豊富な経験と先進機器を生かした
将来を見据えたインプラント治療
うしじま歯科クリニック
(神戸市灘区/六甲道駅)
最終更新日:2024/02/15


- 自由診療
何らかの理由で歯を失くしてしまった場合、現代ではインプラント治療が有用な治療法の一つとなる。しかし、入れ歯など他の治療法とどう違うのか、治療を受けた患者にはどのようなメリットが期待できるのか、きちんと理解している人はまだまだ少ないのが現状だ。自費診療の費用の心配や外科手術を伴う不安から、はなから治療を避けている人もいるかもしれない。歯を失くしてしまった、抜歯を余儀なくされているといった場合に、正しい知識に基づき、納得できる判断ができるよう、豊富な治療経験を持つ「うしじま歯科クリニック」の牛嶋星地院長に、インプラント治療の特徴やメリット、歯科医院選びのポイントなどについて教えてもらった。
(取材日2024年1月23日)
目次
人生100年時代を元気に過ごすため、しっかり噛んで食べることに重点を置いた歯科治療を提供する
- Qインプラント治療のメリットを教えてください。
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A
▲インプラント治療では周囲の歯の負担も少なく治療を行える
最大の期待できるメリットは、咀嚼(そしゃく)能力の向上です。歯を失った際には、入れ歯やブリッジなど他の治療法もありますが、インプラントなら天然の歯とほとんど遜色ない咀嚼能力を取り戻すことがめざせます。高齢化が進んで、要介護の人が増える中、健康寿命を伸ばすためにはしっかり食べて栄養を取ることが大切。「噛む」ことは脳の血流を流し、認知症の予防にもつながります。インプラントならきちんと噛める状態を保ちやすく、しっかりメンテナンスを続けることで、長く良い状態を保つことが望めます。治療時に、隣の歯を削ったり、他の歯に引っ掛けて固定させたりする必要がなく、周囲の歯に負担をかける心配が少ないことも利点です。
- Qどのような人に向いている治療ですか?
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A
▲1本でも歯を失っている場合はインプラント治療を検討
たとえ1本でも歯を失くした方や抜歯の必要があると診断された方は、インプラント治療を検討してほしいと思います。人生100年時代と言われる今、年齢を重ねても健康な毎日を過ごすためには、歯を長持ちさせることが必要だからです。28本の歯にはそれぞれに役割があり、1本でも失くしてしまうと、その歯が担っていた役割を他の歯で代用しなければなりません。例えば、1番奥の7番目の歯は失っても咀嚼能力に限ればあまり問題ないとする考えもあります。しかし、7番目の歯には日常的にとても力がかかるので、他の歯にかかる負担が大きくなってしまいます。その結果、他の歯に問題が生じて、場合によっては歯を失うことにもなりかねません。
- Qインプラント治療が難しい方もおられますね。
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A
▲牛嶋院長は豊富な治療経験を持つベテラン歯科医師
インプラントを埋め込むための顎の骨が不足していると、骨を増やす、あるいはつくるための治療が必要となります。近年は、骨が不足している部分に患者さんの骨の一部や人工の材料を入れて骨を育てることをめざす、骨造成と呼ばれる治療法に対応する歯科医院も増えています。しかし、骨をつくるためには患者さん自身が健康であることが必要です。このため当院では、まず初めに患者さんの体調面についてお伺いし、その上で骨造成の治療を行うという段階を踏んで対応します。
- Qインプラント治療の歯科医院選びのポイントを教えてください。
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A
▲患者に合ったインプラントを使用しているか確認することが大切
価格で歯科医院を選ぶのは避けるべきだと思います。低価格をアピールする医療機関もありますが、一人ひとりに合った治療を行うためには、大量生産型の診療では対応できません。また現在では、世界各国のメーカーから質の良いインプラント製品が供給されるようになりました。とはいえ、それぞれにメリット、デメリットがあるため、特定のメーカーに限定せず、患者さんに合ったインプラントを使い分ける歯科医院を選んでください。治療のシミュレーションを行い、計画通りの位置、角度、深さにインプラント体を埋め込むために、ガイドを使用しているかどうか、手術に備えて事前に血液検査を行うかどうかも歯科医院選びの重要なポイントですね。
- Qこちらのインプラント治療の特色を教えてください。
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A
▲同院では治療の精度向上のため、さまざまな先進機器を備えている
最近は、寝ているような状態で治療することをめざす静脈内鎮静が知られるようになりました。当院の患者さんも多くの方が希望され、安全性に配慮して鎮静の深さを測定できる機器を導入しました。また、事前シミュレーションと実際の状況が異なることも考えられ、そうした場合はその場で微細な修正を行うことで、より長持ちする治療をめざします。歯科医師には豊富な経験が求められますが、当院では経験や技術だけに頼るのではなく、モニターで確認しながら繊細な修正を行うための先進のガイドシステムを導入しています。さらにインプラントだけに特化するのではなく、歯をできるだけ残すための根管治療やブリッジなどの治療にも力を入れています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント(1本):22万円〜
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。