親しみのある落ち着いた土地で、患者と世間話でもしながらゆっくりと診察をしたい。そう考えた「たかぎ眼科クリニック」の高木緑院長は、名古屋市営地下鉄鶴舞線・荒畑駅から徒歩10分ほどの住宅街にクリニックを構えた。2008年の開業から15年が経過し、地域での認知度も高まって、予約が取りにくくなっているようだ。それでも、患者の納得を重要と考えてじっくりと問診を行い、最適な治療方法を選択しようという高木院長のスタンスは変わらない。静かな会話を楽しむようにわかりやすい言葉を選んで、丁寧に取材に応じてくれた高木院長。言葉と心、そして音楽と、見ることができないものを大切に扱う姿勢にも、人間的な魅力を感じさせるドクターだ。

（取材日2016年5月25日／情報更新日2023年7月10日）