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堺 浩之 院長の独自取材記事

さかい医院

(川崎市中原区/武蔵小杉駅)

最終更新日:2025/08/28

堺浩之院長 さかい医院 main

大きなビルが建ち並ぶ武蔵小杉駅前から一転して、閑静な住宅街にある「さかい医院」を訪ねた。完全バリアフリーの医院で随所に工夫を凝らし、自走式の車いすの患者もひとりで来院して診察を受けられるという。明るい待合室には、院長の堺浩之先生が中学生時代に実際に食事をしていたという掘りごたつや、畳を使ったスペースもあり、院長の「患者さんが治ることをお手伝いさせてもらう」というモットーのとおり、患者に寄り添った温かい視線が感じらる。そんな患者思いの院長に話を聞いた。

(取材日2010年10月27日/情報更新日2025年7月15日)

コンピューター好きの幼少期、やりくりを学ぶ学生時代

幼い頃は、どのようなお子さんでしたか。

堺浩之院長 さかい医院1

コンピューターが好きな子どもでした。幼い頃からコンピューターには触れていて、もうコンピューター歴は40年を越えましたね。そのおかげで、電子カルテの開発などにも携わりました。システムの構築に関わったり、それを専門に扱う業者と病院間のつなぎ役としてですね。医療関係をメインに、ホームページ作成なども引き受けています。業界を知る開業医が制作にあたりますので、説得力もあるのではないかと思います。もしも医師にならなかったとしたら、コンピューターなどを扱う業界で働いてみたかったですね。

医師をめざされたきっかけについて、お聞かせください。

祖父が開業医で、父が勤務医でしたので、代々医師の家系というのがバックグラウンドにはありました。周囲に医師になれと言われることはまったくなかったのですが、医学部を受験できる環境にあり、自分のことを考えても将来医師としてやっていけるのではないかと考えたので、医学部に進学しました。いくつかの偶然が重なったようなところがあって、「縁」のようなものを感じていますね。幼い頃の私を知る人からは、「意外だね」と言われることもありますが、例えば患者さんの病気が良くなれば、幸せになるところを肌で感じられる、そういう喜びのある職業です。

どのような学生時代でしたか?

堺浩之院長 さかい医院2

私の学生時代は、ちょうど大学のカリキュラムが変わる時期だったので、型にはまった医学部の授業、いわゆる教室での講義だけではなく、臨床の現場にかなり多く出ることができました。学生が手術に携わるなど、当時の普通の医学部生とはちょっと違った生活ができていたんじゃないでしょうか。そのほかの点では、普通の大学生と変わらない生活をしていました。ゴルフ部に入っていたり、車で遊びに行ったり……ただ、山のような試験が重なってやってきますから、そういった生活のなかでどうやりくりして勉強するか、要領よく勉強するかということは学びましたね。大学院生の時は、医師として通常の診療をこなしながら勉強をするという生活だったのですが、ここでもそういった時間のやりくりは求められました。学術的な知識はもちろんですが、学生の時に学んだ時間のやりくりといったことも、今の診療に役立っていると思います。

患者のために一番いい方法を

循環器について専門的に勉強されたとのことですが、その魅力とは?

堺浩之院長 さかい医院3

心臓の場合にはがんがないというのがひとつですね。コンピューターが好きなだけあって、白か黒かはっきりしたいという性格なんです。そうなるとやっぱり、当時はがんというのは隠すのが主流でしたので、患者さんに対して嘘をつきたくなくて、できるだけがんのない科がいいなという思いがありました。加えて、これもコンピューター好きに関係するのですが、循環器の診察には画像診断がいろいろと関わってくるということも選択の要因でした。一個の心臓でも、いろいろな検査ができ、さまざまな方向から患者さんを見られるという魅力がありました。

得意な診療についてお聞かせください。

もともと大学で、心筋梗塞や狭心症、虚血性心疾患について勉強しましたので、それにまつわるものは何でも診察します。それをメインに、高血圧や糖尿病、コレステロールが高いといった、その背景にある病気も一緒に診ます。今の診療状況は、圧倒的に高血圧でかかられている患者さんが多いですね。血圧でもコレステロールでもそうなのですが、単に数値を下げるために薬を出すということではなく、一緒に生活の改善を図るというスタンスで診療にあたっています。いわゆる循環器科として、心筋梗塞をされた方、狭心症で治療を受けた方が多いのも事実です。血圧が高いから継続して治療を続けていく、心臓の病気があるからそれを維持していくという慢性期の病気の診療にあたることが多いですね。定期的にずっとかかるクリニック、というイメージだとわかりやすいかと思います。

ずっとお付き合いしていく、地元密着の医院ということですね。

堺浩之院長 さかい医院4

そうです。ある程度の範囲の病気に関しては、責任を持って全部診るという発想ですね。自分が診療できる範囲の外にある病気に関しては、ほかの先生にお願いしてそちらに行ってもらうけれど、自分にできることは全部責任を持って診るよという住み分けです。病院の外来みたいなものでしょうか。ですから、紹介状はこの辺りの先生の中では一番書いているんじゃないかと思います。どこの病院とか、あの先生にとか、固定してしまうのではなく、いろいろな先生に紹介状を書いています。患者さんのことを考えて、一番いい方法をとれるようにしています。私の診療できる範囲外のことに関して中途半端に診療をするくらいだったら、最初からその診療分野について詳しい先生が診たほうが治療も早いと考えています。

病気を治すために「お手伝い」させてもらう

診療にあたり大切にされていることについて、お聞かせください。

堺浩之院長 さかい医院5

私が診療にあたって大切にしていることは、「患者さんの病気を治すためにお手伝いさせていただく」という一言に尽きます。そのために、自分が治療できない病気を治療できるようなふりをしないように、知らないことは知らないと言える医師でなければならないと思っています。自分にできることは全部やりますし、できないことなら、ほかの先生や病院を紹介したり、患者さんが病気を治すために最もいいアドバイスをしてあげられるようにということですね。患者さんの病気は私が治しているわけではなく、私はあくまで、患者さんが何らかの手段で治っていくために横からサポートすることしかできない。患者さんが走っている横で「がんばれ」って言ってあげたり、疲れてきたら「ちょっと休みましょうか」など、そういった的確なアドバイスができると一番いいのではないかなと思います。すべては患者さん主体ですね。

休日はどのように過ごされていますか。

子どもがフラッグフットボールをやっているので、それを手伝っています。フラッグフットボールとは、防具をつけず、選手同士の接触のないアメリカンフットボールのようなスポーツです。私自身にアメフトの経験はないので、経験のある人たちがコーチに入り、私はその横でアシスタントをしています。医師であることを生かし、手伝えることは何でも手伝っています。そういう意味では診療にあたる時とまったくスタンスは同じですね。「献身的な人」という評価を受けることもありますが、自己主張はちゃんとするんですよ。「自分はこう思う」と、自分の意見はきちんと伝えるようにしています。そのほうが信頼感を得られますよね。

読者のみなさんへメッセージをお願いします。

堺浩之院長 さかい医院6

医師はコンビニエンスストアではないということは理解していただきたいなと思っています。例えば、お肉屋さんにお魚を買いに行く人はいないでしょう?お肉屋さんも、サンマくらいは知ってはいるかもしれませんが、旬や食べ方について詳しく知っているとは限りませんよね。医師も同じで、医師免許を取る時に一通り全部勉強はしますが、全部のことについて詳しいわけではないのです。だからこそ、私はその診療分野の専門の先生への紹介に力を入れているのですが、今はインターネットなどもありますから、そこで手に入る情報などにも目を向けて、広い視野で医療機関を見て自分でも判断できるようにしてもらえると理想的ですね。医療といっても、野菜をどのスーパーで買うかといったことと同じ、日常生活の一部ですから。どんな時はどの先生にかかればいいのか、そういった知識や意識を高めていくことが、患者さんにとってもいいことなのではないかと思います。

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