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大川 勝紀 院長の独自取材記事

おおかわ歯科クリニック

(八千代市/勝田台駅)

最終更新日:2024/06/14

大川勝紀院長 おおかわ歯科クリニック main

「1人の患者さまに対して、最近の職場や学校での出来事など治療以外のことを含めてお話をします」。それを欠かさず行うことが、「おおかわ歯科クリニック」の大川勝紀院長が一人ひとりの患者に「その人に合わせた治療」をするための秘訣だという。2006年の開業以来、インプラントや口腔外科、矯正歯科まで幅広い分野で科学的根拠に基づいた治療を実践。子どもから高齢者まで、多くの患者に慕われる大川院長に、診療にかける思いや、地域への思いを聞いた。

(取材日2024年4月5日)

論文ベースで科学的根拠に基づいた治療を実践

科学的根拠に基づいた治療を実践しているのですね。

大川勝紀院長 おおかわ歯科クリニック1

ええ。2006年の開業当時から、新しい技術を取り入れ「論文ベースで科学的根拠に基づいた治療」を行うことを心がけてきました。都心では新しい治療を積極的に取り入れるクリニックも多くあると思いますが、東京都内から少し離れたこの勝田台でもそんな医療を届けたいと考え、私が地域の健康の一助になりたいと思い、ここで診療を始めました。また、この辺りは成田空港で働いている方も多いので、帰りに寄れるようにというところもあって夜8時まで診療しています。私はここ勝田台育ちなんですが、小さい頃はすごくやんちゃだったんです。駅近くで木登りをしていたら落ちて気絶してしまい、ご近所のおじさんに車で送っていただいたなんてこともありました。そんなお世話になった地元に貢献したいと思い、診療にあたっております。

患者さまはどんな方が多いのでしょう?

訪問診療をしていることもあると思いますが、特に偏りはなく、幅広い患者さまにお越しいただいています。子どもさんが受診された後に、家族ぐるみで来てくださる方も多いですね。ニューヨークにお住まいのアメリカ人の方でインプラント部に痛みがあるとの症状で、毎回飛行機で来院される方もいらっしゃいます。どの患者さまに対しても、誠実に対応すること、必要な治療だけを行って、不必要な治療はしないし勧めないことを大事にしています。

診療の際に、心がけていることなどはありますか。

大川勝紀院長 おおかわ歯科クリニック2

医学的に良いとされる治療だけでなく、その患者さまに合った治療を探すことです。例えば、奥歯がないけれど入れ歯を使うのは嫌だといった方に対しては、その理由をしっかりと伺っていくつかの治療方法を組み合わせることで、その患者さまに合った医療を提案しています。その治療方法がイレギュラーな対応であったとしても、患者さまが前向きに生活を送れるようになれるなら私としてはうれしく思いますし、そんな診療を心がけています。

丁寧に、その人にとって適切な治療をめざす

患者さまに合った治療探しは、患者さまのお話を聞くことから始まるのですね。

大川勝紀院長 おおかわ歯科クリニック3

そうですね。本当に大したことではないのですが、「1人の患者さまに1~2分、職場や学校、家庭での最近の出来事といった治療以外のことを含めて、お話をする」ことを心がけています。1回1回は短くても、その蓄積から患者さま本人のことやご家族のこと、バックボーンなどが見えてくるので、どんなに忙しくても欠かせません。例えば、ご家族が亡くなってしまうと生活や経済状況も変わるので、より良い治療についても新しい状況に合わせて考えないといけません。また学生さんと話していたりすると、思いがけない面白い話を伺えたりしますね。当クリニックは地域の歯科なので、時には歯科診療以外の相談を受けたりアドバイスをしたりすることもあるんですが、歯を診るだけじゃなく、そういった地域の一員としての役割もまっとうできればいいなと思っております。

治療の提案については、具体的にどのようにされるのですか?

例えば、ご高齢の患者さまであれば、右の奥歯にインプラントを入れ、左側は入れ歯を入れることを提案することがあります。患者さまとしては「費用面を考えると両方入れ歯でいいのでは?」と不思議に思われるかもしれませんね。ですが、お年を召されて指先が思うように使えなくなると、入れ歯の着脱やご自身での管理が難しくなりますし、インプラントなら着脱が不要ですからお手入れの負担を軽減できる側面があるのです。とはいえ費用面のご不安もありますよね。そのため、すべてインプラントにするのではなく片方だけ入れ歯にしてみては、とご提案するのです。年を重ねてだんだん体が動かなくなると、食事がより大きな楽しみとなる人も少なくないでしょう。そうした方の楽しみを守れるような提案を心がけています。もし、「先のことまで考えてくれてありがとう」と喜んでいただけたなら、歯科医師冥利に尽きますね。

一人ひとりに合わせた治療は、患者さまの幸せにもつながっているのですね。

大川勝紀院長 おおかわ歯科クリニック4

そう思います。患者さまだけでなく働いてくれているスタッフも含めて、クリニック全体として「みんながハッピーになれる」ことに取り組むようにしています。誰かが得をしても誰かが損をするなら、みんながハッピーにならないなら、そのやり方は絶対どこかで頓挫してしまいかねません。当クリニックに関わる全員が幸せになれる運営をめざしています。

めざすはみんなでハッピーになること

最近は、睡眠時無呼吸症候群や口腔機能低下症の治療にも力を入れていると聞きました。

大川勝紀院長 おおかわ歯科クリニック5

はい。この辺りは地域柄、バスや電車の運転手さん、飛行機のパイロットの方が多くお住まいなので、睡眠時無呼吸症候群について「会社で検査を受けたけれど、治療はどうすればいいの?」と相談される方も少なくありません。他に、いびきが気になると、パートナーと一緒に来院されるケースも多いですね。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に顎や舌が気道をふさいでしまうことで起こる症状です。治療については、睡眠中にCPAPという空気を送るマスクをつける、気道を確保する歯科用マウスピースをつけるといった治療法が取られますが、当クリニックではこのマウスピースを作製しています。保険診療で行う場合は、先に内科などで検査を受けて、睡眠時無呼吸症候群と診断を得てから作製します。CPAPは持ち運びが大変で維持費もかかるので、歯科用マウスピースなどを使用する方もいらっしゃるようです。

口腔機能低下症の治療の方は、高齢になって落ちてきた飲み込む力を高める訓練といったものでしょうか?

そうです。年を取って若い時と同じように全力疾走できる人はいないのと同じように、飲み込みに関係する筋肉も衰えます。すると誤嚥性肺炎が起こりやすくなるので、予防していこうというものです。私もそうですが、誰しも自分の衰えを自覚したくなくて、「まだいける」と思いがち。ですから、まずは衰えを認識してもらうところからのスタートです。トレーニングも取り組んでもらうのが理想ですが、トレーニングなんてできればしたくないですよね。ですから、トレーニングが嫌だという人には、食事の姿勢や食べる物を工夫するなど、誤嚥性肺炎が起こりやすい状態をつくらないことに注目した助言をしています。これも「その人に合わせた治療」の一つですね。

最後に、今後の展望と地域の方々へのメッセージをお願いします。

大川勝紀院長 おおかわ歯科クリニック6

展望としては、科学的根拠に基づいた治療を心がけインプラントなどの治療を行いつつ、睡眠時無呼吸症候群と口腔機能低下症、それから口腔内のメンテナンスに、より一層重心を置いてやっていこうと思っています。虫歯や歯周病といった歯科疾患の治療も大事ですが、その周りの症状へのアプローチも大切です。患者さまのバックボーンの理解を重視している当クリニックに合ったテーマだと思うので、しっかり取り組んでいきたいですね。もちろん、「その人に合わせた治療」という根底はゆるがせずに取り組みたいです。メッセージとしてはやっぱり、「みんなでハッピーになりましょう」。私も患者さまからエネルギーをたくさんもらっているので、どんどん当院を利用してもらって、みんなでハッピーになりましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/42万9000円~、歯列矯正/20万円~

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