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伊田 博 院長の独自取材記事

伊田歯科医院

(鶴ヶ島市/若葉駅)

最終更新日:2020/02/07

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埼玉県鶴ヶ島市で歯科・小児歯科を掲げる「伊田歯科医院」。伊田博院長は経験豊富な小児歯科をベースとしながら、家族みんなが通えるような地域のかかりつけ歯科医院をめざしている。研修医の頃から大学勤務の時代を通じて、子どもの診療において観察力と柔軟なコミュニケーションがいかに大切であるかを心に刻み、臨床の場で実践してきたという伊田院長。その蓄積を土台として2008年4月に開院した同院も間もなく12周年を迎える。子どもから働き盛りの大人、高齢者まで、訪れる患者の緊張や恐怖心を和らげることに心を砕き、常にほがらかな態度で院内を明るく照らしている伊田院長に、小児歯科で学んだこと、現在の診療のこと、小児矯正についてなど、たっぷりと語ってもらった。
(取材日2019年12月19日)

小児歯科を中心に大人世代も診る地域のかかりつけ歯科

間もなく開院12周年を迎えますが、どのような歯科医院でありたいとお考えですか?

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当院は、この地域で歯科のかかりつけ医をめざしています。院長の私と副院長の妻はどちらも、大学では小児歯科を中心に学んできました。日本小児歯科学会小児歯科専門医であることはもちろんですが、お子さんのお父さん・お母さんやおじいさん・おばあさんなど、皆さんのお口の健康を等しく診ていきたいと思っています。幸いといいますか、開院以来、お子さんをはじめご高齢の患者さんにも多くご利用いただけているのはうれしいことです。鶴ヶ島市に開院するにあたっては、学校に近い所にしたくて今の場所を選びました。両隣に小学校と中学校があり、夕方になると診療室の窓から子どもたちの下校する姿が見えて、仕事中の私もホッと気持ちが和みますね。

先生はなぜ小児歯科を学ぼうと思われたのですか?

研修医の頃、歯学部の各講座を回る中で、小児歯科学教室にお世話になった際に、子どもたちのために環境づくりから工夫する姿に、患者さんを第一に思うすてきな雰囲気を感じたんです。それは、患者さんが歯の治療や歯科医師に対して持つ「怖い・痛い」といったマイナスイメージをできる限り外していくところから、すでに診療が始まっていることに起因するものでした。もちろん、そういった気遣いは小児歯科だけのものではありません。けれど、お子さんが相手だからなおのこと、治療前の不安を和らげることがより大事にされていたのだと思います。子どもたちとのきめ細かいコミュニケーションだけでなく、親御さんとの信頼関係の構築が治療全体の質も押し上げているようで、歯科医師として駆け出しだった私は、強く心を惹かれました。

治療自体とは別の部分に魅力を感じたと?

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そうですね。歯科医師と患者さんの関係においては、良い治療を提供しているかという面に目が行きがちです。小児歯科の現場にふれて一番に思ったのは、患者さんのために技術を磨き提供することはもちろんですが、患者さんとどう接するかが歯科医師の仕事の大きな割合を占めるのだな、と思いました。お子さんと何げなく話しているようでいて、実は言葉の一つ一つが緻密に計算されているとわかったり、来院した時点からお子さんの表情やお母さんとのやり取りの様子を見て、緊張の度合いを推し量ったり。歯科の教科書を開けば「コミュニケーションを大切にしなさい」「信頼関係をつくりなさい」と必ず書いてあります。しかし、それを患者さんに実践し、本当の意味で私に教えてくれたのが、小児歯科学教室で出会った恩師だったわけです。

より良い診療への最初の手続きは子どもを観察すること

大人の患者さんの診療にはない、小児歯科ならではの難しさというのはあるのでしょうか。

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患者さんが大人か子どもかによって、本質的な違いはあまりないと思いますが、強いて言えば、小児歯科はごまかしが利かないですね。例えば、治療中はなるべく痛みや不快感を与えないように注意していますが、仮に痛みが出てしまっても、大人の患者さんは我慢しようとされます。我慢しないでくださいねと事前にお伝えしても、大なり小なりこらえてしまうものです。けれど、特に小さなお子さんの場合、痛みを感じると大人よりもダイレクトに反応が返ってきますから、我慢させたまま先へ進むような治療の仕方はできません。ごまかしが利かないとはそういう意味です。本来すべての患者さんに我慢させちゃいけないことは重々承知していますけれど、お子さんを診る時は余計にプレッシャーがかかりますね。

先生が実践している小児歯科の診療の進め方について教えてください。

まだ歯の治療に慣れていないお子さんは、診療のユニットに上がってお口を開けてもらうまでがトレーニングの第一歩です。でも、ここに座ってねと促す前にしておくことがあります。それは、その日のお子さんのコンディションを知ること。緊張しているのか、怖がっているのか、来院した時からよく観察するんです。診療室にいても待合室からお母さんや受付のスタッフとの話し声が聞こえますから、リラックスしているかそうでないかがわかります。さらに、診療室に入ってくる時、普通にすっと入ってきたり、あるいはちょっとうつむき加減だったり、そんな些細な様子もヒントになります。そうやって、その子の普段からの個性も含め、どんな患者さんなのかを理解することが診療の助けになるんです。

保護者とのコミュニケーションも大事になってきますね。

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はい。特に年齢の低いお子さんですと、診療中も保護者の方にはユニットの横にいていただいて、お子さんと並行してお話しすることになります。一緒にいらっしゃるのはお母さんが多いのですが、やはり、お母さんと和やかに会話ができて、信頼関係ができていると、お子さんが安心しますし、治療もスムーズに運びやすいですね。お話だけでなく、治療の様子を近くで見ていただくことも重要です。どんな治療計画に沿って今日は何をするのか、その都度見て納得していただくことが信頼への近道だと思っています。

子どもの成長に合わせた矯正プランを提案

小児矯正にも力を入れているそうですね。

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ええ、当院では小児矯正と、予防に主眼を置いた矯正も併せて行っています。お子さんの虫歯が減っている一方で、歯並びや予防への関心は徐々に高まっているようで、矯正のお問い合わせを受けることも以前より増えていますね。お子さんの場合、いつ矯正を始めたらいいのか、早くしないと駄目なのではないかと気にされている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、矯正を行うのに適切な時期は、お子さんの歯や顎、さらには体全体の成長によっても前後します。今がちょうどいいタイミングの場合もあれば、もう少し待ってから始めたほうがいい場合もあるんです。現在の歯の生え方などをよく調べた上でご提案しますので、ご興味のある方は気軽にご相談いただきたいですね。

副院長の奥さまは歯科医師としてどのような存在ですか?

副院長は同じ大学の後輩で、最初にも言いましたとおり、小児歯科を中心に勉強してきた点も共通しています。これだけ身近な存在だと、かえって“評価”するのは難しいのですが、一つ言えるのは、彼女には3人兄妹の母親という一面があるので、お子さんをお連れのお母さん方の気持ちを十分にくみ取ることができるようです。実際、子育ての苦労は私よりも彼女のほうがよくわかっていますしね。診療中に話す経験談も共感を得やすいですし、時には先輩として(笑)、アドバイスすることもできますから。そこは、私がどう頑張ってもまねはできませんね(笑)。子育てと歯科医師としての仕事の両立を頑張っており、普段はなかなか言う機会がないですが、本当に助かっていて感謝しています。

最後に、今後の抱負をお聞かせください。

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開院当初から目標にしてきた地域のかかりつけ医としての役割をこれからも一貫して担っていきたいですね。その点は開院した当時も今も変わらないのですが、今後に向けては、例えば訪問診療の可能性も探っていきたいと思っています。まだ数は少ないながら、家まで来てもらえないかとご相談を受けることもあるので、重要なテーマの一つとして検討していくつもりです。あとは、予防矯正もとても重要だと考えているので、日頃より研鑽を重ね子どもたちのために頑張りたいと思っています。今後の医院づくりに関しては副院長とよく相談しながら構築したいと考えています。そして、地域全体で子どもを育て見守るために歯科医師としての役割を果たしていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/7万円~(税別)、ホワイトニング/1万5000円(税別)

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