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藤井 志保子 院長の独自取材記事

マーガレット歯科

(さいたま市浦和区/浦和駅)

最終更新日:2025/11/07

藤井志保子院長 マーガレット歯科 main

浦和駅東口から徒歩3分。多くの人でにぎわう商店街の一角に、ひときわ目立つオレンジ色の看板が「マーガレット歯科」の目印だ。明るいエントランスに足を踏み入れると、患者手作りの木目込みパッチワークが迎えてくれる。そんなアットホームな雰囲気の中、穏やかに「患者さんにとってのベストな診療を行いたい」と語るのは、藤井志保子院長。得意とする審美歯科では、セラミック修復治療からホワイトニングまでカバーしている。また、歯科恐怖症だった自身の経験から、予防歯科にも注力。地域の歯のかかりつけ医として、世代を問わず多くの患者に寄り添っている。駅近という立地と、平日午後8時までの診療時間も通いやすさの理由の一つ。「心がけているのは『ここに来れば安心』と思ってもらえる治療」と話す藤井院長に、話を聞いた。

(取材日2025年10月6日)

痛いのは嫌、子どもの頃の想いがきっかけで歯科医師に

先生は歯科恐怖症だったそうですが、なぜ歯科医師を志したのですか?

藤井志保子院長 マーガレット歯科1

私は小さい頃から甘い物が大好きで、虫歯の多い子どもだったんです。だから歯科医院に長く通い続け、さまざまな治療を行ってきました。痛い思いもたくさんしたので、正直に言って歯科医院は「怖くて嫌な場所」だったんです。でも自然に「なぜ虫歯になるのだろう」「ここに来なくてよくなるためにはどうすればいい?」と、虫歯になる理由から予防、そして歯科医療に興味を持つようになりました。親族に医師が多かったことも医療に関心を持つきっかけになったと思います。高校生になり進路を選択する際には、漠然と医療業界、それも自分が何度もお世話になった歯科医師をめざしてみようと考えるように。痛くて怖い経験をしたからこそ、同じ思いをする人の力になりたい。そんな気持ちが今の原点になっています。

患者さんの「怖い」という気持ちに深く共感できるのですね。

そうなんです。私自身、歯では本当に苦労してきました。虫歯の痛みも治療も大嫌いで、実は今でも治療を受けるのは少し怖いんです(笑)。だからこそ、患者さんが「歯科医院は怖い」と感じる気持ちに寄り添った診療を心がけています。多くの治療を受けてきた分、痛みや怖さがわかる。それが私の強みであり、自分が受けたいと思える「ベストな治療法」の提案にこだわる理由です。また、毎日の歯磨きや歯科医院での定期的なメンテナンスが虫歯の予防につながると知った今、予防歯科の大切さを伝えることにも力を入れています。歯科のプロとしてはもちろん、痛みを知る歯科医師としての言葉だからこそ、患者さんたちも耳を傾け、熱心にメンテナンスに通ってくださるのだと思います。

クリニックは今年で開業から20年を迎えられました。

藤井志保子院長 マーガレット歯科2

あっという間の20年でした。大学を卒業後は、勤務医として13年間、同じ歯科医院に勤めました。そこでは、人として尊敬できる先生に出会い、歯科医師としての姿勢や、患者さんとのコミュニケーションの大切さなど、多くを学びました。「人の痛みを取る仕事」のやりがいをじっくりと感じた後、開業を決意しました。最初は1年ほど海外旅行をしてのんびり過ごそうと思っていたのですが、気づけば浦和での開業がとんとん拍子に決まり、海外には行きそびれてしまいました(笑)。開業当時、駅の東口はまだ再開発前でしたが、その後どんどん新しい街に変わり、古くからの地元の方はもちろん、ご家族で来てくださる方、転勤で来られた方など、長くお付き合いが続く患者さんにも恵まれました。これも不思議なご縁だと思っています。

20年前との違いは、痛くなって来る人が減ったこと

メンテナンスで来院される方も多いと伺いました。

藤井志保子院長 マーガレット歯科3

私が歯科医師になった当時は、「歯が痛い」「歯の具合が悪い」といった理由で来院される方が多い印象でした。しかし今は、3ヵ月ごとに予防のため口腔内の様子を確認しに来られる患者さんがとても増えています。ホワイトニングやセラミックの修復治療など、審美歯科にも広く対応しているため、定期的に通われる方はもともと多かったのですが、最近は「検診」の感覚で自分の口の状態を確かめに来られる方が増えました。予防意識が高まっていることを実感し、うれしく思います。長く通ってくださる方も多く、浦和から転勤で遠方に転居されたのに、3ヵ月ごとに通院してくださる患者さんもいらっしゃいます。中には仙台や北海道から来てくださる方も。お住まいの地域にも歯科医院はたくさんあるでしょうに、「先生に会いに来ました」と言ってくださることには感謝しかありません。

心に残る患者さんとのエピソードはありますか?

私もそうでしたが、「歯科医院が怖い」という方はとても多いんです。以前、歯科恐怖症で小学生以来一度も受診したことがないという方を担当したことがありました。虫歯はゼロでしたが、歯周病が進行していました。歯周病の治療は、歯科医師だけでは完結しません。自宅での正しい歯磨きや、デンタルフロスを使ったケアも欠かせません。その方は、指導どおりにセルフケアにも一生懸命取り組んでくださり、おかげで治療もスムーズに進みました。すると、患者さん自身もだんだんと意識が変わり、ホワイトニングなど審美歯科にも関心を持つように。その変化がとても印象的でしたね。私たち歯科医師の役割は、患者さん一人ひとりを支えること。まずはご自身の口の健康を意識してもらうことが大切です。そのために、これからも一人ひとりに寄り添い、サポートし続けたいと思います。

寄り添うといえば、歯科衛生士さんとも開業以来のお付き合いだとか。

藤井志保子院長 マーガレット歯科4

信頼できる仲間と二人三脚でここまで来られたことは、本当に良かったと思います。当クリニックでは、基本的に私と同世代の歯科衛生士と2人で治療とケアを行っています。細かく指示をしなくても、無言でアシストしてくれる頼もしい、まさに相棒のような存在です。実は私は、人に頼ったり任せたりするのがあまり得意ではありません。学生時代の友人からは「せっかく駅前なんだから、勤務医を増やしてもっと大きくすればいいのに」と言われることもありますが、私は一人ひとりの患者さんに、丁寧に向き合いたいと思っています。患者さんのお口の状態をしっかり把握しているからこそできる治療があります。変わらないことが目的ではなく、それぞれに寄り添い、責任を持って向き合い続けることを大切にしています。

食べることはすべての源だと思うから

先生がめざすクリニック像についてお聞きします。

藤井志保子院長 マーガレット歯科5

開業当時から変わらず、来院いただいた方々に、「マーガレット歯科にかかって良かった」と思っていただける治療を続けていくことが目標です。全員に満足してもらおうとは思いませんが、自分の中でできる精いっぱいの治療を提案して「ここに来て良かった」と思ってほしい。妥協はしたくないといつも思っています。歯科医療では、次々に新しい技術・新しい機械・新しい資材が生れています。でも最後は「人の手」。診査診断からメンテナンスを行うのは人の手です。治療ではお口の中に手を入れさせてもらうのですから、もし自分だったら安心して身を委ねられるかどうかを基準に置いて、これからも治療をしていきたいと思っています。

診療の際に大切にされていることは?

食べることは、人間にとってとても大切なことですよね。私の周囲でも寝たきりで食事も流動食だけになってしまった方が、頑張って「噛んで食べる」練習を繰り返すうちに元気を取り戻すことができた、という例もあります。逆に口で食べられなくなることで体調を崩すことも。だからこそ、ご自身のお口の中をいつも意識してほしいと思いながら診療しています。私自身、いつか時間ができたら、海外で食べたことのない物をいろいろ食べてみたい! と思うくらいおいしい物が大好き。休日には、食べ飲み歩きのためのプチ旅行を楽しんでいます。でもそれも健康な体があってこそできること。患者さんにも、お口から健康になれるようサポートしています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

藤井志保子院長 マーガレット歯科6

口の中にはいろいろなトラブルがあり、悩みも人ぞれぞれです。痛みがある時だけではなく、まずは自分の口内のコンディションを把握するだけでも良いので、お気軽にご相談ください。お仕事やさまざまな事情で定期的に通うことができない場合でも、皆さんのニーズに合わせた治療プランをご提案するので、ご安心を。私自身がたくさん治療を受けて来たからこそ、皆さんのお悩みに真摯に向き合って診療にあたってまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックの詰め物/4万円、セラミックのかぶせ物/3万円、ホワイトニング/3万円

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