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永原 絹子 院長の独自取材記事

絹子歯科クリニック

(福岡市中央区/薬院大通駅)

最終更新日:2020/12/09

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薬院大通駅から歩いて約3分、薬院2丁目のバス停からもすぐの場所にある「絹子歯科クリニック」。開業以来、20年にわたり地域住民の歯の健康を守り続けてきた歯科医院だ。永原絹子院長は、自身の過去の経験から歯科医師の道に進み、診療を通して予防とメンテナンスの大切さを伝え続けてきた。また、口腔外科で培った全身管理の知識と治療技術を生かして、腫瘍の診断や審美面に配慮した治療にも対応。「悪くなった原因に気づき、治療のゴールを決めていただくのは患者さんご自身です」と話し、一人ひとりに寄り添った歯科医療を提供している永原先生に、予防歯科への想いやスタッフとの関係性、今後の展望などについてたっぷり話してもらった。
(取材日2020年6月10日)

「治療が終わったらメンテナンス」を実現する診療を

どのような患者さんが来院されていますか?

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住宅地の中にあるクリニックということもあり、周辺にお住まいの方が多く来院されていて、年齢層は20代から70代までと幅広いです。相談内容としては、治療よりもメンテナンスを目的とされている方がほとんどですね。虫歯や歯周病の治療のために初診で来院されてからも、その後の定期的な通院につなげてくださる方がたくさんいます。当院は初診に1時間、2回目以降の予約も30分から1時間かけて診療を行います。時間にゆとりを持つことで、やり残しのない丁寧な治療ができますし、患者さんともたっぷりお話しすることもできますから、その中でメンテナンスの必要性を必ず説明するようにしています。開業から20年たって、メンテナンスで来院される方が多い今の現状は、当初から私が思い描いていた理想像でもあるので、実現できているのはとてもうれしいです。

通院患者さんから紹介されて来院される方も多いそうですね。

ありがたいことに、「通院している知り合いに聞いて受診しました」というお声もあり、通院患者さんのご紹介がつながって来院してくださる方も多いです。もともとわかりにくい場所にあるため、通りすがりで来院されるような方はほとんどいないのですが、私としても患者さん同士のつながりから来院してくださると安心感がありますね。それに、お知り合いの方にわざわざ紹介してくださるということは、当院を気に入ってくださったからだと思うので、やりがいを感じる瞬間でもあります。また、当院はバリアフリー設計であることに加え、ユニットは180度回転するものを導入しています。ユニットへの乗り入れがしやすい構造になっていますから、車いすで通院される方にも診療を受けていただきやすくなっています。

スタッフさんは開業当初から勤続されていると伺いました。

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当院は歯科医師1人、歯科衛生士1人、受付1人の3人で対応しているのですが、20年間スタッフの入れ替わりがないのは一番の強みだと思っています。開業当初から2人は私にとって家族のような存在ですし、それぞれが家庭を持った今も変わらずに働いてくれていることに感謝しかありません。また、当院は3人体制なので、お互いの仕事をいつでもカバーできるようにしています。家庭があると急な用事が入る場合もあって、柔軟に勤務できる環境が欠かせないですからね。70歳になるまで2人と一緒に働けたらいいなと思っています。

大切なのは日々のケアと定期通院。患者の気づきを重視

注力している診療内容はありますか?

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私自身の過去の経験を生かして、予防歯科を重視した診療とメンテナンスを実施しています。実は、私は小学生の頃から虫歯を繰り返していて、休日はいつも歯科医院に通院していました。歯科疾患は内臓の疾患と違って、日々のケアや定期的なメンテナンスによって未然に防いでいくことが可能です。当時の私はそのような知識がなかったので、歯科医師になった今、多くの人に予防歯科の大切さを伝えていきたいと考えています。虫歯や歯周病になる原因はさまざまで、患者さんの生活習慣も大きく影響します。歯科医師や歯科衛生士による処置だけでなく、患者さんご本人の心がけも非常に大切ですから、虫歯になった原因に気づき、今後どうなりたいかを考えていただけるような説明をしています。クリーニングに関しては、痛みを感じないよう丁寧に、やり残しのないよう1時間かけて実施。治療後は歯科衛生士によるメンテナンスをぜひ受けていただければと思います。

審美歯科にも対応されていますか?

審美面に配慮した治療に関しては、こちらから積極的にお勧めするということはありません。自宅でのケアやメンテナンスを頑張っていただき、ご自身の口腔への関心が高まると、良い素材を選択したいと希望される方も多くいらっしゃるため、選択肢の一つとして用意しています。一番のメリットは、汚れが付着しにくい素材を選ぶことで、虫歯になりにくくなること。さらに、お金と時間をかけて治療すると、今まで以上に口腔への関心が高まります。しかし、自費診療になるとどうしても金額面でのハードルが高くなりますし、興味があっても気軽に聞けないこともありますよね。当院は、待合室に素材の一覧や金額、特徴などをまとめて掲示していますので、興味がある方はまずはスタッフにお声がけいただければと思います。

診療の際に心がけていることは何ですか?

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診察中は患者さんへのお声がけを大切にしています。例えば、2度目の通院の方であれば、「前回治療したところはどうですか」と聞くことから始めます。もしも治療後に痛みがあったとしても、患者さんからは言い出しにくいことだと思いますから、こちらから必ず確認するよう心がけています。痛みや違和感がある場合は放っておかずに、まずはその部分を解消を図ってから次のステップに移っています。治療方針に関しても、私が考えるベストと患者さんが思い描くゴールが常に同じとは限りません。ですから、ゴールをきちんと確認して相談した上で、患者さんの気持ちに寄り添った治療を提供するよう努めています。歯科医院は決して楽しい場所ではありませんから、会話を重視しながら臨機応変に対応することで、少しでも明るい気持ちで帰っていただきたいのです。

一人ひとりと長く付き合える歯科医師であり続けたい

開業までのご経歴についてお聞かせください。

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大学卒業後は、佐賀大学医学部附属病院の口腔外科学教室に勤務し、全身管理や腫瘍の治療について学びました。というのも、糖尿病や慢性心疾患、リウマチなどの基礎疾患は、口腔と大きな関わりがあるとわかってきていることもあり、全身を考えた治療をしていきたいと思ったからです。また、口腔がんなどの腫瘍を多く診てきた経験は、現在も知識として生きていて、初期段階の腫瘍でも見逃しのないように診断しています。もしも腫瘍が見つかったり、専門性の高い治療が必要だと判断したりした場合は、その後の治療につなげるために、大学病院などを迅速に紹介させていただきます。

今後の展望を教えてください。

今後もメンテナンスの大切さを伝え続けて、すべての人に「定期的な通院が当たり前」と思ってもらえるような診療をしていきたいですね。基礎疾患をお持ちの方には、特にメンテナンスを受けていただく必要性を感じています。口腔内にはさまざまな細菌が存在していて、口腔内で出血があると、そこから細菌が組織に入り込んで血液とともに全身に行きわたってしまうこともあります。関係ないことのように思えますが、それが体に影響を与えてしまい、基礎疾患があるとさらにリスクになる可能性もありますから、日々のケアや定期的なメンテナンスを通して全身の健康につなげていきたいです。さらに、私はがん診療連携登録歯科医でもあります。がん治療をしている患者さんの口腔ケアも実施していますので、これまでの知識を生かして全身を考えた診療を続けていきたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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些細な内容でも構いませんので、診療では何でもお話ししてください。ご本人は「たいしたことないな」と思っていても、治療のヒントになることもありますから、さまざまな視点からお話しできる存在であり続けたいと考えています。患者さんの気持ちを第一に、どんなことにも臨機応変に対応していきますので、私たちと長いお付き合いをしていきましょう。

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