中野なおクリニック

中野なおクリニック

三枝直樹 院長

頼れるドクター

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中野新橋にある「中野なおクリニック」は3つの大きな特徴を持つ在宅診療のクリニックだ。1つ目は、院長の三枝直樹医師が外科の医師であるということ。2つ目は、小規模のクリニックながら医師、看護師、理学療法士、薬剤師、メディカルソーシャルワーカーといった在宅診療に必要なスタッフをすべて自院にそろえているということ。そして、3つ目が長生きすることに注力するクリニックということだ。「どんな人の輪にもすぐなじめる」という三枝院長の指揮のもと、スタッフ同士が1つのチームとして非常にまとまっており、明るい雰囲気に包まれている中野なおクリニック。三枝院長が外科から在宅医療に転身したのはなぜなのか。医療にかける思いやスタッフの体制について、三枝院長に詳しく話を伺った。
(取材日2014年11月25日)

患者に喜んでもらうという原点に返るために在宅診療の世界へ

―外科の医師で在宅診療をされている方に初めてお会いしました。

僕自身も外科の医師で在宅診療をしている方には会ったことがありません。しかも、心臓血管外科というジャンルから在宅診療に転じた医師はそうそういないでしょう。僕が在宅診療に関わるようになったのは、2002年の時。在宅診療が専門の新宿ヒロクリニックで週1回働くようになったのがきっかけです。当時僕が常勤の病院で主に診ていたのは心臓血管外科でした。在宅診療との共通点は、生死の境目を行き交う患者さんが治療対象であることでしょうか。

―なぜ外科から在宅診療に転身しようと思われたのですか?

心臓外科は治って当たり前の厳しい世界になりつつありました。そういった中で、失敗を恐れるあまり医師が治療に消極的になってしまうディフェンシング・メディスンも問題視されるようになっていたんです。病院の治療において、患者さんが喜ぶ顔を見られなくなっていったのは自分にとって大きなストレスでした。しかし、在宅医療は違いました。ご自宅を訪問すれば、患者さんから必要とされる医療があり、僕も医師として提供できる医療があったのです。開業当初のスタッフは薬剤師兼事務長、僕、1ヵ月遅れで入ってきた看護師の3人のみでした。僕以外は在宅医療の経験のない者ばかり。初めの4年間は夏休みも取れず、体力勝負でしたね。僕自身は医師になってから体を壊したことがなく、24時間体制で患者さんを支えなければならない在宅医療の現場も乗り切ることができました。大学時代にボート部で体を鍛えていたので、体力には自信があったんです。

―外科の医師が訪問診療を行うメリットを教えてください。

訪問先で傷口を縫うなどの外科処置がすぐできるという点です。認知症の患者さんの場合、自分が頭を切っていることもわかっていないことがあります。家に入ったらそこらじゅう血まみれで、なにか事件に巻き込まれたのかと思ったこともありましたね。でも、本人は傷口に気がつかずに平然とガラスを拾っているんです。「おばあちゃん、頭切れてるよ」とその場で縫合処置を行いました。このように、1人暮らしの高齢者の場合は本人が怪我していることを理解しておらず、医師やホームヘルパーが訪問して初めて発見するというケースもあるんです。こういうときに、外科の医師だと処置まで手間がかかりませんね。ただし、外科の医師といえども訪問先で外科処置がなんでもできるというわけではなく、骨折などは病院で処置しています。



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