虫歯を予防し健康な歯列を育てる
乳歯から受ける小児の予防歯科
善行団地ファミリー歯科
(藤沢市/善行駅)
最終更新日:2026/01/07
- 保険診療
親として気になるのが子どもの虫歯予防や歯並びの問題。乳歯のうちに虫歯になってしまうと永久歯にも影響するといわれるし、歯並びの問題を放置すると、将来、抜歯を伴う矯正など大がかりな治療が必要になることもある。しかし、忙しい毎日の中で、子どもの歯磨きや仕上げ磨きを実行するのは難しく、悩んでいる親も多いことだろう。そこで、小児の予防歯科に力を入れる「善行団地ファミリー歯科」山崎俊義院長に取材した。山崎院長は、噛み合わせにも詳しく、虫歯予防だけでなく、歯並びに影響を与える指しゃぶりや口呼吸についても積極的に指導に取り組む。口腔内スキャナーなど低侵襲な機器も導入し、子どもが受診しやすい診療環境も特徴だ。子どもの将来のために、乳歯のうちから通う予防歯科について知ってほしい。
(取材日2025年12月10日)
目次
乳歯が生えたら受診したい小児の予防歯科。虫歯を予防し、歯並びや嚥下に影響する指しゃぶりや口呼吸も指導
- Q子どもは何歳くらいから歯科医院にかかると良いのでしょうか?
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A
▲早めの歯科医院デビューが大切と語る山崎先生
お子さんの乳歯が生えそろう2歳半から3歳ぐらいから、歯科医院で成長に合わせた予防処置や家庭での歯磨きなどの指導を受けることが望まれますので、乳歯が生えてきたら、一度、歯科医院に相談に来ていただきたいですね。通う間隔は、お子さんのお口の状態や、親御さんの状況によりますが、3ヵ月に1度くらいのペースが基本です。虫歯菌は親御さんからお子さんにうつることが多いので、お子さんの歯を守るためには家族も一緒に通院してメンテナンスを受けると良いでしょう。また、家庭では仕上げ磨きを習慣づけてください。親御さんの膝の上にお子さんの頭を乗せて、コミュニケーションを取りながら進めるとうまくできると思います。
- Q小さい頃から予防歯科に通うメリットを教えてください。
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A
▲カプセルトイを設置するなど、子どもが通いやすい工夫を施す
第一のメリットは、成長に合わせた予防処置を受けたり、家庭での歯磨きなどの指導を受けたりすることで、虫歯の予防につながりますし、虫歯ができてもごく初期のうちですから、簡単な治療で済みます。また、乳歯の生え方や、乳歯から永久歯への生え替わりに問題がある場合も、早めに対応できることが挙げられます。最近は、生え替わりがスムーズにいかなかったり、歯並びに問題が出たりするお子さんも少なくないので、早いうちから歯科医院を受診すると安心でしょう。小さい時から予防歯科に通うことで、歯科に慣れることもできますし、痛い思いをあまりしなくて済むので、将来的にも歯の健康への意識が高まることも期待できます。
- Q予防歯科ではどのようなことをするのでしょうか?
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A
▲痛みや不安に配慮した診療を行う
2歳半ぐらいになって、ブクブクうがいができるようになったら、虫歯予防として歯にフッ素を塗布します。あとは、お子さんのブラッシングの練習と、保護者の方への仕上げ磨きの指導、おやつの食べ方など食事の指導ですね。もっとも最近は、予防意識の高い親御さんが多いので、おやつをだらだら食べたり、スポーツドリンクを飲みすぎたりというお子さんは少ないように思います。以前は、スポーツドリンクを飲みすぎて、上の前歯の境目に虫歯ができるお子さんが目立ちましたが、今はあまり見かけません。親御さんはもちろん、保育園や幼稚園、学童保育の先生方や、スポーツクラブなども虫歯予防に配慮されているのではないかと思っています。
- Q噛み合わせや歯並びも気になります。
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A
▲機器を用いて、精密な検査を行う
乳歯は噛み合わせをあまり気にする必要はなく、歯ぎしりがあってもそれほど心配はないと思います。大切なのは、歯並びや口腔機能に悪い影響を与える習癖です。例えば、指しゃぶりが癖になっていると、前歯が出る、下の歯が引っ込む、歯列がV字型になり噛み切りにくくなる、すきっ歯になるなどの可能性があります。また唇を噛む癖があると飲み込む機能に支障が出ることがあります。口呼吸も舌の位置が下がってしまい歯並びに影響が出ますので、当院では鼻呼吸になるよう指導しています。永久歯が生えそろう段階で、噛み合わせが深い状態の過蓋咬合、受け口(反対咬合)など顎の成長に問題がある場合は、矯正歯科を受診することが勧められます。
- Q子どもの診療の際、どんなことを心がけていますか?
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A
▲患者にわかりやすい説明を心がける山崎先生
まず、お子さんにもわかりやすい言葉を使うことですね。例えば、麻酔をする時は「歯を眠らせるよ」とか、虫歯のことは「悪いばい菌が歯を食べた後だよ」などと説明します。診療チェアに座るだけでも泣いてしまうお子さんもいますので、決して無理をせず、話すことから始めて、鏡でお口の中を一緒に見たり、治療器具を触ったりして、「話して、見せて、触らせる」ことで慣れてもらいます。泣いてしまったら、治療は次回にすることもありますし、お子さんに痛い思いや怖い思いをさせないことに努め、歯科嫌いにならないように注意しています。そして、処置や治療を頑張ってくれたらしっかり褒めて、次につながるように心がけています。

