インプラント埋入から術後ケアまで
一人ひとりに合わせた治療計画
オリオン歯科医院
(白井市/西白井駅)
最終更新日:2025/10/08


- 保険診療
- 自由診療
失った歯の機能を補うための治療法として、他の歯に負担をかけにくいなどのメリットが望めるインプラント治療。だがインプラント治療に興味はあれど外科手術に不安を感じる人や、歯が1本もない人もいれば、歯周病が進行している人、また何度も通院する時間が取りにくい人もいるだろう。「オリオン歯科医院」では多様な悩みに応えられるだけの設備と体制を整えて、インプラント埋入から術後ケアまでを一連で考え、一人ひとりに合った無理のない治療計画を立てることに努めている。インプラント治療に対する同院の方針や実際の治療の流れについて、櫻田雅彦理事長に教えてもらった。
(取材日2025年8月30日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qインプラント治療のメリットについて教えてください。
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A
歯を失った際、入れ歯やブリッジと並んで選択肢に挙がるのがインプラント治療です。特徴の一つは、他の歯に負担をかけにくいということ。顎の骨にしっかりと人工歯根を埋め込むので、入れ歯と比較すると自然な噛み心地が期待できます。それだけならばブリッジもあまり違和感はないのですが、トラブルが起きた際に前後の歯など周囲にまで影響が及ぶこともあります。その点、インプラントは他の歯の支えを必要としないため、影響が少なく済むというメリットもありますね。ただし、歯を失ったからには理由があるはずです。それを改善しない限り、どの方法を選んでも他の歯で同じことが起こるリスクがあることは知っておいてほしいと思います。
- Qインプラント治療は誰でも受けられるのでしょうか?
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A
外科治療になりますので、全身疾患のある方など健康状態によっては、手術の適応を慎重に見極める必要があります。またインプラント治療は自由診療です。この2点について問題がなければ、インプラント治療を選ぶメリットは大きいでしょう。現代ではシミュレーションやガイドシステムを活用したり、静脈鎮静麻酔を使用したりすることで、患者さまの心身の負担をできるだけ少なくすることも可能です。骨が足りない方や歯周病のある方、また歯が1本もない方や、時間が取りにくく抜歯と埋入を同日に希望される場合でも、それぞれに適した治療法があります。当院ではこれらすべてに対応しており、安全かつ低侵襲なインプラント治療を心がけています。
- Qこちらで提供しているインプラント治療の特徴は何ですか?
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A
安心してインプラント治療を受けていただくための設備と体制を整え、一人ひとりに合った治療計画を立てています。使用するインプラントメーカーも厳選し、全身や口腔内の健康状態も確認しながら、無理のない設計・計画で行う方針です。手術室は2部屋あり、効率的かつ衛生面にも配慮した環境を整えています。私はインプラント治療について指導する立場でもあり、インプラントの特性について熟知していると自負しています。院内で精密に行う義歯の製作や治療後のメンテナンスに至るまで、それぞれに得意分野を持った20人以上の歯科医師たち、また歯科衛生士・歯科技工士とも協力して、精度の高いインプラント治療の提供に努めています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1初診・検査
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エックス線や歯科用CTによる検査で、口腔の状態を確認。歯周病の有無や噛み合わせのチェックも行い、全身の健康状態についても確認した上で、インプラント治療が適しているかを歯科医師が見極める。状況や患者の要望によってはこれらの検査をすべて同日に実施。他の治療や歯の保存が難しい場合に、歯科医師からインプラント治療を提案するケースもあるそうだ。
- 2治療計画の立案
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口腔内の状態だけでなく、患者の年齢や背景も踏まえて、一人ひとりに合った無理のない治療計画を立てるのが同院の方針だ。骨造成や抜歯即時埋入、複数のインプラントで義歯全体を支える治療法、歯茎を切開せずにインプラントを埋め込む方法などにも対応。歯周病の有無、通院頻度や術後のメンテナンス、費用面なども考慮して患者と一緒に治療法を考えていく。
- 3インプラント体の埋入
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顎の骨に小さな穴を開け、人工歯根であるインプラント体を埋入。同院には手術室が2部屋あり、精密な検査・診断のための歯科用CTや、術前に骨の量や密度、歯茎の内部の状態などを分析できる術前シミュレーションシステムをはじめ、多様な医療機器を備える。効率的かつ衛生面にも配慮された環境だ。治療法や部位によって期間は異なるが、いずれもインプラントが骨と結合するための時間を数ヵ月間設ける。
- 4インプラント体の上部に人工歯を装着
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インプラントが骨と結合したら、その上部に人工歯を装着する。歯科技工士が常駐しており、義歯や補綴物の色合い調整など、技工物の精度向上に努めている同院。インプラント治療の人工歯についても、歯科技工士が直接患者の口腔を見て、歯科医師と協力して調整を行う。素材について同院ではジルコニアを使うケースが多く、噛み合わせや強度も確認しながら人工歯を製作している。
- 5手術後のケア
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人工歯根や人工歯そのものが虫歯になることはないが、インプラントの周囲に炎症が起きたり歯周病になったりする可能性は十分にある。外傷などを除くと歯を失った原因は歯周病の悪化などにあることが多く、再発を防ぐためにも術後の定期的なメンテナンスが不可欠だ。同院では術後も長く良い状態を保てるよう、経験豊富な歯科衛生士たちがメンテナンスを担当。もし異常が見つかった際は、すぐに歯科医師が確認を行う。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/48万円~、抜歯即時埋入法によるインプラント治療/48万円~、骨造成/6万円~、インプラントを用いた固定式義歯/194万円~、フラップレスインプラント手術/54万6000円~