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大森 啓明 院長の独自取材記事

おおもり歯科

(松山市/県庁前駅)

最終更新日:2022/10/25

大森啓明院長 おおもり歯科 main

松山市一番町のオフィス街のビル6階にある「おおもり歯科」。待合室にあるアクアリウムは、大森啓明院長が大切に育てているもの。美しい熱帯魚やサンゴに癒やされ、待ち時間もゆったりと過ごすことができる。同院の歯科医療のモットーは、「なるべく削らない、詰めない、かぶせない、抜かない」。天然の歯を大切に、長くもたせるための予防を第一に考えた診療を展開している。「とにかく歯を失わないためにはどうすればいいか。患者さんの健康寿命にも関わることですから、しっかりと寄り添っていきたい」と語る大森院長に、力を入れている歯科医療や患者への想い、今後の展望などについて、たっぷり話を聞いた。

(更新日2022年10月21日)

患者の健康な歯を大切に残していきたい

先生は異業種からの転身だそうですが、なぜ歯科医師になろうと思われたのですか?

大森啓明院長 おおもり歯科1

歯科医師になる前は東京でイラストレーターやデザイナーとして12年ほど働いていました。ふと転職を考えたとき、医療系に関心があったのでその方向で模索し始めたんです。私は昔から物を作ることが好きで、割と手先も器用だったので、手を動かして作り込んでいく仕事がいいなと。もともとデザイナーということもあり、審美的な面で共通するかなと思い歯科医師をめざしました。九州大学歯学部を卒業後、福岡大学病院の歯科口腔外科で研鑽を積み、さらに九州と愛媛の歯科医院で勤務医としての修業を経て開業に至りました。当院は、最後に勤務していたホワイトデンタルクリニック県庁前を継承する形で2016年に「大森県庁前歯科」として再スタート、2022年には名前を新たに「おおもり歯科」として、近くのビル内に移転オープンいたしました。

患者さんの主訴や年齢層、また治療の流れを教えてください。

愛媛県庁や松山市役所が近く、オフィス街でもあるので、周辺で勤務されている方が多いですね。勤務後の夕方以降に来院されるケースが多いです。郊外型の歯科医院と比べると、年齢層は低めかなと思います。来院のきっかけは、やはり痛みや詰め物が取れたなどの訴えが中心。最近は、親知らずの抜歯で来院される学生さんや、ホワイトニングを希望される女性・接客業・営業職などの方も増えています。治療の流れとしては、まずは痛みなどの主訴に対する処置を行い、それから全体的に診て、ほかにも虫歯や歯周病がある場合はその治療へとつなげていければと考えています。ただ、仮に虫歯が見つかったとしても、すぐに治療する必要のない初期の場合は、進行しないようフッ素のうがいなどをして様子を見てもらい、3ヵ月後にまた来ていただくような形をとります。患者さんと一緒に、定期的に口腔内をチェックしていく習慣ができればいいなと考えています。

診療のテーマを教えてください。

大森啓明院長 おおもり歯科2

従来の早期発見・早期治療という二次予防ではなく、一次予防。つまり虫歯にならないための予防歯科が私の診療のテーマです。ですから、まずはフッ素を利用した虫歯予防を第一に考え、なるべく虫歯を作らない、進行させないことを重視しています。それでも虫歯ができてしまった場合にも、可能な限り削らないように対応していきます。歯を大きく削って詰めるという従来の歯科治療は、早期に歯を失う原因の一つとも考えられますし、削って詰めたところのわずかな隙間から虫歯菌が入り込み、また虫歯になってしまいやすいですから。

なるべく削らない虫歯治療を実践

虫歯の治療では、なるべく削らないことを重視しておられます。

大森啓明院長 おおもり歯科3

進行具合によってはどうしても削らなければならない場合もありますが、歯科医療の進歩により、初期の虫歯だけでなく、進行して痛みが出始めた虫歯でも、必ずしも神経を抜かずに歯を残すことが望めるようになってきました。

なるべく削らないことを重視されるようになったきっかけはありますか?

大分県の戸高歯科医院の戸高勝之先生のもとで修業をさせていただいたことが転機となりました。そこでの学びを生かし、当院では治療後も半年、1年とエックス線撮影をさせていただき、経過を追っていくようにしています。まだ開院して5年ほどですが、今後も10年、15年と見守っていければと思っています。

先生は親知らずの抜歯も数多く行っていらっしゃるとか。

大森啓明院長 おおもり歯科4

親知らずの抜歯は私が力を入れて取り組んでいる診療でもありますので、ニーズが高まっているのはうれしく感じています。私は、親知らずの抜歯術が趣味といえるくらい好きで、難しいほどやりがいを感じます。ですから経験に比例して、技術も上がってきたのかなと思います。一般的には大学病院を紹介されるような難しい症例の場合でも、歯科CTを利用してできる限り対応するように努めています。ただ、全身麻酔が必要な場合などは厳しいのですが。当院で親知らずの抜歯を希望される患者さんは大学生など若い方が多いので、時間的、距離的にも負担が少ない形でお応えできればと思っています。

精度にこだわった治療で患者のニーズに応え続ける

今後の展開についてお聞かせください。

大森啓明院長 おおもり歯科5

やはり親知らずの抜歯でしょうか。自分が取り組んできた分野をさらに伸ばす方向で、力を入れていきたいと考えています。歯科CTを使った安全面の確認に一層注力し、手際良く、なるべく時間をかけずに抜歯を行えるよう精進していきたいと思います。常に最善の治療をご提供するためにも、進歩する歯科医療を学び、研鑽を積むことは歯科医師としての使命だと感じています。

お忙しい日々だと思いますが、ご趣味は?

院内に入った瞬間にお気づきの方も多いと思うのですが、アクアリウムです(笑)。小学生の頃から魚が好きで、家で淡水魚を飼っていました。それから成人して東京でのサラリーマン時代は大型の淡水魚なども育てていたのですが、大学進学で福岡に移った頃から海水魚に移行しました。九州から愛媛に引っ越すときには、4往復くらいして水槽などを移動させましたよ(笑)。ちなみに現在は海水魚と造礁サンゴを同居させて育てることに熱中しています。サンゴを育てるのは難しさもありますが、どんどん枝分かれしていき、色も変わってくる。その成長を見ると育てがいがありますね。待合室の水槽はサンゴがきれいに見えるようライトアップしているので、ぜひ鑑賞していってください。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

大森啓明院長 おおもり歯科6

それこそ、自慢の水槽を見に来ていただくだけでもいいのです(笑)。本当に、そういった感じで定期的にお話だけしに来られる方もいらっしゃるんですよ。それも地域に根づくということなのかなと、うれしく思いますね。診療面に関しては、患者さんのあらゆるご要望にお応えできるよう、今後も患者さんの目線に立った診療を心がけていきたいと考えています。当院はオフィス街のビルにありますから、ちょっとかしこまったイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、全然そんなことはありませんので、どうぞお気軽にご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ジルコニアクラウン/3万3000円~、オフィスホワイトニング/6600円~、ホームホワイトニング/3万3000円、床矯正(片顎・相談料別途)/7万7000円~

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