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中村 生 院長の独自取材記事

福田医院

(横浜市港北区/日吉本町駅)

最終更新日:2025/12/29

中村生院長 福田医院 main

横浜市営地下鉄グリーンライン・日吉本町駅から徒歩5分の「福田医院」は、開業以来60年以上にわたり地域に根差してきた。2025年10月には、中村生(なかむら・しょう)先生が院長として同院を継承した。中村院長は、勤務医時代、呼吸器外科医として手術・外来診療の経験があるほか、救急科や内科の外来にも立ち、幅広い症状に携わってきた。その中で培われたのが「患者さんの日常の楽しみを大事にする」という診療姿勢。高齢の患者が多い一方で、平日夜の診療枠を設け、院内処方を行うなど、働き世代も受診しやすいよう環境を整備している。今後は夜間診療日の拡大も視野に入れながら、地域の健康を支えるかかりつけ医をめざしているという中村院長に、診療への思いを語ってもらった。

(取材日2025年11月18日)

働き世代から高齢者まで幅広い患者が通いやすい場所へ

まず、こちらのクリニックについて教えてください。

中村生院長 福田医院1

当院は、前院長のご両親の世代から60年以上にわたり、地域医療を支えてきたクリニックです。現在は内科と皮膚科を中心に、風邪などの急性疾患から、高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病まで幅広く対応しています。来院される方は60〜80代の方が多い一方、周辺には子育て世代や働き盛りの方も多いため、どの年代でも相談しやすいクリニックづくりを心がけています。前院長の時代は医師一人で診療を行っていましたが、現在は常勤の看護師を配置しました。また、発熱患者さんの動線を確保するため、使われていなかったスペースを整備して検査に使えるようにするなど、処置や検査をよりスムーズに行えるよう院内環境の改善も進めてきました。

働き世代が通院しやすいよう考慮されているそうですね。

はい。院長への就任をきっかけに、火曜日は20時まで診療時間を延長しました。日中は仕事で時間が取れず、体調に不安があっても受診を先延ばしにしてしまう方が多いため、仕事帰りでも寄れるようにしたいと考えたからです。また、当院の診療に関する情報を患者さんにお届けしやすくするため、SNSで発信できる体制も整えていきたいと思っています。診療時間のご案内だけでなく、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症の流行状況、夏場の熱中症に関する注意喚起など、季節ごとの健康情報をお伝えできればと考えています。これまでも診療の際には、患者さんお一人お一人にお伝えしていましたが、診察を待つ時間などに情報を得られるシステムをつくれればと思い、現在準備を進めているところです。

クリニックの診療方針について教えてください。

中村生院長 福田医院2

当院では前院長の時代から、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病の患者さんを多く診てきました。その方針を引き継ぎ、検査値だけにとらわれず、患者さんの日常の「楽しみ」もできるだけ大事にする診療を心がけています。薬をきちんと飲み、ご本人が努力されていても、検査の数値が思うように改善しないことはあります。しかし、その際に一方的に食事などを制限してしまうと、生活の張り合いまで奪ってしまうことになりかねません。そうしたことがないよう、前院長から受け継いだ考え方を生かしつつ、お一人お一人の楽しみを残しながら、患者さんにとって無理のない範囲で治療のバランスを取ることを大切にしています。

歴史あるクリニックを引き継ぎ、地域医療に貢献

どのような経緯で院長に就任されたのでしょうか?

中村生院長 福田医院3

日吉地域には在宅療養を支援するクリニックがあり、そこでの応援診療に参加していたこともあって、当院については以前から知っていました。その後、私が横浜労災病院に勤務していた時期に、前院長である福田真文理事長とご縁があり、2025年4月に当院での勤務が始まりました。私はもともと外科医として勤務してきましたので、前院長から内科診療について指導を受けながら、地域の方々の診療にあたっていました。その中で、当院の継承に関する話が持ち上がり、地域医療に貢献したいという思いから院長を引き継ぐことを決意しました。そして、2025年10月に正式に院長として就任し、現在の体制で診療を行っています。

これまでのご経歴を教えてください。

私は山口大学を卒業後、山口県内の病院で2年間初期研修を行いました。もともと小児の心臓手術に携わりたいという思いがあり、その後は神奈川県立こども医療センターで勤務しました。その後、神奈川県内のさまざまな病院で、消化器外科や乳腺外科など幅広い診療を経験しました。多くの外科分野にふれる中で心臓外科への興味が高まり、最終的に呼吸器外科を専門に選びました。以降は神奈川県立循環器呼吸器病センターや県内の病院で呼吸器外科医として勤務し、手術や外来診療を中心に経験を積んできました。

患者さんと接する際に大切にしていることを教えてください。

中村生院長 福田医院4

患者さんの中には、お酒や甘い物、揚げ物が好きな方も多くいらっしゃいます。そうした日常の楽しみにも目を向けながら診療することを心がけています。検査の結果、期待していたとおりに治療が進んでいなかった場合でも、薬をただ増やすことが本当にその方のメリットにつながるとは限りません。その後の生活に与える影響も踏まえつつ、患者さんの身体の状況とご要望に合わせた提案を心がけています。外科医として勤務していた頃には、がんの告知など、患者さんやご家族にとって受け入れがたい現実をお伝えしなければならない場面も多くありました。その際も、表情や言葉の選び方に気を配りながら、時には数回に分けて説明するなど、患者さんの気持ちに寄り添う姿勢を大切にしてきました。こうした経験は、現在の診療でも大きく役立っています。

小さな心配事も気軽に相談できるクリニックをめざす

院内処方を採用されているそうですね。患者さんにとってどのようなメリットがありますか?

中村生院長 福田医院5

院外の薬局へ移動する必要がない点は、患者さんにとって大きな利点だと感じています。私自身も経験がありますが、体調が優れない中で薬局に移動したり、受け取りのために長く待ったりするのはつらいものです。診察後にそのまま院内で薬をお渡しできれば、そうした負担を軽減できますし、処方内容や服用の際の注意点なども私から直接お伝えできます。また、夜間に診療を行っている日は、周囲の薬局がすでに閉まっていることもあります。院内で処方まで完結できれば、後日受け取りに行くといった手間がなくなりますし、仕事帰りの方にもより受診していただきやすくなると思います。

今後の展望をお聞かせください。

年齢を問わず気軽に受診していただけるクリニックづくりを進めていきたいと考えています。受診の際は、できる限り患者さんの滞在時間を短くできるよう配慮しつつ、院内にいらっしゃる時間が負担にならないよう、過ごしやすい環境を整えていくことが大切だと感じています。現在は待合室にソファーとモニターを設置していますが、よりリラックスしてお待ちいただけるよう、今後も工夫を重ねていく予定です。働き盛りの年代や子育て世代の方も受診しやすいような仕組みづくりにも取り組みながら、地域のかかりつけ医として、皆さんの健康を支えられるクリニックであり続けたいと思います。

地域の方へのメッセージをお願いします。

中村生院長 福田医院6

体調に不安を感じたときに、気兼ねなく相談できる存在でありたいと思っています。風邪のような身近な症状はもちろん、健康診断の結果で気になることを尋ねに来ていただくのも大歓迎です。実際に、健診結果を見ながら一緒に確認し、今後の生活で気をつけるポイントをお伝えする機会もよくあります。受診するほどではないと思っていたことが、早めの相談で安心につながるケースも少なくありません。お一人お一人のお話を丁寧に伺いながら、地域の皆さんが安心して過ごせるようサポートしてまいります。また、どこの科に相談したらよいかわからない症状についても、まず一度ご相談していただけたらと思っています。これからも頼りにしていただけるクリニックをめざしてまいりますので、少しでも心配なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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