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小原 崇継 院長の独自取材記事

スマイル歯科

(宮崎市/南宮崎駅)

最終更新日:2021/11/26

小原崇継院長 スマイル歯科 main

南宮崎駅から車で5分ほど、城ヶ崎の入り口場所に位置する「スマイル歯科」は、2000年の開業以来、365日診療を基本に地域の歯科医療に貢献している。院長の小原崇継先生は都城市の出身。学生時代は柔道部に所属していただけあってがっしりとして頼もしい印象だ。小原先生は同院を開業するまでの約10年間、休日を返上して県内外の講習会に参加して知識や技術を磨き、一般歯科からインプラント治療、審美歯科にも幅広く対応する。「歯科医院はサービス業、患者さんのための医療を提供したい」と語る小原先生に、365日医療への思いや、医療設計などのこだわりや歯科医療への熱い情熱などを聞いた。

(取材日2021年10月1日)

めざしたのは「歯科医院らしくない歯科医院」

最初に、この場所に開業された経緯を教えてください。

小原崇継院長 スマイル歯科1

私は都城市で生まれ育ちましたが、せっかく開業するなら人口が多い県庁所在地の宮崎市でと考えて、2000年に当地で開業しました。場所に関しては、交通の便の良さ以外にはあまりこだわりはなかったのですが、当時のこのエリアは区画整理を終えてすぐの時期で手つかずの土地が残っていたこと、バス停がすぐそばにあってアクセスが良いこと、土地も十分にあって比較的地価も安く、駐車スペースをしっかり確保しやすかったことなどの理由からこの場所を選びました。地元の患者さんも多くいらっしゃいますが、皆さんこの地域は暮らしやすいと感じているようですよ。

まるでカフェのような建物で、先生のこだわりを感じます。

多くの人が「歯科医院は怖い」というイメージを持っているので、そのイメージを払拭したいという思いで「歯科医院らしくない歯科医院」をめざしました。最近の歯科医院では珍しい木造の建物ですが、これは10年たっても味がある建物になってほしかったから。待合室は広い空間を確保して、中庭では小鳥がさえずります。「私たちはサービス業に携わっている」という意識を持って、笑顔を絶やさず患者さんに接していこうという気持ちを込めて、院名も「スマイル歯科」と名づけました。

開業される前はどのような経験を積まれたのですか?

小原崇継院長 スマイル歯科2

1987年に岐阜歯科大学(現・朝日大学)を卒業後、10年間は修業をすると決めて勤務医をしながら休みの日は東京や大阪、福岡などの県外に出かけて講習を受ける生活を送っていました。メインで通っていたのは北九州市の筒井先生が主宰する「筒井塾」で、5年ほど勉強をさせていただきました。また三股町で開業されていた故・中条伸哉先生も尊敬する師匠です。中条先生は講師として東京に招かれるような方で、素晴らしい先生でした。こうした各地で開催される講習を積極的に受講して、虫歯や歯周病の治療から、インプラント治療、審美的な治療まで先進の技術を学ばせてもらいました。

保険診療を中心に、365日診療

365日、平日夜9時まで診療していますが、その理由を教えてください。

小原崇継院長 スマイル歯科3

開業当時、宮崎県内には日曜や夜間に歯科の診療をしている病院や歯科医院がありませんでした。宮崎県歯科医師会の休日当番医システムは当時もありましたが、その場合は単発の治療になってしまいます。しかしながら、きちんと治そうと思うと治療の多くは1回だけで終わるものではありません。治療を終えるまで何回か通う必要があるので、日曜日や夜しか通院できない人がきちんと治療を受けられるようにしたいと、この診療スタイルになりました。開業から10年間は365日、24時間対応をしていました。反響が非常にあって、やりがいは大きく、救急で来る方も多かったですが、さすがに体力的に24時間は厳しいものがあって、現在は平日は夜9時、土日は夜6時までにしています。力の限り今のスタイルを続けたいと思っています。

理想とする歯科医師像をお聞かせください。

ある昔の映画に出てくる人情に厚い医師のように、お金を持っていない患者さんにも平等に最良の治療を受けていただく。そういう気概を持って診療をしたいと思っています。修業時代はインプラント治療などの高度な歯科治療に興味を抱いて勉強していましたが、勉強会で発表される症例は保険外診療ばかりであることに次第に疑問を抱くようになりました。実際、宮崎の患者さんの治療では、保険外診療はごくまれと感じています。「誰のための医療か」を考えたとき、保険の範囲内の診療でも質が高い医療を提供し、日曜や夜間しか時間がない人も通いやすい環境を整えることが歯科医師としての務めではないかと思ったわけです。

診療ではどのようなことを心がけていますか?

小原崇継院長 スマイル歯科4

スピーディかつ丁寧に治療することを意識しています。多くの講習会で学ばせてもらった成果と合わせて、これまで休みなく診療を重ねてたくさんの経験を積んだことで、手際の良さには自信があります。患者さんは高齢の方よりも20~50代の働き盛りの世代が中心。最近は開業当初と比べて地元の人やお子さんの割合も多くなっています。21年間、時には臨時休診をいただくこともありましたが、正月も休みなく診療をしていますから、それだけ経験値も高くなりました。

周囲の助けを借りながら、地域の歯科医療に貢献したい

365日診療は大変ではないですか?

小原崇継院長 スマイル歯科5

開業する前から、休みの日はほとんど県内外の講習会に出かけていたので、仕事が趣味と言っていいくらいです。でも20年以上このような歯科医院を続けることができているのは、院内ではスタッフが、家では妻が支えてくれているからこそ。妻は家のことを完璧にこなしてくれて、感謝しかありません。スタッフたちは、一時期長く働いてくれたスタッフの退職が重なって大変な時期もあったのですが、新しく入ってくれたスタッフたちが院内勉強会などを通じてレベルアップに励んでくれているので助かっています。開業をして自分がやりたい仕事ができて、患者さんからは感謝をしてもらえて、それで生活もできるのですから夢のようです。

お忙しい中でのリフレッシュ法を教えてください。

肉体労働ではないので体の疲れはそれほどではないのですが、精神的なストレスをためない工夫はしています。快楽を追求するとキリがないですから、大事なのは気持ちの持ちようです。朝はシャワーを浴びながら「今日は霧島の温泉に入っているんだ」というふうに空想をして、毎日いろいろな温泉を頭の中で巡っています。それから読書をしたり、バッティングセンターに行ったりもします。そして何より、娘と一緒に過ごす時間が最高のリフレッシュ。土日は診療時間が平日より3時間早く終わるので、その休みを使って娘とご飯を食べに出かけたり、一緒に大学受験の勉強をしています。娘がもうすぐ巣立ってしまうことを考えると、本当に寂しいですね。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

小原崇継院長 スマイル歯科6

歯科の治療は、命に関わることではないので軽く見られがちですが、とても大切です。お口の健康と全身の健康はお互いに深い関わりがありますし、物を食べるための器官に腫れや痛みがあったり、病気になったりすることは、決して軽いことではありません。審美的な診療に携わることもありますが、きれいな歯並びは見た目の良さだけでなく噛み合わせの良さにもつながり、よく噛むことができて、しっかり食べて、はっきりとお話ができるといったことにも期待できると思います。当院は365日、毎日診療をしているのでお困りのことがあれば気軽に受診してください。今後も新しい技術、知識にアンテナを張りながら、今まで積み重ねてきたことを継続して行い、地域社会に貢献していきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、セラミック/前歯8万8000円(1本)・臼歯5万5000円(1本)

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