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柳澤 秀通 院長の独自取材記事

柳澤歯科医院

(春日部市/春日部駅)

最終更新日:2025/06/04

柳澤秀通院長 柳澤歯科医院 main

春日部駅西口を出て徒歩5分。駅から延びる大通りにあるのが2008年にオープンした「柳澤歯科医院」だ。中に入るとまず目に入るのは、かわいらしいキャラクターの絵やぬいぐるみ。キッズコーナーにはたくさんのおもちゃが置かれ、明るい雰囲気の院内は子ども連れでも安心して入ることができそうだ。地域医療に貢献したいという強い思いを持つ柳澤秀通院長は、一般歯科から小児歯科、口腔外科、審美歯科、矯正歯科など幅広い治療を手がけ、安心して診療を受けてほしいという思いからそのほとんどを保険診療で行っている。優しい笑顔が印象的な柳澤先生のもとには、小さな子どもから高齢者まで幅広い年齢層の患者が訪れる。そんな柳澤先生にさまざまな話を聞いた。

(取材日2015年9月24日)

市場で働く人たちを通して学んだ誠意ある対応の大切さ

大学を卒業されてから開業までの経歴についてお聞かせください。

柳澤秀通院長 柳澤歯科医院1

国家試験が終わってから、大学に残って勉強を続けるか、大学を出て外部の病院で臨床をしながら勉強させてもらうか悩みました。大学では勉強や研究をしながら臨床を行いますので、あまり多くの患者さんを診ることができないんです。勉強を続けたいという気持ちはありましたが、患者さんと触れ合いたいという思いのほうが強く、現場で働くことを決めました。大学の先輩が開業したクリニックで勤務医をしながら、根本的な治療の仕方などを教えていただきました。勉強会などにも積極的に参加して、基本となる知識はそこで学びました。その後、築地の中央卸売市場内にある歯科医院の院長をやらないかというお話しをいただいたので受けることにしました。中央卸売市場で働く方々が受診しますので、朝が早く、夕方も16時には診療が終わります。ですから17時からは北越谷の歯科医院でも勤務をしていました。3年後にこの柳澤歯科医院を開業しました。

勤務医をしていてどのようなことを学んでこられましたか。

初めて院長をした市場歯科医院では、患者さんとの接し方がとても勉強になりました。患者さんによって性格も違うので、一人ひとりに合わせてきちんと説明することを心がけていました。こちらが誠意を持って対応すれば理解を示してくれますし、信頼して任せてくれましたのでとてもやりがいがありましたね。皆さん市場での仕事帰りにいらっしゃるので、長靴でやってきて、段ボールにその日取れた海産物を持ってきてくださった方もいらっしゃいました。普通に街で歯科医師をしていたら経験できないこともたくさんあり、対人面でも学ぶことが多く貴重な経験をしたと思います。その後に勤務していた歯科医院でもたくさんの患者さんの診療をさせていただきましたので、担当してきた患者さんの数はかなりの人数になったと思います。たくさんの症例を診てこられたことも私の強みになりましたね。

開業にあたり、春日部を選ばれた理由は何ですか。

柳澤秀通院長 柳澤歯科医院2

地域によって口内環境に違いがあることに気がついたんです。都内ではやはり意識の高い方が多く、お口の中の環境が悪い方という人はあまりいらっしゃいませんでした。予防歯科にもきちんと通われている方が多く、メンテナンスが行き届いています。都内から少し離れると、口内環境が悪化している方を多く見かけることから、まだ予防歯科などがあまり浸透していない地域で、困っている患者さんが多い地域で開業したいと思いこちらを選びました。向かいに内科があるのですが、そちらの先生が糖尿病を専門にされています。糖尿病の患者さんは口内環境が悪い方が多く、また歯の治療を行うことで糖尿病の数値にも影響があるというデータもあるので、お互いにうまく連携できたらという思いもありこの場所を選びました。

あえて専門分野は持たず、幅広い症例に対応

先生のご専門分野についてお聞かせください。

柳澤秀通院長 柳澤歯科医院3

実は特化した専門分野はないんです。一般歯科として幅広い症例に対応して、専門性が高く、ここでは対応できない症例に関しては大学病院などへ紹介する。それが地域密着型の歯科医師の役目だと考えているからです。春日部という土地柄、いろんな症状を満遍なく治療できる医師がいたほうがいいと考えています。ただ何でも「ここではできません」と他の機関へ紹介してしまうのではなく、ある程度の治療はここで完結できるよう勉強はしてきたつもりです。臨床を大事に、幅広い症例の患者さんを診てきた経験を生かすことができればと思っています。私にもできないことはもちろんありますので、できないことを無理矢理引き受けることはしませんが、できる範囲は広げておいてあげたいので、知識は増やすようにしています。

先生の診療方針を教えてください。

安心して治療を受けていただくことです。先ほども話しましたが開業医として受け入れ口を広くすることはもちろん、金額面でも心配のないよう、基本的には保険診療がメインです。予防歯科に力を入れているのですが、歯のクリーニングは自費診療だと思われている方が多いですが保険診療でも可能です。義歯に関しても、どうしても厚みが気になるので薄くしたいなどといった場合は自費になりますが、それ以外は保険診療でも十分可能なんです。なかなか知られていないことなので、金額面で歯医者に行くのを躊躇しているという方は一度相談してみてほしいですね。どうしても自費診療になってしまう場合も、事前の説明をしっかり行い、納得していただいた上で行っています。

予防歯科について詳しく教えてください。

柳澤秀通院長 柳澤歯科医院4

お子さんは生え替わりが始まる6歳から8歳くらいでは半年に1度、それ以前のもっと小さいお子さんは3ヵ月に1度くらいの頻度で定期検診に来ていただきたいですね。乳歯のうちに虫歯をつくらないということが大事です。フッ素を塗ったり、歯と歯の間の汚れをチェックしたりします。私にも小学校1年生の子どもがいますが、歯間の汚れにはいつも気をつけています。歯間の汚れから虫歯になってしまう子がほとんどですので、逆に言えばそれを気をつけていれば虫歯にはならないはずなんですよね。自分の子どもに気をつけていることをそのまま患者さんにも伝えていくようにしています。歯の質や硬さなども影響しますが、まずはしっかり汚れを落とすことが重要です。定期検診に来てもらったら、歯間の汚れをお母さんに見てもらうこともあります。

地域の皆さんに愛される、密着型の歯科医師をめざして

お子さんの患者さんが多いそうですが、気を配っていることはありますか。

柳澤秀通院長 柳澤歯科医院5

お子さんはまず怖がらないで来ていただくことが一番なので、まずは何をするのか器具を見せたり触ってもらったりして、説明してから治療を始めます。まずエアーを吹きつけて、それができたら褒めてまた次、というふうに少しずつ進めていきます。治療ができたら帰りにおもちゃやカードを持って帰ってもらって、それが次に来る時の楽しみになってもらえればと思っています。男の子なんかはとても喜んでくれましたね。きっかけは何でもいいので、歯医者が怖くない、楽しい所だと思ってもらえるよう努力しています。お子さんが通い続けることで、ご家族も一緒に来ていただけることが多いんです。子どもが楽しく通院できると、ご家族もそこで一緒に定期的に通院してくださるようになりますから、そこから一家全員のお口の健康につなげられたらいいですね。

休日などはどのように過ごしていますか。

週に2日はお酒を飲んでから帰っています。春日部市内でお酒を飲んで、地域の人たちと仲良くなったり、コミュニケーションを取るのが楽しいですね。もっと地域に密着したいので、こうしてお酒を飲んで地域の皆さんとたわいもない話しをするのもとても大事だと思っています。そこで知り合った方が患者さんとして来てくれることもあります。患者さんを勧誘する目的で飲みに行っているわけではないのですが、とてもうれしいですね。こういう機会をこれからも大事にしていきたいです。

最後に今後の展望をお聞かせください。

柳澤秀通院長 柳澤歯科医院6

まだユニットを増やせるスペースがあるので、もう少し自分に余裕ができたらもっと診てあげられる患者さんを増やせるよう医師も増やして対応していけたらと思っています。自分が先輩に育てていただいたように、一緒にやっていける先生を、仕事を通して育てていけたらいいですね。もっとたくさんの患者さんの力になりたいと考えていますので、長くこの地域で愛される歯科医院となれるようこれからも努力していきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/33万円~、セラミックを用いた補綴治療/3万3000円~

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