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立山 直樹 院長の独自取材記事

新開橋歯科クリニック

(福岡市中央区/薬院駅)

最終更新日:2021/10/12

立山直樹院長 新開橋歯科クリニック main

西鉄天神大牟田線の高架下にある「新開橋歯科クリニック」は、幅広い年代の患者が通う地域密着型の歯科医院だ。院長を務める立山直樹先生は、2011年に同院を承継して院長に就任。少年時代の痛くつらい治療経験から、できるだけ痛みのない治療の提供をめざして、日々工夫を凝らし、技術を磨いている。一方で「予防こそが最大の痛みに配慮した歯科医療」であると、予防の重要性を訴え、定期検診やメンテナンスの受診促進に向けた啓発活動にも積極的に取り組んでいる。「患者さんが心底納得しない限り、絶対に治療は始めない」という強い信念のもと、患者一人ひとりと真摯に向き合い続ける立山院長に、歯科医療に対する想い、予防の大切さ、患者との信頼関係の構築法などについて、大いに語ってもらった。

(取材日2020年12月11日)

少年時代の痛い治療経験が歯科医師をめざすきっかけに

生まれ育った福岡で開業したいという想いをお持ちだったそうですね。

立山直樹院長 新開橋歯科クリニック1

はい。歯科医師になりたての頃から、いずれは愛する福岡の地で開業したいという想いを抱いていました。そうは言っても大学生活は、福岡から遠く離れた北海道で過ごしているんです。若気の至りと言いますか、一度、福岡を飛び出してみたい衝動に駆られてしまったんですね。北海道での生活は、それまで慣れ親しんできた福岡での生活とはまるで別物でした。毎日が新たな発見と驚きの連続。今になって振り返ってみれば、とても貴重な経験をさせてもらったと思っています。大学卒業後に福岡に戻り、地元の大学の口腔外科に入局しました。その後、複数の歯科医院で経験を積んでいる最中、前院長とのご縁に恵まれ、このクリニックを2011年に承継することになりました。

クリニックを承継されて約10年たちました。心境や環境に変化はございましたか。

承継した当初はもちろん、いろいろと大変なこともありましたが、現在はスタッフにも恵まれ、理想とするクリニックづくりに向けて、一歩一歩前に進んでいるという実感があります。当院のスタッフは皆、優秀なんですよ。褒めれば褒めるほど、どんどん伸びるんです(笑)。患者さんとのコミュニケーションも、とても丁寧でスムーズです。もはや、私から指導することなどないのではないでしょうか。スタッフには、本当に感謝の気持ちしかありませんね。

そもそも歯科医師をめざしたきっかけは何だったのでしょう。

立山直樹院長 新開橋歯科クリニック2

子どもの頃は虫歯が多く、歯科医院に頻繁に通っていました。思い出されるのは、痛くつらい思い出ばかり。もちろん治療中は自分の口の中を見ることはできませんから、ギィーというドリルの音とともに、恐怖心もますます増幅されていきました。そうした治療を受けているうちに、「一体どんなことをしているんだろう」という素朴な疑問が湧いてきたんです。それが、歯科医師に興味を持った最初のきっかけだったかも知れません。そして同時に、「治療中の痛みをなくせれば、僕みたいにつらい思いをしている患者さんをなくすことができるのに」という感情も抱きました。その想いが、現在の私の診療ポリシーの原点になっているような気がします。

予防を最重視、治療にも患者の心からの理解を求める

患者さんはどのような方が多いのですか。

立山直樹院長 新開橋歯科クリニック3

場所柄、会社員の方が多いですね。男女比は半々くらいです。歯が痛くなって受診される患者さんも当然いらっしゃいますが、定期検診やメンテナンスで来院される患者さんもすごく多いんです。そういう点では、この地域の皆さんのデンタルIQはとても高いでしょう。このクリニックを承継した頃から、患者さんに予防の大切さを繰り返し伝えて続けてきた努力が、少しずつ実を結び始めているような気がします。

「予防こそが最大の痛みに配慮した歯科医療」を掲げているそうですね。

そうです。予防に優るものはないと考えています。当院では、治療中の痛みを軽減する工夫をさまざまな観点から凝らしていますが、残念ながら、痛みを一切なくすことはできません。つまり、虫歯になってからの治療には、わずかであっても痛みが伴うものなのです。少年時代の私のように、強烈な痛みを味わうことはもちろんありませんが(笑)。虫歯にならないことが何より大切。そのために、常に予防を意識する必要があるのです。いつまでも自分の歯で物を食べる。そんな当たり前のことが、健やかで充実した生活、ひいては人生の基盤なんです。私も極力、歯を残せるような診療を進めていきますので、患者さんも生涯にわたってご自分の歯を守るために、予防の意識を高めていただきたいですね。

診療の際、他に心がけていることはございますか。

立山直樹院長 新開橋歯科クリニック4

百聞は一見にしかず、です。どんなに言葉を尽くすよりも、自分の目で確認するのが一番早い。ですから当院では、患者さんに口腔内の状況や治療内容を説明する際に、動画や画像を活用しています。診察台に2台のモニターを設置しているのも、そのためです。大切なのは、患者さんにしっかり納得していただいた上で治療に臨んでいただくこと。動画や画像は、そのためのツールでしかありません。私の説明する言葉をご自身の耳で聞き、口の中の状況をご自身の目で見て、どのような治療が必要なのかをご自身の頭で理解していただく。患者さんがその治療法を納得して受けると決めない限り、当院では治療を開始しません。このスタンスは、これから先もきっと変わらないと思います。

患者との厚い信頼関係こそが治療の土台であり原点

先生のお話からは、患者さんとのコミュニケーションを重視する姿勢を感じます。

立山直樹院長 新開橋歯科クリニック5

私は常々、患者さん一人ひとりに対して、誠実かつ真摯でありたいと思っています。患者さんのことをよく知らなければ、その患者さんに合った治療を提供することができないからです。そのために当然、患者さんとのコミュニケーションが大切になる。コミュニケーションを重ね、信頼関係を構築していくことが、納得と満足のいく治療の前提条件になると思うのです。当院から治療法の選択肢を提示して、患者さんを信頼して判断を委ねる。患者さんには治療法を選択していただき、当院を信頼して治療に臨んでいただく。どんなに時間がかかっても、愚直に地道に、患者さん一人ひとりと信頼関係を築いていくプロセスを、これからも踏み続けていきたいと思います。

クリニックとして力を入れていることはありますか。

患者さんに定期的にメンテナンスを受けていただけるようにすることです。先ほどもお話しした通り、予防して虫歯や歯周病を防いでいくことが、とても大切なのです。そのことを患者さん一人ひとりに知っていただく、理解していただくための取り組みを、今後も継続していきたいと思っています。また、地域の患者さんをよく知るクリニックとして、それぞれの患者さんに合った治療を適切かつスピーディーに提供することを心がけています。自分たちだけで完治をめざせるか、他のクリニックのノウハウを借りるべきか、それとも大学病院などへの紹介が必要か。そういった点を迅速に判断し、その患者さんにとってのベストな治療法を提示できるようにしていきたいです。当院は地域のさまざまな医療機関と連携を図っていますので、患者さんには私たちのネットワークをぜひ活用していただきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

立山直樹院長 新開橋歯科クリニック6

当院はいろいろな方にとって、初めてでも入りやすく、治療への選択肢を提示してもらえて自分で選べ、そして長く通いやすいクリニックであることをめざしています。そのために、環境の改善は日常茶飯事。縁あって当院を選んでいただいた患者さんとは、長く付き合っていきたいと思っていますので、私を含め当院のスタッフは皆、ホスピタリティーの精神を持っていると自負しています。何か気になることがありましたら、ぜひ気軽にお越しください。じっくりとお話を聞かせていただきます。ただこれも先ほど申し上げたことですが、当院は患者さんとの対話、コミュニケーションをとても大切にしていますので、当然、診療時間も長くなります。患者さんが大勢いらしている際には、お待たせする時間も長くなりがちですので、その点はご了承いただければ。患者さん一人ひとりとじっくり向き合う、当院の姿勢の表れということでご理解いただければと思います。

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