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塚崎 富雄 院長の独自取材記事

あおぞらトータルクリニック

(川口市/西川口駅)

最終更新日:2025/02/28

塚崎富雄院長 あおぞらトータルクリニック main

JR京浜東北線西川口駅から徒歩3分の、西川口陸橋西側入り口前。ビルの5階にある「あおぞらトータルクリニック」は、その名前のとおり、個々の病気ではなく「人」をトータルに診る全人的な診療をモットーとしているクリニックだ。院長である塚崎富雄先生の専門とする循環器科はもちろん、内科、アレルギー科、皮膚科まで幅広く対応。地域のかかりつけ医として、糖尿病や腎臓病などの予防に尽力する一方、更年期障害にも力を入れている。塚崎先生に、診療にあたって大切にしていることや地域の人々に伝えたいことを聞いた。

(取材日2020年10月7日/情報更新日2025年1月17日)

体も心も含めた「人」をトータルで診る

すごく広い院内ですね。

塚崎富雄院長 あおぞらトータルクリニック1

病院っぽくない雰囲気にしたかったので、90坪と広いことがこの場所で開業する決め手の一つになりました。内装は、ホテルのロビーのように心安らぐような造りをとお願いして、あとは入り口から診察室まで車いすでスムーズに移動できること、スリッパに履き替えなくてもいいことにはこだわりましたね。待合室の奥は少しスペースを区切ることができるので、感染症対策にも活用しています。

どんな患者さんが多いのですか?

件数としては内科のご相談が多いですが、花粉症やアトピー性皮膚炎、ニキビなどの皮膚の悩み、更年期障害まで、満遍なく来られています。ただ小児の患者さんは少なくて、成人の方が中心ですね。年代としてはご高齢者が多いですが、更年期障害にお悩みの女性も少なくありません。更年期障害と一緒に皮膚のエイジングケアの相談を受けることもあります。また土地柄、中国の方も多いです。中国語対応まではできないけれど、だいたい日本語がある程度できる人と一緒に来てくれるので、スムーズに診療できています。

診療にあたり、心がけていることや大事にしていることは何でしょうか。

塚崎富雄院長 あおぞらトータルクリニック2

医師になった当時から肝に銘じているのは、「病気を診ずして病人を診る」ことです。現代の医療は細分化され、臓器別の医療が当たり前になっていますが、臓器だけ診ていたのではわからないことは数多くあります。人の体はそう単純なものではなく、すべてつながっているわけですから、体全体はもちろん、心も含めて診ないといけない。医療とは、そういうトータルなものであるべきだと思っています。「あおぞらトータルクリニック」という医院名は、そんな思いを込めてつけました。人を診るには、まず患者さんのことを聞かないと始まらないので、診療ではできる限りいろいろ聞くことを大事にしています。家族関係やさまざまな悩みは、患者さんの心身に大きな影響を及ぼすものだけれど、聞かないと話してもらえないことも多いですからね。診療を重ねて信頼関係ができれば、患者さんも打ち解けていろいろ話してくれます。そういうプロセスを大切にしています。

いつもと違うことが、重篤な病気発見の手がかりになる

なんでも相談できる「地域のかかりつけ医」ですね。

塚崎富雄院長 あおぞらトータルクリニック3

そうありたいと思っています。地域の医師として大事にしているのはやはり予防ですね。糖尿病が悪化したり腎不全になったりしないように、薬での治療はもちろん食事や運動のアドバイスもするのですが、しっかり実行してくれる人は2~3割ぐらいです(笑)。そこを何とか取り組んでもらえるよう、成功体験による意識づけと、しっかりした情報提供を意識して行っていますね。「こうしたら体重が○kg落ちた」など、目に見える変化があるとやる気になりますし、「このまま糖尿病が悪化するとどうなるか」など、具体的にどんなリスクがあるのかわかりやすく伝えることも大切です。どんな伝え方が響くかは人それぞれなので、患者さんの性格に合わせて、話し方を変えたりしています。人によって居心地が良いと思う空気は違うので、患者さんの話をよく聞くためにも、話しやすい雰囲気をつくることは大事だと思います。

更年期障害の相談も多いとのことですが、どんな治療になるのでしょう?

主に、漢方薬やホルモン補充療法などがメインになります。更年期障害と一緒に皮膚の悩みを相談される方は多いですね。私は生化学を学んだことから皮膚の再生には興味があって、多くは保険適用外にはなりますが、お肌のエイジングケアも提供しています。患者さんに満足して喜んでいただけたら、とてもうれしいです。きれいになりたいというニーズに応えられるよう、これからも患者さんのご相談に乗っていきたいと考えています。

ご専門の循環器内科の診療と検査体制についても教えてください。

塚崎富雄院長 あおぞらトータルクリニック4

クリニックなので大きな病院のようにはいきませんが、血液検査と心臓・腹部エコー、心電図、エックス線といった検査は可能です。患者さんの話を聞き、様子を見て、検査が必要な時は速やかに検査し、クリニックの設備では対応できない重篤な病気の方や、早急な対処が必要な方は、埼玉県済生会川口総合病院や戸田中央総合病院、川口工業総合病院などにご紹介します。長年通ってくれている人なら変化があるとすぐわかるので、「いつもと違う」と感じたら、重篤な病気の発見・治療につなげるためにも迅速な対応を行います。

粗食の良さを知り、食生活を見直す機会にしてほしい

土曜も終日診療しているのですね。

塚崎富雄院長 あおぞらトータルクリニック5

ええ。土曜の午後は休診のところが多いので、開いているクリニックが必要だろうと、土曜も9時から13時半まで診療することにしました。やはり平日は働いていたりで来院できない方もいますから、患者さんは結構多いですね。新規患者さんのほか、いつものところが休みだからと来られる方もいらっしゃいます。

ところで、先生が医師をめざされたきっかけは何だったのでしょう?

覚えてはいないのですが、子どもの頃から「医者になる」と言っていたみたいです。確かに、漠然と「人を救いたい」という気持ちはありましたね。専門に循環器内科を選んだのは、循環器内科のカテーテル治療は成果が見えやすいから。同じ内科でも血液内科や神経内科、消化器内科などは、なかなか成果が見えづらいですからね。そう思っていた時に先輩の誘いもあって循環器内科を選びました。

お忙しい日々の中、ご自身の健康維持やリラックスのためになさっていることはありますか?

塚崎富雄院長 あおぞらトータルクリニック6

ゴルフの打ちっぱなしに行くことと、ランニングをすること、あとは炭水化物はできる限り控えることですね。私は1日1食しか食べません。それを言うと必ず「それで持ちますか?」と聞かれますが、20年近く続けていて体調はすこぶる良好です。この食事法は、糖の代わりに脂肪が分解される際に出るケトン体を増やし、それを糖に変わるエネルギー源として利用しようというもの。 生化学を学ぶ中で、ケトン体の働きに興味を持つようになり、まず自分の生活に取り入れてみたんです。診療では食事について患者さんにアドバイスすることも多いですからね。結果、炭水化物を控えてケトン体を増やすことは肥満や糖尿病の患者さんにも有用だと私は考えています。ただ、残念ながらハードルが高いと感じる方が多いようです。

最後に、読者へのメッセージを一言お願いします。

メッセージとしては、粗食の良さをもっと知ってほしいというところでしょうか。「3食食べないと力がでない」と思われがちですが、決してそんなことはなく、人によって必要とする食事の回数、量は異なります。粗食は、糖尿病や高血圧などの予防にも役立つので、その良さを知ることが、食習慣を見直すきっかけになればうれしいです。

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ヒアルロン酸注射(1cc)/3万5000円、ほくろ・イボのケア/5000円~

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