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井下 榮亮 院長の独自取材記事

えいすけ歯科クリニック

(北葛飾郡杉戸町/杉戸高野台駅)

最終更新日:2024/07/09

井下榮亮院長 えいすけ歯科クリニック main

東武日光線杉戸高野台駅の東口から徒歩約7分。住宅街を進むと白い外壁が映える「えいすけ歯科クリニック」が見えてくる。歯科医師としては25年の経歴を持つ井下榮亮院長が2004年に開業したクリニックで、一般歯科をはじめ幅広い対応を行っており、子どもも含めた矯正歯科にも取り組んでいる。特に力を入れているのは、すべての世代を対象とした予防歯科。定期的に受診し、こまめにケアすることで口内の健康を保つ重要性を説いている。「症状が出ていない時からケアをすることや子どもの頃からの受診習慣が大切だ」と話す井下院長に、予防歯科の重要性や診療にあたって気をつけていることなどを聞いた。

(取材日2024年5月29日)

不用意に抜かない、削らない。日頃のケアを重視

歯科医師を志した理由を教えてください。

井下榮亮院長 えいすけ歯科クリニック1

家族の影響が大きいです。私の父も歯科医師として開業をしていましたし、父の兄弟もみんな歯科医師でした。父のクリニックは実家とは離れた場所にあったので、父の仕事を直接見る機会はあまりなかったのですが、小さい頃から医療を身近に感じていました。大学では歯学部に進み、学びを深める中で歯科の面白さや手応えを感じるようになりました。特に、歯科では詰め物の処置など、内科や外科よりも医師が関わる部分が多いと感じます。昔から物を作ることは好きだったので、そういった部分でも相性がいいのかなと感じています。

開業して20年ですが、これまでにどんな経験を積んでこられましたか。

大学を卒業した後、都心のビル内にあるクリニックに勤めていました。20~60代くらいの働き盛りの世代が中心で、虫歯や歯周病の治療に多く携わりました。しかし、子どもやご年配の患者さんはあまりいらっしゃらなかったんですね。そこで川崎市内のクリニックに移り、ここで現在のクリニックにつながる基礎的なことをすべて学びました。今と同じく一般歯科に広く対応していたので、抜歯やかぶせ物、歯のクリーニングなど、保険が適用される治療の全般について経験を積みました。患者さんへの接し方についても学びましたね。どうすればケガなく安全に治療を受けていただけるか、嫌がるお子さんにどんなふうに接すればいいか……歯科医師としての基本を5年かけて学び、2004年に杉戸町で開業しました。土地勘がない場所でゼロからのスタートでしたが、年齢を問わず、幅広い患者さんに通っていただいています。

診療方針を教えてください。

井下榮亮院長 えいすけ歯科クリニック2

不用意に歯を削らない、抜かないことが治療の方針です。ご自身の歯を残すことができるならば、そのほうが良いです。虫歯イコール「痛い」というイメージがありますが、自覚症状がある場合はかなり状態が悪いことが多いです。削ったり、場合によっては神経を取ったりする必要もあるでしょう。患者さんによっては、初期虫歯があったとしても、痛みがないなら大丈夫と思ってしまうかもしれません。しかし、がんに例えて考えてみてください。症状がない早期の段階から検査で見つけられたら、比較的負担の少ない治療ができますよね。一方、痛みなどの症状が出てからだとかなり病気が進行していて、入院や手術が必要になっていくはずです。「痛い」と感じない虫歯も、そういったイメージを持っていただきたいのです。症状がないうちから処置をする、予防をする。そのためには日頃のケアが重要になってきます。

子どもも大人も予防歯科が第一。患者の協力が不可欠

予防歯科の重要性について、どのように考えていらっしゃいますか。

井下榮亮院長 えいすけ歯科クリニック3

歯は、死ぬまで一生使うものです。できるだけ、大ごとにならないようメンテナンスをしてあげることが大切だと思います。大人でも子どもでも、歯を削るとか麻酔を打つのは嫌なはずです。「痛くならないと歯医者に行かない」ではなく、そうなる前から通っていただきたいのです。もっと言えば、子どもの時から受診していただき、虫歯や歯周病などのリスクを最小限に抑えた口腔環境をめざすことが大切だと考えています。永久歯に生え替わる前でしたら、治療の選択肢も多くありますし、歯列矯正を受ける場合も永久歯に生え替わった後に比べれば費用が高額になりにくいでしょう。

子どもの患者さんと接する時に気をつけていることはありますか。

まずはクリニックの雰囲気に慣れていただくことですかね。小さいお子さんだと内科との区別もついていなくて、注射されると思って泣いたり、椅子にさえ座れない子もいたりします。そういう場合は、あまり無理をせずにクリニック自体が嫌いにならないように接することを心がけています。親御さんに付き添っていただいて、1回は口を開けてもらいます。歯のケアを行う所なんだとわかってもらうことが大切なので、歯ブラシやフッ素をつけるなど簡単なことから少しずつ進めていきます。苦手意識が強まって「行きたくないから痛くても言わない」というパターンに陥らないように気をつけています。我慢を続けて、ボロボロになって処置できない状態で来院する……という状況を避けたいのです。子どもの口の健康のために、親御さんの協力は不可欠。ブラッシングや間食にもぜひ気をつけていただきたいですね。

大人になってからも、予防歯科は重要なのでしょうか。

井下榮亮院長 えいすけ歯科クリニック4

「大人になれば歯の心配はなくなる」と考えがちですが、それは間違いです。歯周病のリスクが高まるだけでなく、長年の食生活や歯磨きの習慣が、口の中の健康に影響を及ぼすのです。大人の患者さんに向けては、説明に重点を置いています。例えば歯を失った場合、入れ歯やインプラントなど選択肢が複数あります。この選択肢のメリットやデメリットをお伝えしながら丁寧に説明させていただいています。治療において費用や機能、見た目など何に重視しているのか患者さんによってさまざまです。希望に沿ってご提案はさせていただきますが、最終的には患者さんにご判断いただきます。そのためその場で決めてもらうことはせず一旦持ち帰ってご家族と相談していただくように心がけています。どの治療方法を取るかによって、噛み方や見え方が変わってきます。しっかりと話し合い、患者さんの意思を尊重した治療計画を立てていきます。

十分に説明し、信頼関係をつくって治療を進める

診療する際に、大切にしていることがあれば教えてください。

井下榮亮院長 えいすけ歯科クリニック5

治療内容について、患者さんご自身に納得していただくことです。例えば、過去に治療を受けたことを「歯を抜かれた」とか「削られた」と表現をする方がいらっしゃいます。しかし、歯科医師も患者さんがまったく知らないうちに、勝手にそういった処置をするわけではありませんよね。そういう言い方になるのは、説明が足りておらず、納得して治療に移っていないからだと思うのです。ですので、当院では「わからないのでお任せします」と患者さんがおっしゃったとしても、治療計画についてきちんと説明して、ご理解いただきたいと考えています。患者さんと医師の間に信頼関係があってこそ、良い治療ができると思います。特に、毎日のお手入れは患者さんに取り組んでいただいてこそ、歯の健康を保つことにつながります。協力関係が不可欠なんです。

スタッフ間で心がけていることはありますか。

来院される方は、皆さん何かしらの症状や不安を抱えていらっしゃいます。その気持ちに寄り添って、それ以上不安が大きくならないようにしたいと考えています。ただ、一律でこうしようとか、型にはめて対応するということではありません。患者さんはそれぞれ違う思いでいらっしゃいますから、積極的に話しかけてほしい人やそうでない人、それぞれお人柄や状況を見ながら対応するようにしていますね。また、衛生面にも細心の注意を払っています。高圧下で、高温の水蒸気を使用して滅菌する機器を導入し、使用した機械は使用するごとに滅菌処理を行っています。歯を削るハンドピースや基本のセットも滅菌したものを包装して、清潔に保っています。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

井下榮亮院長 えいすけ歯科クリニック6

「歯医者へ行くの、嫌だな」と感じている人ほど、症状がない時に行ったほうがいいと思います。痛い治療を避けたいと思って足が遠のくと、症状も悪化するという悪循環に陥ってしまいます。そうならないために、定期的に通っていただくのがお勧めです。こまめに受診することで早い段階で治療ができ、痛みや負担も少なく済むので通いやすくなる。そんな好循環になると良いですね。今は気になることがなくても、歯並びを悪くすることにつながる日頃の癖や、改善したいことが見えてくるかもしれません。いつまでも自分の歯を残していくためにも、ぜひ一度受診してみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/33万円~、成人矯正/77万円~、インプラント1本/40万7000円

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