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濱川 悦郎 院長の独自取材記事

はまかわ歯科医院

(姶良市/加治木駅)

最終更新日:2021/12/14

濱川悦郎院長 はまかわ歯科医院 main

姶良市加治木町の国道10号線沿いにある「はまかわ歯科医院」。1993年の開業以来、地域密着型の歯科医院として地域住民の健康をサポートしている。「とにかく患者さんを元気にするのが目標」と穏やかに話す濱川悦郎院長は、歯科医師・スタッフが一丸となって「包括歯科医療」に取り組む診療スタイルを導入。「患者さんのためにできることを、より一層充実させたい」と、真摯に勉強を重ねる毎日だ。昼休みを利用して訪問診療に出かけるなど、ほぼ休む暇なくひたむきに診療に力を尽くす濱川院長に、歯科医師を志したきっかけや歯科医院の特徴、診療方針や診療スタイルなどについて、たっぷり語ってもらった。

(取材日2021年9月29日)

地域に密着した歯科医院をめざして

まずは、歯科医師を志したきっかけなどお聞かせいただけますか?

濱川悦郎院長 はまかわ歯科医院1

父の仕事の関係で東京で生まれ、幼稚園から高校卒業までを大阪で過ごしました。父は姶良市の出身で定年後にこちらにUターンし、私も高校卒業後に両親のいる鹿児島に戻って予備校に通いました。実は高校時代の私は教師をめざしていたのですが、予備校での出会いがきっかけで歯科医師を志すようになりました。県外から来た私は予備校で同じ年頃の人たちとなかなかなじめず、そんな時に親しくなったのが、医療分野をめざして予備校で勉強していた年上の友人たちでした。その友人たちから影響を受けて医療分野の仕事に魅力を感じるようになり、自分も歯科医師をめざすようになったのです。

歯科医院の開業の経緯を教えてください。

大学院に残りたいという気持ちがあったのですが、両親と相談の結果、卒業後は大学の教授に勧めていただいた鹿児島市内の歯科医院に勤務しました。早く開業医として自分のめざす診療スタイルで地域貢献したい、と考えていたところ勤務先の院長先生が「開業するなら早いほうがいい」と言ってくださったこともあり、3年間勤めた後、1993年に父の実家があった場所に歯科医院を建てて開業しました。当初は診察チェア3台でスタートしましたが、2003年に改装して少し広くしました。保険診療をメインに地域密着型の歯科医院でありたいので、患者さんが気軽に入りやすく、親しみやすい造りにしています。

こちらには、歯科技工士の方が在籍しているそうですね。

濱川悦郎院長 はまかわ歯科医院2

当院の特徴の一つは、2人の歯科技工士が常在していることです。歯科技工士が直接患者さんにお会いして要望を聞き、義歯などの補綴物の作製を行っています。多くの歯科医院では、義歯などの補綴物は外注のみに頼っているのがほとんどで、その場合、歯科技工士は歯型の模型だけで補綴物を作製します。当院では歯科技工士が患者さんの状態や容姿、肌の色やお口を見て、要望等を直接聞き取りますので、歯の形や色彩、噛み合わせなど、より患者さんの細かい要望に添った義歯などの補綴物が作製できると思います。訪問診療でも昼食後にお預かりした義歯を調整・修理して、夕食前にはお返しできるというスピーディーな対応も行っています。食事時間を保持することは高齢者や障害のある方には大切なことなので、そうしたご相談をいただけることも当院の強みですね。

「包括歯科医療」で患者を元気にしたい

訪問診療にも尽力されているそうですが、なぜ訪問診療を始められたのですか?

濱川悦郎院長 はまかわ歯科医院3

20年以上前に訪問診療の依頼があって始めたのがきっかけです。当時は歯科の訪問診療があまり行われておらず、歯科医師会からポータブルのユニットやエックス線機器などの道具を借りてスタートしました。今は月曜日から金曜日の昼休みの時間を利用して訪問診療に出かけていますが、通常の診療日は1、2件しか訪問できないため、水曜日の午後は別の先生にも訪問診療を手伝ってもらっています。訪問診療の要望はとても多く、病院や、グループホーム、介護老人福祉施設の他、ご自宅へも伺うことが多いです。余命残り少ない方の家族から、限られた時間の中での義歯治療や歯科治療の依頼もあります。私が対応できることなら、患者さんの要望にできるだけ応えたいと思って日々取り組んでいます。

こちらの診療方針をお聞かせください。

当院の理念は「元気・笑顔・希望」です。安心・安全な歯科医療を通して、患者さんに元気、笑顔、希望を届けることをめざし、「包括歯科医療」に取り組んでいます。一般に「包括歯科治療」は、局所治療ではなく全顎的治療を行う医療のことをいいますが、当院ではむし歯や歯周病などの原因を取り除き、治療後の良い状態を維持できるよう患者さんに寄り添う医療をめざしています。むし歯や歯周病は口の中にある菌が原因の疾患ですが、歯磨き不足だけが原因ではなく、噛み合わせや、その背景にある生活習慣などの要因を改善しなければ、治療をしても同じことが繰り返される場合もあります。むし歯も歯周病も自然に治ることはなく、失った歯や骨は元に戻りません。また、治療後のいい状態を長く保つためには、患者さんに合わせたアドバイスも必要です。当院では、患者さんの口腔内だけでなく全身や生活環境についてもよく聞き、改善できるよう心がけています。

患者さんをよく知るために、どのようなことに取り組んでいますか?

濱川悦郎院長 はまかわ歯科医院4

包括的に治療を行う患者さんには、歯科衛生士の担当制を導入しています。同じ衛生士が担当すれば、以前からの変化もわかり、よりこまやかな対応ができると考えています。患者さんには、歯科衛生士が普段の生活習慣や1日の過ごし方、食べ物の好みなどのヒアリングを行い、お口の中だけでなく顔や姿勢などの写真も定期的に撮影して、カルテとは別に患者さん1人ずつのファイルを作っています。また先ほどお話ししたように、歯科技工士も直接患者さんにお会いして義歯などの補綴物を作製します。治療計画は、歯科衛生士や歯科技工士と相談しながら、この患者さんはここを重点的に治していこう、ここを伝えようなどと決め、一人ひとりに合った歯科医療を提供できるように努めています。

患者のためにできることを追求し続けて

先生は、職員が楽しく働ける職場環境づくりにも力を入れているそうですね。

濱川悦郎院長 はまかわ歯科医院5

患者さんに気持ち良く治療を受けていただくには、院内のスタッフが気持ち良く働けることが大切だと考えています。スタッフの雰囲気は患者さんにも伝わります。スタッフも1日の大半を診療所で過ごしますので、皆がやりがいを持って楽しく仕事ができる職場環境づくりは、院長の大切な仕事だと思っています。またスタッフが歯科医療の専門職として地域に貢献できるよう、院内勉強会や院外研修会など学ぶ機会を積極的に設けるようにしています。私自身も開業当初から歯科医師の仲間と定期的に勉強会を開催していて、お互いの症例を発表し合ったり、外部から講師を招いたりして学び続けています。

今後の展望をお聞かせください。

学べば学ぶほど、やりたいことが増えていきます。例えば、開業当初は勉強して矯正治療も行っていたのですが、任せられるところは専門の歯科医師に任せようと今は月に一度矯正治療の先生にお願いしています。しかし、矯正診療日以外でも診て差し上げられるよう最近勉強を再開しました。今後さらに咬合治療にも力を入れていこうと思っています。患者さんのためにできることを増やし、地域の皆さんの健康に少しでも貢献できたらと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

濱川悦郎院長 はまかわ歯科医院6

超高齢社会の今、健康寿命を延ばして心身ともに元気でいることはとても大事だと思います。本当の意味で健康になるためには薬やサプリメントだけに頼らず、正しい知識を持って、それを実践していくことが大事です。こんな考えでこれからもスタッフがチーム一丸となって歯科医療を行っていきます。当院は20~25年と長く勤務するベテランスタッフが多く、皆やりがいを持って働いていて、日々患者さんから元気をもらっています。また、私や歯科衛生士、受付スタッフは歯科における感染症対策を専門的に勉強し、滅菌や消毒などの感染症対策を徹底して行っておりますので、いろいろな面で安心していただけるかと思います。ご興味のある方は気軽に相談に来ていただいて、心身の健康を見つめ直していただければうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

全顎歯列矯正/60万円~、局所歯列矯正/5万円~

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