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寺田 英史 院長の独自取材記事

てらだデンタルクリニック

(柏市/北柏駅)

最終更新日:2025/06/09

寺田英史院長 てらだデンタルクリニック main

柏市の住宅街にある「てらだデンタルクリニック」。目の前には小学校があり、子どもたちも通いやすい場所にある。院長の寺田英史先生はその小学校の校医も務めている。2004年に開業以来、地域のかかりつけ歯科医院として親しまれており、乳幼児から高齢者まで幅広い世代が通う。開業前に勤務していた歯科医院で、小児歯科の大切さを実感したという寺田院長は、小児歯科、矯正歯科そして予防歯科に注力している。また、歯と全身の健康の関わりにも着目し、オーラルフレイルの予防や生活習慣病との関連にも取り組んでいる。ジムに通ったりと健康維持に努めている寺田院長に、患者との信頼関係を大切にする同院の取り組みや、口腔ケアの重要性、歯科の役割について話を聞いた。

(取材日2025年5月7日)

地域に根差し、全世代の口腔内の健康を支える

どのような患者さんがいらっしゃっていますか?

寺田英史院長 てらだデンタルクリニック1

開業して20年ほどがたちましたが、ありがたいことに、ずっと通ってくださっている患者さんが多いんです。最初は小さなお子さんを連れてご家族で来てくださっていた方が、お子さんもが大きくなり、患者さんの年齢層は年々上がっていったりということはあります。親子3代で通ってくださるご家族もいらっしゃいます。クリニックの目の前が小学校なので、学校の帰りに通院されるお子さんもいらっしゃいますね。

20年たったとは思えないほど院内がとてもきれいですね。

診療体制をより充実させるために歯科用ユニットの台数を増やして、2016年に全面改装をしました。住まいにしていた2階をクリニックのフロアにして、ユニットの数も6台から11台に増やしました。2階には、親御さんが治療をしている間に未就学のお子さんを保育士がお預かりする保育スペースもありますので、小さいお子さん連れでも安心して通院していただけます。内装はラグジュアリーさを意識しつつ、温かみのある色合いにして、リラックスできる空間にしてもらいました。各ユニットの天井にはテレビを設置して、歯科医院が苦手なお子さんでも安心できる環境にしています。

小児歯科や矯正歯科に力を入れていると伺いました。

寺田英史院長 てらだデンタルクリニック2

最近では虫歯のあるお子さんはだいぶ減ってきており、当院でも予防に力を入れています。ただ、お子さんの歯並びを気にされている親御さんは多いですね。顎骨が狭いと鼻の通りが悪くなって鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸になってしまうケースもあります。そうなると、お口がポカンと開いた状態になりやすく、口腔機能発達不全症の原因にもなります。時代とともに食べ物がやわらかくなったことで噛む回数が減り、骨格的にも顎が小さくなっている傾向があります。歯並びが悪いという見た目の問題だけでなく、呼吸といった基本的な口腔機能にも関わってくるため、小児歯科としてその改善をしたいと思っています。予防ケアや虫歯治療で通っているお子さんの中でも気になる傾向が見える場合には、こちらからお声がけさせていただくこともあります。

予防歯科のポイントは早期かつ継続的なケア

日常、お子さんにどういった様子が見られるときに歯科医院に行ったらいいのでしょうか。

寺田英史院長 てらだデンタルクリニック3

矯正の必要があるかどうかで言えば、寝ているときに寝返りが多かったり、うつぶせで寝ていたりするときは、口呼吸になっている場合があります。あおむけで寝ると鼻呼吸ができていなくて苦しく感じていることがあるんです。一概に口腔内だけが原因ではないかもしれませんが、顎が小さくて気道が狭いという骨格的な要因があるかもしれないので、歯科医院で一度診てもらってもいいかもしれません。当院では、顎顔面外科の分野に詳しい歯科医師による診療日を設けており、骨格そのものにアプローチする「顎顔面矯正」も行っていますので、気になることがあれば、まずは気軽にご相談いただきたいと思っています。

子どもたちへの予防歯科の意識づけはどのようにされているのでしょうか。

特別なことはしていませんが、クリーニングやフッ素塗布などの基本的なケアを丁寧に行っています。大切なのは、歯科医院は痛くなってから行くところではなく、継続して予防ケアのために通う場所と思ってもらうことです。例えば、定期的に美容室へ行って髪を切ってもらうのと同様に、歯科医院も定期的に通うものなんだと思ってもらいたいです。歯の染め出しをして磨き残しを見てもらい、一見きれいに見えても実はこれだけ磨けていないということを実感してもらうなど、根気よく伝えていくしかないかなと思っています。

ところで、スタッフの皆さんは自主的に技術向上に取り組んでいらっしゃるそうですね。

寺田英史院長 てらだデンタルクリニック4

スタッフ全員が治療技術や知識の向上に意欲的に取り組んでいるところは当院の強みの一つかもしれません。自主的にマネキンを使って練習をしたり、外部のセミナーや勉強会に参加したりして学んでいます。先輩の歯科衛生士が患者さん役になり、練習台になって実践することも。そのほかメンテナンスの際には、それぞれの患者さんのお口に合った歯ブラシや歯間ブラシについて、スタッフ自らアドバイスしたり、ご提案したりすることもあります。

口腔ケアは全身の健康に直結する

先生が患者さんと接する際に心がけていることは何ですか?

寺田英史院長 てらだデンタルクリニック5

患者さんが症状や不具合を的確に伝えるってなかなか難しいと思うんですよね。患者さんが伝えたいことをいかにくみ取るかということを心がけています。初診の方は、応急処置が必要な場合は、主訴をまず治療して、全体的なクリーニングをして、それが終了してから治療コンサルタントという流れになります。そこで今後の治療計画を説明します。お子さんの口の中のチェックやクリーニングを定期的に受けるリコールは、1ヵ月おきや3ヵ月おきなど、親御さんにペースを選んでいただいています。嫌がるお子さんには、何回か通ってもらって器具に慣れてもらうなど、段階的にトレーニングをしています。また、「痛くない治療」を心がけており、体にほとんど負担のない笑気麻酔を用いることもあります。

今後、クリニックとして力を入れていきたいことを教えてください。

歯周病治療やその後の予防ケアで来院される方も増えているので、引き続きしっかりケアをしていきたいです。当院では、微細なパウダーを吹きつけて汚れを落とす歯面清掃機を導入しています。クリーニングを終えた後には、3~4ヵ月後の次のクリーニングの予約も入れていただくようにしているので、続けて通っていただけたらうれしいですね。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

寺田英史院長 てらだデンタルクリニック6

歯に対する危機感は痛みがないと自覚しづらいんですよね。気づいたときには重症化していることもあります。でも、歯周病は血糖値のコントロールを悪くしたり、骨粗しょう症にも影響するなど、全身の病気とも深く関係しています。歯磨きで出血しても気にしない方もいるかもしれませんが、「それは炎症なんですよ。手や足がずっと腫れていたら気になりますよね? それと同じなんですよ」と伝えたいです。飲み込みづらい、むせやすいといったお口の機能が低下するオーラルフレイルは、病気の入り口ともいわれます。最近では医科の先生も、長期入院の場合は「まず歯科に行って口の中を診てもらって」とおっしゃるそうです。口腔ケアができている人とできていない人では、入院期間に差が出てくることもわかってきています。お口の健康が、全身の健康に密接に関わっていることを知ってもらい、子どもの頃から予防の大切さを知っていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/22万円~、顎顔面矯正/55万円~、インプラント/40万円~

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