいまして、本当にありがたいことだと感謝しています。10年といっても、その過程では紆余曲折もあり、良かれと思って実施したことも成果を出せたものと出せなかったもの、さまざまです。当院には妊娠中にマタニティー歯科で訪れる方から乳幼児の歯科検診、学童年齢から会社勤務の方、中高年から高齢者まで実に幅広い患者さんが通院されています。小学校低学年だった子が高校生になり部活に力を入れていたり、結婚して名前が変わっていたりと、懐かしい患者さんが再び来院されると私たちもうれしいものです。ただ、大切なのは過去ではなく未来。これからの10年、どうすればより地域の皆さんが楽しく食べられ、しっかり栄養を取ることができるのか。そのことを実践していく10年にしたいとスタッフ全員張り切っています。

予防に特に力を入れていらっしゃるそうですね。

定期的に通院してクリーニングし、自宅で歯磨きも頑張っているのに、虫歯や歯周病になる患者さんがいるんです。それで単に「予防意識を持ってください」と伝えるだけでは、真の予防につながらないと考えて、そこからは虫歯・歯周病にしないための食事指導を、当院の受付も担当してくれている管理栄養士と一緒に行っています。健康な歯を作るために大事なことや、本当の意味での予防について、患者さんに知っていただきたいと思っています。

院内にはキッズルームを備え、キャラクターグッズも多いですね。

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キッズルームは親御さんが診察中でも目が届くよう、待合室ではなく診察室に設置しています。そしてお子さんの診察では「子どもを子ども扱いしないこと」を大事にしています。私は子どもだから説明してもわからないとは思っていません。大人と同じように話せば、3歳以上ならわかるんです。「ここにこういう虫歯があって、こういう治療をしないといけないんだ」と説明すれば、お子さんも理解するものですよ。でも、頭でわかっていてもやっぱり怖がる子はいる。そういう子とは、正面で向き合って1時間くらいかけてとことん語らいます。何が嫌なのか、どうして嫌なのかをじっくり聞いていけば、ちゃんと気持ちを話してくれますよ。子ども扱いせずに話せばわかり合えるんです。

予防は足し算ではなく、引き算で考える

子どもが虫歯にならないために大切なことは何でしょうか?

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お子さんの歯を健康に保つためには、やはり甘いものを取る習慣をつけないことです。実はわが家でも実践していますが、これだけでかなり予防になるのです。現在ではコンビニエンスストアでも毎週のように新しいスイーツが発売されていて、誘惑がすごく多いので、小さな頃から甘いものを遠ざけて、誕生日とかクリスマスなどの特別な日だけ食べるようにすれば、そんなに一生懸命に歯を磨かなくても、正しく磨けていれば虫歯にはならないものだと考えています。今はフッ素塗布やキシリトール入りのガムもありますが、そうしたものをプラスするのではなくて、甘いものをマイナスにすれば予防になるはずです。足し算ではなく引き算ですから、経済的にも良い習慣だと思いますよ。

クリニックで行っている、子どもに向けた取り組みについて教えてください。

学童年齢前からのお子さん向けに、楽しいことをしながら健全な成育につながるような取り組みを、地域の理学療法士と一緒に始めています。口呼吸や姿勢を改善することをめざし、噛み合わせや全身の成育を正しい方向に導こうという目的で行っている簡易体操です。一度方法を学べば、あとは自宅でできることですから、興味がある方はお声がけください。

10周年の寄せ書きを拝見しましたが、スタッフの接遇を褒めるコメントも多かったですね。

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スタッフ全員がクリニックのホスピタリティーを向上させ、患者さんの接遇をいかに良くしていくか、一生懸命取り組んでくれています。また、一番長い人が8年目、新しいスタッフが3年半と、長く勤務するメンバーばかり。そのことも患者さんの安心感につながっているのかもしれません。長く安定して地域に医療提供していく上では、スタッフの協力は欠かせないので、診療以外では従業員の働きやすさに一番神経を使っています。スタッフの社員旅行も年間1回、子ども連れなので総勢14人くらいになりますが、関西のテーマパークなどに2泊3日で出かけていますよ。

口の中に関心を持つことから「真の予防」が始まる

訪問歯科診療も開業時から取り組んでいると伺いました。

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そうですね。「生まれる前から高齢者になっても、地域の皆さまのお口の健康サポートをする」というのが当院のコンセプトですから。診療日であれば毎日の昼休みに、そして休診日の木曜も訪問診療に出かけていますよ。エリアは柏市が中心ですが、近接する流山市や、時には松戸市まで出張することもあります。そうしたケースでは医科との連携により、地域のケアマネジャーからの紹介で診療する患者さんが多いですね。訪問での主な診療は義歯・入れ歯の調整・作製のほか、虫歯・歯周病の予防です。お口の中の環境が悪くなると高齢者では肺炎を起こしやすくなりますし、食べ物が飲み込みづらくなる嚥下障害の初期診療まで行っています。

歯の健康や予防について啓発する活動にも取り組まれているとか。

診療中にお伝えするにはどうしても時間に限界があります。そこで地域医療に関して同じ方向性で意欲を持つ有志の皆さんと、今年の5月からシリーズ形式で食と健康に関するセミナーを開催しています。歯科や内科、スポーツ、栄養学などの各分野の専門家が健康についての最新情報を提供するもので、近所の居酒屋さんで昼間に場所を借りて、ランチを食べながらご自分や家族の健康について考えていただくのです。私は初回に講師を務め、嚙むことの大切さについてお話ししました。お口の中と体の中はつながっているので、出口付近の腸内だけでなく、入り口のお口から健康にすることが大切だという内容です。今回は第1シーズンとして5回開催する予定で、今のところ毎回30人ほどの方が参加され、まずまずの成果です。第1シーズンは9月でいったん終了するので、今は次の企画を話し合っているところです。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

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歯科医師の私が言うと、矛盾しているように受け取られるかもしれませんが、この地域に住む人たちが良く噛めて栄養を十分に吸収し、結果として体全体が健康になれば、歯科医師はいらないですし、私は本気でそうなれば良いと考えています。そのためには、まずご自分のお口の中に興味・関心を持っていただくこと。「ちょっとしみるけれど、まあいいか」でスルーされると、最後には歯を削る、あるいは抜歯することになりかねません。ですから健康に興味を持たれるのであれば、お口の中にもちゃんと関心を持っていただきたいと考えています。そのためのきっかけづくりを当院での診療や地元での公開セミナーなどで取り組んでいきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/40万円~(税抜)

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