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君山 敬子 院長の独自取材記事

さくら歯科

(流山市/江戸川台駅)

最終更新日:2020/06/26

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東武野田線の江戸川台駅から徒歩で約10分、「さくら歯科」は幼稚園や小学校も近い住宅地にある。院長の君山敬子先生とスタッフが優しい笑顔で来院者を迎えてくれ、温かく家庭的な雰囲気にあふれている。院内は木のぬくもりあふれる空間。治療用のスペースとは別に予防・メンテナンス専用室があるのも特徴だ。「治療は大切です。でも予防はもっと大切です」と君山院長。精密な治療をめざしマイクロスコープを導入したり、わかりやすい説明をするための歯科用コミュニケーションツールを活用したりするなど、患者にとってより良い歯科医療を提供するために、環境づくりにも注力する。そんな君山院長に、現在注目している治療から将来の展望まで、大いに語ってもらった。
(取材日2020年3月5日)

予防を特別なことでなく、毎日の当たり前にしてほしい

くつろげる雰囲気の院内ですね。

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実は私自身、小さい頃に何度も歯の治療を受けていて、今でも怖くて憂鬱な体験として残っています。「私のように痛かったり嫌な思いをさせたりしない歯医者さんになろう!」というのが、歯科医師をめざした理由の一つです。ですから少しでもリラックスできるように、待合室は天井や壁に木をふんだんに使いました。また、患者さんは自分の家族のように大切にしたいというのが私のモットーですので、受付部分は「自分の家のリビングにお迎えする」イメージです。2004年には、治療用のスペースとは別に予防・メンテナンス専用室を増設しました。歯は一度削ると元に戻せない組織なので、とにかく悪くしないことが第一です。開業時から患者さんには、必ずそうお話ししてきました。おかげさまで患者さんにも理解していただいたのですが、予防のための予約が多くなり数ヵ月待ちになってしまったのです。そこで治療とは別に、専用室を作りました。

やはり予防歯科に力を入れていらっしゃるのですね。

予防だけでなく、再発防止も常に意識しています。治療した患者さんには、次に来院する際は治療室に来なくていいように必ず予防の大切さをお話しして、メンテナンスもきちんと受けていただくようにしています。でも、予防やメンテナンスの必要性を理屈で考えるのではなくて、日常の、当たり前のことにしてほしいですね。例えば女性なら、毎日スキンケアをして、定期的に美容室に行ったりネイルサロンに行ったりしますよね。その感覚がいいんです。毎日おうちで歯磨きをして、定期的に歯科医院に行ってクリーニングやメンテナンスをする。そんなふうに生活のリズムに取り込んでもらいたいです。そうすることで結果的に、しっかり噛んで、食事もおいしく食べられるような口腔環境につながっていくはず。日常を快適に過ごして、ご自身の健康を長く維持することもめざしていけるのですよ。

歯科用コミュニケーションツールやマイクロスコープ、殺菌システムなど、設備へのこだわりも感じます。

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設備ありきではなく、質の高い歯科医療を提供するために徐々に取り入れたものです。歯科用コミュニケーションツールは写真の保存やイラストつきの診断書の作成ができるので、患者さんにもわかりやすいと思います。歯周ポケットの深さの推移や、歯肉の色の変化なども確認できますので、患者さんのモチベーションアップにもつながります。マイクロスコープは「マイクロスコープがあれば、この歯は救えたのではないか」、「もっとよく見えたら、もっときれいにしてあげられるのではないか」と感じることが何度もあったので、導入する決断をしました。殺菌システムは感染予防対策の一つです。治療やメンテナンスを安心して受けていただくために、細菌、ウイルス、真菌などに感染する可能性はできる限りゼロにしたいので、徹底的に感染予防対策に取り組んでいます。

顎顔面矯正で、骨格からの健やかな成長を促す

小児矯正にも力を入れていると伺っています。

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小児矯正では骨格にアプローチする、顎顔面矯正を行っています。今のお子さんは顎が小さいのですが、生えてくる歯は大きいですね。顎が小さくて歯が大きいと歯並びが悪くなりやすくなります。上顎の成長は10歳くらいで止まってしまうとされており、そこから先は矯正するために歯を抜かなければいけないケースも。そこで、早いうちから顎を広げていくのが顎顔面矯正です。実は顎が小さいことは、呼吸にも影響することがあります。ベロの位置が奥のほうになってしまい、鼻からの呼吸がしづらくなって口呼吸になってしまうことがあるのですね。口呼吸は、睡眠や姿勢に悪い影響を与えるともされています。熟睡ができず寝相がすごく悪かったり、猫背のお子さんも多かったりします。

具体的には、どのようなことをするのですか。

顎を広げるための装置をお口の中に固定します。以前はマウスピース型装置を使用した矯正をしていたのですが、着脱式なのでお子さんが装着を面倒がって使っていないこともあったのです。そうなると思ったような結果が得られないばかりか、顎の成長に合わせて矯正できる大事な時期に無駄な時間を過ごすことになりかねません。その点、固定式はお子さんやご家族の意志で外すことはできないので、矯正を効率的に進めることができると考えています。受け口や、上下の奥歯の噛み合わせが横にずれた交差咬合など、早く骨格にアプローチしたほうが良いお子さんの場合は、5歳くらいで型が採れるようになったら、すぐ始めます。そうでない場合でも、小学校に上がる頃にはスタートしたいですね。

健全な成長を促すための矯正なのですね。

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そうですね。先ほど言ったように上顎の成長は10歳くらいで止まってしまうといわれるので、それまでに顎顔面矯正を行うことがポイントです。そうすると歯並びや噛み合わせを考えたときに、将来的に歯を抜かずに済む可能性も高まると考えています。また顎が広くなるとベロが適切な位置におさまりやすくなり、鼻から息がしやすくなる場合もあります。口呼吸の改善を図ることで、睡眠の質の変化にもつながり集中力の改善にも期待できます。勉強やスポーツに力を入れたいお子さんにお勧めしてます。

あらゆる年代をサポートする栄養指導とカウンセリング

訪問診療も行っているのですね。

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生活の質が良くなるような、食に対するサポートをもっとしたいと思っています。ご高齢の方の中には、食べにくさを感じると、ご自分の口で食べることを諦めてしまう方も多いと思います。でも実際に在宅療養をされて食べることを諦めていた方でも、トレーニングによって食べられるようになったケースもあります。例えば胃ろうをしていても、飲み込む力がある方もいらっしゃる。その機能を最大限、残すように一緒に頑張りたいと思っています。好物だったら、ひとさじの水ようかんでもいい。1日に1度でも、月に1度でも、年に1度でも、ちょっとでも食べられるのは幸せじゃないですか? もしそういう方がご家族にいたら必ずお伺いしますので、ご相談ください。

今後取り組みたいとお考えのことはありますか。

新しい取り組みとして、管理栄養士の採用を始めました。「おなかの子のために、どういう食生活が良いの?」という妊婦の方、学童期のお子さんをもつ保護者の方、「最後まで自分の口で食べたい」という高齢の方や介護者の方などに、栄養の専門家によるご提案がしたいからです。歯科というのは、胎児から在宅療養される方まで、すべての年代に関われる職域だと思っています。思い描いているのは「マイナス1歳からの口腔育成」。管理栄養士とともに、ご家庭での食生活や栄養に関するサポートができる状態を徐々につくって、情報を提供するセミナーなども開催したいと考えています。

では最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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当院では不安症の方に対しカウンセリングを行っています。歯科恐怖症の方もいらっしゃいますが、最近の傾向としてパニック障害などの精神的な病気をお持ちの方からのお問い合わせや来院が増えているような気がします。たとえどんな方でも、おいしく食べることは気持ちを安定させてくれるはずですし、何より「治療を受けたい」という気持ちは、前向きに一歩を踏み出す大きなきっかけです。当院では、そんな方をサポートし、お役に立ちたいと考えています。お話をするのは歯科の治療器具などが見えない、普通のお部屋です。歯の治療だけでなく、外出することに不安があったり、心療内科を受診することに抵抗があったりする方も、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

顎顔面矯正/38万円~、成人矯正/65万円~、セラミックインレー/2万5000円~、セラミッククラウン/5万円~、インプラント治療/30万円~、PMTC/4000円~

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