全国のドクター8,980人の想いを取材
クリニック・病院 160,879件の情報を掲載(2021年7月31日現在)

  1. TOP
  2. 福岡県
  3. 春日市
  4. 井尻駅
  5. とくだ歯科医院
  6. 徳田 将典 院長

徳田 将典 院長の独自取材記事

とくだ歯科医院

(春日市/井尻駅)

最終更新日:2021/05/18

153807 top

西鉄天神大牟田線の井尻駅から車で5分ほど。2002年に開院し、昨年夏にリニューアルした「とくだ歯科医院」。シックな内装、さりげない音楽、そして香り。歯科医院特有のキーンという歯を削る音もほとんど聞こえない。徳田将典院長はじめスタッフの配慮が随所に感じられる、居心地の良い空間だ。待合室横にはコンサルティングルームがあり、トリートメントコーディネーターが常駐。初診では必ず、患者の思いを丁寧に聞き取るカウンセリングの時間をたっぷり取るという。口腔内全体の検査を行い、将来を見据えた総合的な診療を提案。「患者さんの健康価値観を上げ、元気に長生きするための治療を提供していきたい」と語る徳田院長に、診療の流れやこだわり、今後の展望を聞いた。
(取材日2021年3月12日)

口腔内全体を診断する「木も診て、森も診る」診療

こちらの診療の特徴を教えていただけますか?

1

当院では3つのCをコンセプトに掲げています。まず「Cure」は口腔内全体の状況を把握した上で行う総合歯科診療、「Care」は定期的なメンテナンス、そして「Communication」は、トリートメントコーディネーター(TC)による丁寧なカウンセリングを意味します。福岡でTCを常駐させているクリニックはまだ少ないと思いますので、ご存じない方も多いかもしれませんが簡単に言うと、歯科医師と患者さんの間に立ち、双方にとって納得のいく治療を進めるための調整役を担うスタッフです。初診では必ずTCが個室のコンサルティングルームで、何に困っているのか、これからどうなっていきたいかなど、患者さんの思いや価値観を聞き取る時間を30分は取っています。診療チェアに座った患者さんに、「今日はどうしました?」と軽く聞く程度では、本当の意味での歯科診療はできないと思いますから。

トリートメントコーディネーターの役割を重視されているのですね。

TCはクリニックと患者さん両方の考えを理解していますから、患者さんにはクリニックの考えをご説明することができますし、患者さんのご希望や不安をスタッフ間で共有し、治療に反映させることもできます。歯科医師や歯科衛生士は治療に専念できるというメリットも大きいですね。当院では初診でいきなり治療に入ることはしません。TCによるカウンセリングの後、痛みがある場合などは応急処置だけ行い、まず口全体を精密に検査。エックス線、口腔内写真、歯周病検査などによって、顔貌、骨格、噛み合わせ、歯列、歯周組織、そして歯と、細かくチェックします。例えば詰め物がとれて来院された場合、じゃあ型を採ってまた詰めましょう、ではなく、なぜ外れたのか、その原因を探ることが最も重要だと考えます。主訴だけでなく口腔内全体を診る、「木も診て、森も診る」診療のために検査は欠かせません。なお、初回検査は保険診療内で行っています。

検査の後はどのような流れになりますか?

2

検査結果をもとに診断し、次回以降、治療方法をいくつかご提案します。どこに問題があるのか、なぜその治療が必要なのか、将来予測されることなど、TCまたは私がしっかりご説明。本格的な治療に入るのはその後です。ですから、歯医者は何かあった時だけ行けばいい、すぐに治療だけしてほしいとお考えの患者さんには、率直に言って当院は合わないかもしれません。目標は「患者さんの健康価値観を上げること」。そのためにカウンセリングや検査、治療コンサルティングとしっかり時間をかけ、精密な診断と将来を見据えた診療を行っています。もちろん、治療をするかしないか、どの程度するか、決めるのは患者さんです。遠慮なくTCにご相談ください。

問題の根本を解決し、将来を見据えた治療を提供

どのような患者さんが来られますか?

3

大人の方がほとんどで、最近は初診の半数がご紹介です。インプラント治療、審美歯科、矯正相談の3つを柱とし、治療ゴールを可視化。歯茎の健康や噛み合わせ、美しい歯並びなどの追求に加え、メンテナンスも含む「総合歯科診療」を提供します。私は治療プランを考える時、患者さんのご年齢を注視するようにしています。50代までなら、将来口腔内の崩壊につながらないよう総合的な治療を、60代後半以降の方ならお手入れのしやすいシンプルな設計にしたり、大きな問題がない方にはメンテナンスによって歯を最大限守るプランにしたり。最近では、歯が残っている人ほど、医科も含めた生涯トータルの医療費がかかりにくいこともわかってきています。若い頃からしっかりメンテナンスを続けている方とそうでない方は、55歳前後で一気に差がつくともいわれます。できるだけ歯を残すため、患者さんにとってベストな治療に取り組んでいきたいですね。

患者さんにとってベストな治療とは、どのようなものだとお考えですか?

正直、保険診療だけでは患者さんに提供できる治療の質に限界があると思います。保険診療で認められた材料・方法の枠に縛られ、トラブルが起きては部分的な治療を繰り返す対症療法ではなく、問題の根本を解決し、最も歯を大切にした再治療の少ない方法で治療を進めたいと考えています。そのため歯がなくなった時に入れるブリッジは、周囲の健康な歯を便宜上削る必要があるので、当院ではお断りすることも多いです。歯を削るのも残すのも、歯科医師。患者さんには、その時だけでなく、10年30年先の未来を考えた治療を選択していただきたいと思います。

その他、こちらの診療の特徴的なところを教えてください。

4

麻酔でのさまざまな配慮、歯科医院特有のキーンという音がほとんどしない5倍速エンジンのハンドピース使用、歯を削る量を最小限に抑える目的のう蝕検知液を使ったミニマルインターベンション治療により、「できるだけ痛くない、怖くない、削らない治療」に取り組んでいます。また、矯正治療や難症例の口腔外科治療は、他院のそれぞれのスペシャリストと連携し、チーム医療を展開。専門家に丸投げするのではなく、治療のゴールを共有しながら、例えば矯正の装置を外すタイミングは私が判断するなど緊密な体制をとっています。

患者の人生や生活の質を変える歯科医療をめざして

スタッフの皆さんの丁寧な応対が印象的です。

5

歯科衛生士は5人在籍していて、基本的には患者さんごとの担当制。年2回は外部から講師をお招きして、歯科衛生士に対し半日みっちり院内講習を実施しています。クリニック全体で患者さんに対してきちんとした応対ができるよう、マナー指導なども行っています。私も含め、スタッフ全員がインカムを着け、常に情報を共有。患者さんが治療やメンテナンスに通いやすい環境を整え、心地良く過ごしていただけるような雰囲気づくりを心がけています。

そもそも院長が歯科医師をめざした理由を聞かせていただけますか?

高校生の頃お世話になっていた塾の先生が九州大学医学部の方で影響を受け、もともと私は人と関わることが好きで手先が器用だったこともあり、歯科医師を志すようになりました。教育者が多い親族の中で、私はパイオニアです(笑)。九州大学歯学部卒業後は全国に拠点をもつ大きな医療法人に4年間勤務し、1日60人くらいを保険診療で診ていたので治療のスピードはつきましたが、私が理想とする歯科診療とのギャップに悩みまして。熊本や久留米のクリニックに勤める中で、今の診療スタイルにたどり着きました。34歳でこちらに開院以来、使用する医療機器や手技は進化しても、診療の基本コンセプトは変わっていません。

最後に、今後の展望を聞かせてください。

6

患者さんに「あの時、思い切ってきちんと総合的な治療を受けて良かった」「こんなにしっかり話を聞いてもらったのは初めて」「自分の現状や将来の見通しがわかって良かった」など言っていただけるのが何よりのやりがい。「インプラントをどこに入れたかわからない」と言われるのも、治療したことを意識しないで生活されている証拠だと思いますから本当にうれしいですね。患者さんの人生や生活の質を変える歯科医療「Life Changing Dentistry」の言葉を胸に、これからも患者さんに正しい情報を提供し、将来にわたって安心して過ごしていただけるような治療を提供していきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/350,000円~、審美歯科(セラミックインレー)/55,000円~

Access