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米澤 清和 院長の独自取材記事

米澤歯科医院

(堺市西区/石津川駅)

最終更新日:2022/01/17

米澤清和院長 米澤歯科医院 main

南海本線石津川駅から徒歩約1分、駅前ロータリー沿いのマンション1階にある「米澤歯科医院」。もてなしの気持ちで診療に臨むという米澤清和院長の言葉どおり、花や絵画が飾られた院内は、落ち着ける空間になっている。幅広い分野に対応する中でも、予防歯科を重視する院長。患者の口腔内の健康を一生保つため、1人1時間を確保し、丁寧な定期検診を行っている。今後はこれまで蓄積された検診データを検証し、患者に還元していきたいと院長。クリニックを開業したきっかけや医院の特徴、コンセプト、今後の展望などをたっぷり語ってもらった。

(取材日2019年6月27日)

定期検診と噛み合わせ治療に注力

開業までの流れを教えてください。

米澤清和院長 米澤歯科医院1

卒業後、最初は一般的な開業医のもとで4年働きました。そこは患者さんが山ほど来るようなところで、しかも卒業したてで技術が未熟なものですから、とにかく日々の診療をこなすのが精いっぱい。そこで歯の治療を繰り返しても悪くなるケースが多いのを見て、予防歯科に着目するようになりました。2件目の勤務先は徹底した予防歯科と、噛み合わせ治療にも力を入れているところで、その間アメリカに勉強しに行ったりしながら、多くを学ばせていただきました。それらの経験を経て、父が昔近辺で商売をしていて私も1歳から6歳まで育ったこの地での開業に踏み切ったんです。

設備でこだわったのは?

いかにもクリニックという雰囲気は避けたくて、待合室は掲示物を極力貼らず、花や絵などでリラックスできるような雰囲気にしました。花はお隣の喫茶店が経営されているお花屋さんや私のかかりつけのお医者さんが送ってくださるものなんです。あとはスリッパについては、クリニックでよく使われているビニール製のものではなく、布製のくつろげるものにしました。また、ユニットは5台あって、内2台はケア専用ですが、いずれもプライバシーを配慮して半個室にしています。

さまざまな研鑽を積まれたそうですね。

もともと日本で予防歯科と噛み合わせの勉強をしていたのですが、いわゆるその総本山的な施設がアメリカのマイアミにあるんです。そこで本場の先生に教えていただくのですが、世界中から私と同じように多くの先生方が学びに来られる。そういうのを目の当たりにして、自分は間違っていなかったと実感できたのが一つの自信となりました。「歯の健康を一生を通して守っていく」、「慎重に長期にわたる計画を立てることで経済的また時間的な負担も軽減していく」など、現在の当院の在り方のベースになる教えをご教授いただきました。そちらの先生は歯科治療に対する考え方もそうですけれど、一人の人間としての生き方など、そういう点も素晴らしかったですね。

現在の患者層はいかがですか?

米澤清和院長 米澤歯科医院2

いろいろなタイプの患者さんが来られます。開業当初は午前中からお昼にかけては主婦の方や年配の方。午後5時以降は、臨海工業地帯からお仕事が終わってバスが着くんですが、そういったサラリーマンの方が来られていて、雰囲気がコロッと変わります。ただ最近は専業主婦が少なくなったからか、午前中も主婦の方はほとんど見られなくなりました。いずれにしても、地元の方はゆっくり治してほしいという方が多く、お仕事の方は緊急性の高い虫歯や歯周病などを早く治してほしいとそんな感じですね。ゆっくり治してという方の中には、クチコミで来てくださる方も多く、吹田や豊中からも来てくださっています。

丁寧な定期検診で生涯を通じての口腔の健康をめざす

クリニックの特徴を教えてください。

米澤清和院長 米澤歯科医院3

定期検診をしっかりしていきたいと思っているので、検診に来られた患者さん、お一人に1時間かけます。口の中の細かいところまでチェックして、その状態を「お口の健康手帳」に書いていくんです。患者さんのお口の中の現状は、何が悪くなってこうなったのか、どのような治療をしたのか、人によって違うので、適した検診の頻度は全員同じではありません。私と歯科衛生士がプロの目で見て、この人は1ヵ月、この人は3ヵ月などお一人お一人の状況で決めます。当院の検診の特徴はそれだけではなく、スタッフ全員が患者さんとのコミュニケーションを大切にすることだと思っています。歯だけでなくて、ご家族のお話をされたりお悩みを打ち明けられたり、そういったフレンドリーな関係性があるので通いやすいのか、キャンセルも少なく、遠くからでも通い続けてくださいます。

検診はどのような流れで行っていますか?

お口の中を見て、歯1本1本について手帳に細かくその日の状態を書いていくんです。1回目2回目3回目とずっと続くので、今の状態を以前の状態と比べることができますよね。手帳には、その人の注意するべきポイントなどを衛生士が記録して、患者さんに見てもらいながら一緒にお口の状態を確認していただくんです。もちろん歯石がたまっているところはクリーニングしますし、ちょっと心配な部分などは写真を撮って確認したりと、あっという間に1時間がたってしまいます。定期検診の継続は患者さんのモチベーションが大切ですが、以前勉強した心理学を取り入れながら、丁寧にコミュ二ーケーションをとるよう心がけています。

噛み合わせ治療にも注力されていますが、噛み合わせは全身にも影響するそうですね。

米澤清和院長 米澤歯科医院4

一番身近なところはやはり顎の問題。顎関節、首筋、肩の凝り、そこから腰の痛みにつながっていくということが考えられます。また、認知症にも大きく関係すると思われます。しっかり噛めるというのは脳にサインを送れるということ。噛むことによって脳を刺激することで、認知症の予防につながると考えられるわけですね。それから、噛み合わせは少しずつ変化するので、以前は正常だったのに、加齢とともに乱れてくるということもあります。例えば、歯をクリーニングしても、1ヵ月や2ヵ月で、「私歯茎が弱いから」と来られる人がいます。歯茎が赤くなったり歯が動いたりと、一向に歯が落ち着かないんですね。よく診てみると噛み合わせの問題があって、それを治療していくことで改善につながるケースもあります。そういうこともあるくらい、噛み合わせは重要なんです。

友人を招くようにもてなしの心で患者を迎える

他にも力を入れていらっしゃることはありますか?

米澤清和院長 米澤歯科医院5

お子さんのマウスピース型装置を用いた矯正に力を入れています。私は小学校の校医をしているのですが、最近は虫歯の数は減っている一方、歯並びの悪い子が増えたように感じます。歯並びが悪くなる一番の原因は、口呼吸や悪習癖です。寝ている間にマウスピース型装置をはめてもらい、口呼吸や悪習癖を改善することによって、結果的に歯並びが良くなることをめざします。また、ワイヤーなどの器具をつけて矯正治療を行う場合と比べて、治療完了後の後戻りが少ないというメリットもあります。通常中学に上がってから矯正を始めますが、小学校低学年からマウスピース型装置を使って矯正をすることによって、時間やお金の負担も少なく済みますので、ぜひ一度ご相談いただけたらと思います。

お忙しそうですが、休日はどのように過ごされているのですか?

10年ぐらい前から奉仕活動をしていて、それでお休みはつぶれる感じです。具体的には高校生の交換留学のお手伝いで、今もドイツの子が来ていて、7月にも5人ヨーロッパから来るんです。わが家に泊めることもありますし、他の学生さんのお宅に泊まることもあり、そういった調整をするお仕事です。最初はおとなしく話さなかった日本の学生さんが1年留学して帰ってきて、堂々としゃべるようになっているなど、成長を間近で見られる楽しみがあります。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

米澤清和院長 米澤歯科医院6

これからも定期検診に力を入れていきたいのと、これまでの患者さんのデータを集めて整理していきたいです。例えば定期検診を45歳で始めて現在65歳。20年間検診をどのくらいの頻度で受け、結果虫歯が何本だったのかなどのデータを集積して、検診の成果を数字で確認したい。それは患者さんにも私にもモチベーションになります。当院は虫歯になった歯1本2本ではなく、口腔単位で悪いところを治し、健康な状態を一生キープしていくことをめざすクリニックです。お口の健康が気になる方は、お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/7万円~

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