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岡村 光信 院長の独自取材記事

岡村歯科医院

(福岡市博多区/博多駅)

最終更新日:2021/10/12

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九州の玄関口、博多駅から徒歩2分。モダンなオフィスビルの6階に「岡村歯科医院」はある。アメリカ東部をイメージしたクラシカルな雰囲気の院内には、まるで友人宅に招かれたようなリラックス感が漂う。院長の岡村光信先生は、補綴を専門的に学ぶためにアメリカへ4年間留学した経験を持つ補綴分野のスペシャリスト。その経験を生かして、世界基準の歯科医療の提供と普及に努めている。診療の傍らでさまざまな研究活動を行い、歯科医師を対象に講演会なども開催している。古希を迎えたとは思えないほどはつらつとして、バイタリティーあふれる岡村院長に、アメリカ留学で学んだことや診療にかける想いについて話を聞いた。

(取材日2020年11月13日)

歯科医師人生を変えた、恩師との運命的な出会い

最初に、開業までのご経歴についてお聞かせください。

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大学を卒業後、東区で開業したのですが、当時はスポンサーをつけてプロの陸上選手としても活動していました。まさに二足のわらじです。全国のトップアスリートたちが集う日本陸上競技選手権大会にも出場しています。そちらの道に進みたい気持ちもあったので、自分のクリニックをたたんで体育大学に入り直し、スポーツトレーナーになろうと考えていたところ、恩師の藤本順平先生との出会いがありました。プロの仕事とは何たるかを教えていただいて、ここで歯科医師を辞めるわけにはいかないと考えるようになり、同じく渡米経験がある先生に「ワールドスタンダードを学びなさい」と背中を押していただいてインディアナ州立大学に留学する機会を得ました。4年間の学びを経て帰国し、1994年に九州の玄関口である博多駅地区に開業して今に至ります。

アメリカ留学ではどのようなことを学ばれたのですか?

補綴の分野を専門的に学びました。補綴治療とは、歯が欠損した場合にかぶせ物や入れ歯などの人工物で補う治療です。最初の1年は研究の手伝いをしながら英語を学び、2年目からようやく授業を受けさせてもらえるようになりました。大学院で修士号を得るために、部分入れ歯を8本、総入れ歯を上下合わせて20個、クラウンブリッジを100個作ることが課せられたのですが、そこで技工する楽しさを知り、どんどんのめり込むようになりました。結果的に3年のプログラムを2年で終えることができました。また、アメリカの徹底した感染予防への取り組みにも驚きました。当時の日本はずいぶんと遅れていると感じましたね。そこで学んだ経験を生かし、当院では1994年の開業当初からワールドスタンダードの感染予防対策を講じています。

どんな患者さんが多くいらっしゃいますか?

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開業当初は自由診療のみでやっていたこともあり、歯の健康に対して意識が高く、ある程度お金と時間をかけてもしっかり治療したいという方が多くいらっしゃいます。皆さん、ホームページなどを見て、じっくり下調べをしてから来院されているようです。主訴は何か症状があるからというより、全体を診てほしい、検査をしてほしいといった予防目的で受診される患者さんが多いですね。近隣にお住まいの方は半数くらいで、残りの半分は福岡市全域から来院されています。駅前にあるので、近くの会社にお勤めの方たちもいらっしゃいます。佐賀、広島、四国など、わざわざ遠くから足を運んでくださる方もいらして、ありがたいことだと思っています。

精鋭チームで自分や家族が受けたい治療を患者に提供

こちらではチームで治療を行っていると伺いました。

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アメリカでは一般歯科医師とは別に、歯内療法、補綴、矯正歯科、口腔外科など、それぞれの分野ごとに専門の歯科医師がいます。患者さんはそれぞれの専門の先生が開業しているクリニックに通い、一つの分野に特化して学んだスペシャリストから治療を受けることが可能です。同じことを日本で実現するのは難しいのですが、当院では各分野の専門家を招いてそれぞれの得意分野を生かしたチーム医療を行い、アメリカと遜色ない専門性の高い診療を提供するように努めています。私はオーケストラ全体をまとめる指揮者のようなものです。時には患者さんの前で担当の先生とディスカッションすることも。私一人だけではなく専門の先生の意見が聞けるから、患者さんの安心につながるのではないかと思っています。

力を入れている治療はありますか?

金属を使わないで行う治療です。これまでは歯の欠損部分を補うのに、金属で詰め物やかぶせ物をしていくのが一般的でした。しかし、金属の修復材は見た目が悪いだけでなく、金属アレルギーの原因になったり、虫歯の再発率が高い、健康な歯を削る量が多いなど、さまざまなデメリットがあります。そこで当院では、オールセラミックやコンポジットレジンを使用したメタルフリー修復を行っています。金属をまったく使わないので、金属が溶け出すことによるアレルギーや変色の心配がありませんし、二次的な虫歯になりにくいともされています。セラミックの詰め物やかぶせ物はCAD/CAMシステムを使って短時間で作製することが可能です。私は10年前から「これから先はメタルフリーの時代、オールセラミックの時代になる」と言っていたのですが、それが現実になりつつあります。これから先、その流れはますます加速化するでしょう。

患者さんと接する際に気をつけていることを教えてください。

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嘘を言わないことでしょうかね。できることは全力を尽くしますが、できないことはできないとはっきり言います。治療にあたっては複数の選択肢を提示し、それぞれのメリット、デメリットをしっかり説明して、ご納得いただいてから治療に入るようにしています。患者さんの経済事情やライフスタイルはさまざまです。同じ治療法で適している方もいればそうでない方もいらっしゃいます。複雑なケースでは私も選択に迷うことがありますが、そんなときは「自分や自分の家族だったらどんな治療をするのか」と自分に問いかけます。ただし、最終的に決めるのはあくまでも患者さんです。お一人お一人の状況に応じて、その方にとって最善の治療を患者さんと一緒に考えていきます。

世界水準の歯科医療の提供をめざして

診療以外に注力されていることはありますか?

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クリニックで治療する傍ら、歯科材料の研究を続けています。もはやライフワークです。世界水準から遅れをとらないよう、さまざまな勉強をしています。歯科の材料や医療技術は目まぐるしく進歩していますが、やみくもに目新しいものに飛びつくのは危険です。世界中で行われている治療の中から、きちんと臨床研究を行い、科学的根拠があると判断できたものだけを取り入れるようにしています。それが患者さんに対する最低限の安心・安全の担保です。すべては患者さんにより良い治療を提供するため。「治療をやって良かった」と喜んでもらえるように日々努力を重ねています。

後進の育成にも熱心だと伺いました。

昔、藤本先生に「日本の歯科医療を変えなくてはならない」と言われたことがあって、その言葉がずっと頭の中に残っています。残念ながら日本の歯科医療はまだまだ世界に遅れを取っているのが事実です。若い先生たちが世界基準の知識や技術、考え方を身につけ、この課題にチャレンジしてくれることを望みます。私は藤本先生に出会ったからこそ、歯科医療先進国のアメリカで勉強できたし、ワールドスタンダードの歯科医療を知ることができました。今度は私がそれを若い先生たちに伝える番です。来年から、藤本先生が立ち上げた勉強会で講師を務めることが決まっています。人に教えるためには自分の学びを深めることが必要です。私は今70歳ですが、原点に戻って勉強し直し、80歳まで第一線で頑張ろうと思っています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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お口の中のお悩みがあれば、どんなことでもご相談ください。前向きに新しいことにチャレンジするという信念で、全力で治療に取り組みます。当院では患者さんに喜んでいただくことを目標に診療にあたっています。そのためには患者さんの協力が不可欠です。患者さんと歯科医師は対等であるべきというのが私のポリシー。われわれも、もちろん責任を持ちますが患者さん自身が責任を持って治療に積極的に取り組んでいただく必要があります。こちらに任せておけば大丈夫というのではなく、お互いが信頼関係を築き、協力しあうことを大切に考えています。より良いゴールをめざして、二人三脚で頑張っていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/7万円~
セラミック治療/4万円~

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