口腔外科出身の歯科医師による
痛みの少ないインプラント治療
ミッドランドスワン歯科・矯正歯科
(名古屋市中村区/名古屋駅)
最終更新日:2025/05/21


- 自由診療
治療法が広く浸透した現在、インプラント治療を提供する歯科医院の選択肢も増えた。インプラント治療をしてもらいたいと考えた際、インプラントについての基本的な知識や各歯科医院の特徴を知ることが大事になってくるだろう。インプラント治療に力を入れる医療法人グループの一院であり、法人内のインプラント手術を集約的に行う「ミッドランドスワン歯科・矯正歯科」では、口腔外科出身の濱口重朗院長が、長年の経験に基づいた精密なインプラント治療の提供に努めている。「リスクや痛みを最大限抑えた治療をしています」と自信を持って話す濱口院長に、インプラント治療の基本的な知識や同院での治療法について語ってもらった。
(取材日2025年4月21日)
目次
インプラント治療にとって喫煙は大きなマイナス要因。治療後はメンテナンスを続けてトラブルのない歯を
- Qインプラント治療はどのようなケースに適していますか?
-
A
▲緊張感の和らぐ待合室
日常生活や噛み合わせにマイナスの影響が出ている場合ですね。具体的には虫歯で歯を抜いたり、歯周病で歯が抜けてしまったり、差し歯が割れてしまったりといった場合。インプラント治療は、そういった方々のQOLを上げるための治療法ですが、何事も順序があります。まずは歯周病などがあれば先に治療をしてからインプラント治療に移ります。お口の環境が整っていなければインプラントを入れても長持ちしません。歯を抜歯した場合、入れ歯やブリッジなど他の方法もありますし、あるいは欠損したままにするという選択肢も。私は必ずしもインプラントが最優先事項ではないと考えています。欠損した部位によっても違うので、ケースバイケースです。
- Q適用が難しい人もいるのでしょうか?
-
A
▲診療室の窓からは街並みを眺望できる
糖尿病や自己免疫疾患、骨粗しょう症などの全身疾患がある人や、喫煙習慣のある人ですね。自己免疫疾患というのはリウマチや膠原病など。喫煙習慣や全身疾患がある方は、かかりつけ医と相談しながらリスクを理解していただいた上で治療する必要があります。何十年も続けてきた喫煙習慣をやめるのは大変だと思いますが、喫煙と歯周病は大きく関連しているので、やめたほうが良い習慣です。喫煙者が虫歯や歯周病になりやすいというのは、骨代謝や免疫力が落ちるから。インプラントが早期脱離するのは、歯茎や骨が痩せてくる喫煙者が多いからです。喫煙はインプラントにとってマイナス要因だということを頭に入れて治療をする必要があります。
- Q顎の骨にインプラントを入れるというのは、ちょっと怖いです。
-
A
▲一人ひとりに合わせた治療法を提供
基本的にインプラント治療というのは、炎症のない適切なタイミングに適切な工程で行えば、痛みを抑えた治療がめざせます。当院では、恐怖心がある患者さんでも丁寧にカウンセリングをして、お口の環境を確認し、信頼関係を築いてからゆっくり進めていきます。流れとしては、カウンセリングをして、治療計画を立て、口腔内スキャナーやCTで検査をしたデジタルデータを使ってインプラントを作成します。治療期間については、問題がなければ半年ぐらいで終了します。顎にインプラントを埋入してから最短で1ヵ月、最長で半年ぐらい待ってから骨とインプラントの状態を確認。そこからさらに1、2ヵ月後に人工歯を装着します。
- Qインプラントを長持ちさせるために大切なことは何ですか?
-
A
▲3D画像を用いた精密なシミュレーションで精密な診療をめざす
インプラントは天然歯のような噛み心地をめざせるので、治療後の通院は必要ないと思われがちですが、痛みなどの症状がなくてもメンテナンスを続けることが大切です。風邪や腹痛など医科の病気の場合は、治療後に通院することは少ないですが、歯科はずっと付き合っていかなければいけないことが多いのです。忙しくて大変だとは思いますが、メンテナンスを続けることでご自身の現状も理解できますし、何かあった時の対応も早くできるので安心です。また、寝ている間などに起こる無意識の食いしばりや歯ぎしりは、食事中の負担よりもマイナス要因。そういった悪習癖はストレスから起こりやすいので、できるだけリラックスした生活も大事です。
- Qこちらのインプラント治療の特徴を教えてください。
-
A
▲技術の研鑽を欠かさない濱口院長
私は口腔外科が専門で、外科がベースにあるので、リスクや痛みに最大限配慮して手術を行っています。顎の骨が薄い場合でも骨の再生治療で対応していますし、交通事故などで骨の移植が必要な場合は入院を含めたスムーズな手術に努めています。必要に応じて大学病院と連携しています。また、インプラントの精密さにもこだわり、新鋭のデジタル技術を使ってヒューマンエラーを抑えた方法で作製していることも特徴ですね。歯科技工士と緊密にコミュニケーションを取ってイメージどおりの義歯を作成するためには、法人内に歯科技工所があるのは大きなメリットですね。特に前歯は、審美性と話しやすさ、息漏れのしにくさにも注意して作製しています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/22万円~、骨造成/サイナスリフト(片顎)36万3000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。