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古川 健太郎 院長の独自取材記事

古川病院

(横浜市神奈川区/新子安駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR京浜東北線新子安駅、京急本線新子安駅からそれぞれ徒歩2分、車のアクセスも良い好立地に建つ「古川病院」は、2017年に開院80周年を迎える地域密着型の中核病院だ。2011年に建て替えられた快適な病棟には、地域包括ケア8床を含む一般障害者病棟49床、療養病床49床が完備され、2012年には病気の早期発見、早期治療を目標に健診部門も新設された。糖尿病を専門とする古川健太郎理事長は、同院の3代目。2011年の就任以来、長年の歴史の中で担ってきた地域のニーズと、今後さらに求められる療養入院、地域包括ケア、そして新しいスタイルの在宅診療の構築にも力を入れてきた。古川理事長が外来を担当する糖尿病内科をはじめ、一般内科、リハビリテーション科、小児科など10の外来診療科を設置しており、地域住民にとって頼れる存在だ。地元である新子安のニーズを常に見据え、そこに必要なものを提供する病院であることを真摯にめざし続ける古川理事長。そんな古川理事長に同院の特長、今後の展望、若くして理事長となったからこそのやりがいなどを聞いた。
(取材日2016年12月12日)

長期療養入院も可能な地域密着型の中核病院

病院の沿革と特色を教えてください。

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祖父である初代院長が開設した病院で、来年80周年を迎えます。もともと祖父が地域のために貢献したいという思いで開業したこともあり、地域密着型の病院として徐々に診療科目と入院病床を増やしてきました。現在は、地域包括ケア病床を含む一般障害者病棟のほかに、長期で入院していただける療養病床を49床完備しています。患者さんに穏やかな環境で快適な入院生活を送っていただける病院でありたいと考えています。電車でも車でもアクセスの良い場所にあるので、面会の方々にも来ていただきやすいと思いますね。慢性期病棟を持つ病院という一面を持ちつつ、外来では地域のニーズに合わせた医療を提供しています。生活習慣に関係する糖尿病内科、小児科などのほか、地域包括ケアとの接点が多いリハビリテーション科も設置。2012年には健康診断部門も開設しています。

待合室には子どもさんの姿も多く見受けられました。

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慢性期医療の病院の中に小児科があるというのは珍しいと思います。ご高齢の方の横でお子さんが予防接種を受けていますから。でも、地域にそういうニーズがあるのならやろうと、そういう気持ちで取り組んでいます。予防接種なども、できるだけ料金設定を低くしているので、子どもさんを3人乗せて自転車で来てくださる方もいらっしゃいます。お母さんは子どもさんの健康に関しては心配が多いじゃないですか。マイコプラズマじゃないのか、アデノウィルスじゃないのかといった心配を払拭するため、検査をして多少なりとも白黒つけ、「違いますよ」と先生に言ってもらってから帰ることができる。それが病院のメリットかなと思います。当院の小児科の先生はアレルギーが専門なので、風邪や気管支炎、肺炎だけでなく、喘息や皮膚科の先生と一緒にじんましんなども診ていますし、アレルギーのテストも外来で受けることができます。

療養入院後の在宅医療にも力を入れていると伺っています。

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当院の性質も考えて、地域包括ケアと共に在宅診療に今後力を入れていきたいと考えています。療養入院している患者さんでも、リハビリなどで回復すればご自宅へ帰れますよ、ただ帰るだけでは不安もあるので、訪問診療に行きますよという形で、現在は在宅復帰できています。在宅専門の「古川本牧クリニック」を立ち上げて、施設等への訪問診療のほか、周辺の在宅患者さんの家にも行き、入院が必要な患者さんがいらっしゃれば病院としてお受けしています。回復すればまたホームやご自宅に帰っていただく。区内では、積極的に在宅医療に取り組んでいるクリニックさんとも医療連携していますし、今後も地域の在宅医療には力を入れていきたいですね。

療養と在宅、診療所と病院。同院は繋ぐ役割が大きいですね。

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たとえば基幹病院では、患者さんの入院が長期化して帰れない、治療している間に体力が落ちてしまうといったことが問題となることがあります。当院のような地域包括ケア病床や療養型の病院が基幹病院からの転院先となり地域医療の手助けになれればと思います。基幹病院では患者さんを早く退院させることで、新しく困っている患者さんを救急で受け入れることができるので、地域医療でのメリットにもつながります。また、神経難病の方を在宅で診ていて、老々介護の大変さを感じる機会も多くあります。介護をして体調を崩してしまうくらいなら、3日でも1週間でも入院していただき、介護者には休んでもらう(レスパイト)など、この規模の病院だからこそできる地域医療もあると思うので、患者さんや社会のニーズに応える医療のあり方も考えていきたいですね。

最後に今後の展望をお聞かせください。

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当院の規模だからできる医療を展開していこうと思っています。ここは生まれ育った地元なので、自分にできることで還元していきたいという思いもあります。急性期医療まではできないにせよ、現状よりももう少し地域のためにできるプラスアルファが実現できるといいですね。幸い他の病院の方から「古川病院さん、イメージ変わりましたね」というお声をかけていただいたりもするので、やる気にもつながっています。理事長に就任して5年になりますが、病院の状況が把握できたことで、こういう医療を提供していこう、患者さんのためにはこうしようといったアイディアを少し整理して考える時期がきているのかもしれません。だからこそ面白みが出てきたのだと思いますね。地域の特性と当院の機能を考慮した中で、周囲の方々の助けもいただきながらやりたいことを実現させていきたいと思っています。

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