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古川 耕治 理事長の独自取材記事

古川歯科クリニック

(北九州市小倉南区/下曽根駅)

最終更新日:2024/06/14

古川耕治理事長 古川歯科クリニック main

県道25号の門司行橋線沿い、北九州市郊外の住宅地、沼本町にある「古川歯科クリニック」は、長年地域に根づいて診療を行ってきた歯科医院だ。定期的な予防とメンテナンスに注力をする理事長の古川耕治先生は、クリニックに通う患者が生涯健康な歯で豊かな生活を営むことができるようにという思いで日々診療を行っている。「当院は“痛いところを治療して終わり”ではなく、自分の口の中にきちんと興味を持ってメンテナンスを続けてくださる患者さんが多いんですよ」と語る古川理事長に、これまでの経歴から予防・メンテナンスの治療に力を入れるようになった背景、今後のクリニックの展望まで幅広く聞いてきた。

(取材日2024年3月18日)

理想とする治療を求め、常に学びの姿勢を大切に

勤務医時代の経験やご経歴について教えてください。

古川耕治理事長 古川歯科クリニック1

鹿児島大学歯学部を卒業してからすぐに、山口県の小野田市(山陽小野田市)にある田中デンタルクリニックに勤務をしました。当時はインプラント治療についても先例が少なかったのですが、山口にて積極的にインプラントを中心とした歯学を研究する先生と出会い、日本歯科先端技術研究所宇部実験所の研究員として数多くの経験を積ませていただきました。日中は歯科医院で働き、夜はさまざまなクリニックの先生とともに研究所に集い、アカデミックな研究を行うという珍しくも素晴らしい環境で日々学んでおりました。特にインプラント治療における黎明期に、自分たちの研究や実験が臨床に役立つやりがいもたくさんありましたね。

開業のきっかけやその後の展開はどのようなものでしたか?

当時はまだ今のように、歯周治療や予防歯科についてメジャーではなかったのですが、さまざまな研究や臨床を経て、歯周治療こそが歯の健康には大事なことだと思うようになったのです。家を建てる時に土地の地盤固めからするように、歯の地盤である歯周の健康を重視する治療を行いたいと思いました。そこで1991年に古川歯科クリニックを北九州に開設して、自分が理想とするクリニックづくりに邁進しました。もちろん自分自身の技術や知識について、より体系立てて理解して学びたいという意欲も強くあり、福岡市の歯周病治療で豊富な実績を持つ先生の講義を受けたり、北九州市内の噛み合わせと顎位を専門とする先生の講義を受けたりと、働きながら多くのことを学び、今のクリニック運営に生かしています。

積極的に学んできたからこそ、こうして今幅広い治療に対応できるのですね。

古川耕治理事長 古川歯科クリニック2

理想とする治療を追い求めていくと、知らないといけないことがたくさん出てくるんです。健康的な口腔環境をつくるためや、インプラントに適した状態をつくるには、歯周治療が大切です。そして歯周病予防やこれらの治療のためには、歯を適切な位置に動かして、理想的な噛み合わせをつくり上げていくことが重要なのです。そうすると矯正治療についても勉強が必要になりますし、そのためには顎の位置である顎位についての理解も重要、というように次々に課題が生まれていきました。理想の治療を追い求めていた結果、幅広い知識を学ぶ機会をたくさんいただいたと思っています。

予防歯科とメンテナンスに注力し、より良い口腔環境を

古川歯科クリニックは、どのような歯科クリニックなのですか?

古川耕治理事長 古川歯科クリニック3

患者さんととことんお付き合いをして、お悩みをしっかりと改善していくための歯科クリニックです。患者さんが何に困っていて、どうしたいのかということをしっかり伺って、そのための最善の方法を提供していくのが私たちの役割だと捉えています。そのためにも、初回の問診には特に力を入れて行い、歯のことや健康のことでどのような悩みを抱えていくのか、どのようなことが原因なのかを探っていきます。生活習慣や、日頃意識していない癖などが原因となっていることもあるので、患者さんが意識していないことまでこちらから積極的に投げかけてヒアリングを行います。現在の課題をきちんと捉え、改善しながら予防とメンテナンスを通じて、生涯健康な歯で豊かな生活を営むことができるようお手伝いをしていきたいと考えています。

予防とメンテナンスに力を入れていらっしゃると伺いました。

今までの歯科治療は、痛いところを治療して終わりというのがほとんどでした。でもそれでは、根本的なところが解決されていないのでまた虫歯などが再発して治療をする、というイタチごっこになってしまう側面もあります。痛いところを治療した後に、定期的なメンテナンスをしていれば、その方の歯磨きの癖や生活習慣なども追いかけることができて、病状がひどくなる前に対処することができます。これこそ、真の健康のための治療だと思うのです。また、自分が行った歯科治療の責任の観点からも、定期的に患者さんの様子を伺いたいんですよね。メンテナンスをしながら予後を観察して、自分の治療の妥当性をきちんと追いかけています。これらのためにも、患者さんにメンテナンスに来ていただくための体系的な方法をクリニックで整えて、実施しています。

現在どのような患者さんが多く来られていますか?

古川耕治理事長 古川歯科クリニック4

昔は「痛いところだけ治療できればいいです」という方が多かったのですが、今は「口の中全体をしっかり見てほしい」という方が多く、定期的なメンテナンスやケアへの理解も高い方が多いですね。私たちからの啓発や患者さんとの関係構築を通して患者さん自身の歯の意識も高まっているように思います。特に審美面についてはご要望のレベルも高くなっているので、当院としても力を入れてレベルアップを図っています。審美面に配慮した治療を行う際には、歯科医師と歯科衛生士、そして歯科技工士とのチームワークが大切です。なので当院では、技工室を院内に設けて、歯科技工士を常駐させることで患者さんのお口に合うかぶせ物や詰め物といった修復物を徹底的に作り上げることができる環境を整えました。患者さんに満足いく修復物をお届けする上でも、環境を整えて良かったと思っています。

自分の歯と向き合う患者と長く付き合っていきたい

今後、どのような方にクリニックに来てほしいですか?

古川耕治理事長 古川歯科クリニック5

なかなか歯科治療に満足できないという方にぜひお越しいただきたいですね。当院には「たくさんの歯科医院に通ったけれど満足できなかった」とおっしゃる患者さんが多いんです。理由を伺うと、十分に患者さんの要望や気持ちをくまず、歯科医師の独断で治療が進んでいくケースがあるようです。私たちはすべての方に満足していただける治療を心がけています。歯科医院としても患者さんとしても納得のいく治療になるように、コミュニケーションを大切にしながら、理想をご一緒に追いかけていける治療を提供していきたいですね。「このクリニックに相談して良かった」と言っていただけるような対応ができるよう、日々尽力しています。

予防歯科の他に注力している診療はありますか?

いつまでもおいしく食事が食べられるというのは、体の健康にも心の健康にもいい影響を及ぼします。そのため、うまく噛めないという方や噛み合わせが悪いと悩んでいる方の治療には特に力を入れて取り組んでいます。現在残っている歯で対応できる時はそれを生かし、難しい場合はインプラントを用いて機能回復を図ることも。噛み合わせの治療を行う際は顎の位置が重要となるので、感覚で位置を判断するのではなく、デジタル機器を駆使して筋肉の働きや顎の動き、顎の位置を測定。精密なデータをもとに適切な診断、治療につなげています。また、治療後の状態を維持するためのメンテナンスも積極的に提供しています。

今後のクリニックの展望について教えてください。

古川耕治理事長 古川歯科クリニック6

最終的には、歯科の治療をほとんどすることなく、メンテナンスだけで終わるというのが理想ですね。自分の歯を大切にしてほしいので、できる限り歯を削ったり抜いたりしたくはないんです。歯科治療の一番の目的は天然歯を守り抜くこと。メンテナンスや衛生管理の指導を行うことで、患者さんにとって理想の口腔環境をつくっていきたいと思います。うれしいことに当院では、クリニックのリニューアルを行うごとに、メンテナンス専用のユニットの比率がどんどん高くなっているんです。今後もさらにメンテナンスや予防歯科に力を入れ、地域の皆さんが健康な口腔環境を保てるよう、働きかけていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

床矯正治療/6万6000円、部分矯正装置/16万5000円~33万円、全顎矯正装置/55万円~66万円、インプラント治療/39万6000円~

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