北大路通と下鴨本通りが交差する、大きな交差点に位置する「三浦診療所」は、プライマリケアを行う総合診療所として地域住民の健康を支えるクリニックだ。院長を務める三浦賢佑（けんすけ）先生は、京都大学医学部を卒業後、ウイルス研究所にて肝炎ウイルスの研究に従事していた経験を持つと同時に、京都大学医学部附属病院や京都桂病院では臨床医として50年近く診療を行ってきた。また、京都大学医学部では講師、京都桂病院では院長補佐、京都大学医学部附属病院の総合臨床科臨床教授を務めた。そんな三浦院長が、定年を迎えた後に開院した診療所は、木がふんだんに使用された温かな雰囲気がただよう。患者目線の医療を提供する三浦院長に、これまでの経験や地域医療にかける思いを聞かせてもらった。

（取材日2020年1月14日）