さまざまな専門性を持つ歯科医師が多職種と連携し、口腔内から生涯の健康を見守るクリニック

Qこちらで行っている総合歯科診療とはどのようなものでしょうか。

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▲院長の窪園遥先生。口腔内からの健康を掲げる

【窪薗院長】当院は専門性が異なる25人の歯科医師が在籍し、歯周病、う蝕、不正咬合、口腔機能低下などさまざまな疾患・症状を診る総合歯科を目標としています。小児歯科チーム、訪問歯科チームもあり、子どもからご高齢の方までどの世代のお悩みにも対応しています。車いすでも移動に不自由しないようバリアフリー設計とし、障がい者歯科にも注力。発達の問題などで治療が受けられず、口の中が虫歯だらけというお子さんでも、日帰りの全身麻酔手術で一気に治療を進めることも可能です。日本歯科麻酔学会歯科麻酔専門医、歯科衛生士、管理栄養士、保育士など多職種で密に連携し、すべての方の生涯にわたる健康を口腔内から守っていきたいです。

Q例えば、渡邉先生は咬合やインプラントに強みをお持ちとか。

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▲インプラントに強みを持つ渡邊先生

【渡邉先生】自分の歯で食事をしてしっかりと栄養を摂取し、健康寿命を延ばすためにも噛み合わせは大事です。ほんの少しの噛み合わせのずれから歯を失う例もありますからね。噛み合わせを整えるためには矯正やかぶせ物の調整などが必要です。人生100年時代といわれる中、折り返し地点の50代で矯正を開始しても遅すぎることはありません。当院では60代で矯正を希望される方も何人もいらっしゃいます。また、歯を失った方に対してはブリッジや入れ歯も可能ですが、隣の歯にあまり負担をかけないインプラントをお勧めしています。歯科用CTやサージカルガイドなどの先進技術も積極的に導入してきました。

Q柿沼先生が得意としている歯周病治療について教えてください。

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▲歯周病治療に注力する柿沼先生

【柿沼先生】まず、予防歯科で見落としのないよう注意深く歯茎の検査を行います。歯周病は年齢を問わず誰もがかかり得る疾患ですが、有病率が跳ね上がる30代以降は特に注意してほしいです。歯周病を放置しているとやがて全身の血管が傷つき、糖尿病、心疾患、脳疾患などのリスクを高めてしまいますしね。一方、歯周病に初期から介入できれば進行抑制も十分期待できます。そして、治療法は一つではありません。当院では可能な選択肢をすべて提示し、患者さんとよく話し合いながら方針を決めるようにしています。「できるだけ歯を残す」ということも大事にしているので、抜歯を勧められてお困りの方も一度ご相談ください。

Q正國先生は主に訪問歯科に携わっているそうですね。

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▲訪問歯科を担当する正國先生

【正國先生】歯科医師と歯科衛生士で鹿児島市内全域を回っています。患者さんのご自宅はもちろん、急性期病院での術後ケアなども行ってきました。口腔ケア、義歯の調整、抜歯、詰め物・かぶせ物の治療など、できるだけ院内と同じように多様な治療ができるようにしています。そのために、ポータブルエックス線検査装置なども持参。また、最も力を入れているのが食支援で、すべての治療において「食べることに対して最大限のお手伝いをする」ことをモットーとしています。支援を通して、ご本人にもご家族にも喜んでいただけたらうれしいですね。

Q4年目の今村先生にとって総合歯科の魅力とは？

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▲幅広い年齢層に対応する今村先生

【今村先生】研修医として入職し、最初の頃は悩むことも多々ありました。ですが、総合歯科だからこそ各分野を専門としている先輩がいて、何でも教えていただけたおかげで幅広いお悩みに対応できるようになりました。総合歯科としてさまざまなお悩みに対応しているからこそ、患者さんは0歳児から100歳近い方までを診る機会があり、自身の技術向上にもつながりますね。当院の患者さんたちは優しくて、治療への感謝の言葉をくださり、成長の糧になりました。また当院は、マイクロスコープなどの先進的な設備がそろっており、幅広くも専門性の高い診療を患者さんに提供できることも魅力だと思います。