全国のドクター9,186人の想いを取材
クリニック・病院 158,624件の情報を掲載(2024年4月26日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 名古屋市千種区
  4. 今池駅
  5. 高田歯科室
  6. 高田 英明 院長

高田 英明 院長の独自取材記事

高田歯科室

(名古屋市千種区/今池駅)

最終更新日:2024/04/11

高田英明院長 高田歯科室 main

今池駅より徒歩3分。「高田歯科室」は院長の高田英明先生と、矯正専門の歯科医師である妻の高田恭子先生とで、幅広いニーズに応えたオールラウンドな診療を行っている。英明先生はいつも笑顔で気さくな人柄。「患者さんが笑顔で楽しんでくれることが一番」と語り、患者が帰る時は診察室からでも必ず声かけをし、来客があれば帰り際に「ありがとう」と送り出す。患者との関係は、歯科医師と患者というよりも、友人同士のようだ。場所柄、大企業の重役も訪れるという同院だが、その地位にかかわらず、すべての患者を平等に扱う姿勢も、患者の信頼を集めるのだろう。歯科医師も患者も笑顔であることを何より大切にしている英明先生に、クリニックのこだわりの内装から診療方針まで、ざっくばらんに語ってもらった。

(取材日2016年5月11日)

歯科医師と患者が笑顔になれるこだわりの空間

まず、開業までのご経歴を教えていただけますか?

高田英明院長 高田歯科室1

子どもの頃は建築や設計が好きで建築士になりたかったのですが、祖父の兄弟に歯科医師がいたこともあって、祖父から強く勧められて歯科医師をめざしました。大学は愛知学院大学歯学部に進学したのですが、そこで歯科医師もいろいろと作ることがわかって、自分に合っているなと感じましたね。卒業後は日本赤十字社医療センターに入り、入れ歯や補綴物など患者さんに新しいものを作ってあげたりできることに面白さを感じました。それから出身地の岐阜県の開業医の先生のところにアルバイトにも行っていたのですが、その先生が訪問診療に取り組んでいたんです。ちょうどその時期が、介護保険ができるかできないかという時期で、僕もケアマネジャーの資格を取りました。訪問診療は現在まで、20年くらい続けていますね。ライフワークです。

こちらの場所に開業されたのはなぜでしょうか?

僕の師匠とも言うべき先輩のところでアルバイトをしていたのですが、その人に突然「明日から来なくていい」と言われて、それで開業しました(笑)。その師匠とは今でも仲良くさせていただいております。開業から15年ほどたちますが、いよいよこの土地の人間になってきたなという感じですね。この辺りはアップダウンがなくお年寄りでも安心して住めるので、いいところですよ。

設計がお好きとのことですが、内装などでこだわった点はありますか?

高田英明院長 高田歯科室2

とても好きな建築家さんがいて、その方が設計したバーで働いていたこともあるのですよ。その時から「自分が住むところはこういう感じがいいな」という思いがありましたね。ですから当院の内装のコンセプトは「モダンシック」。歯科クリニックらしくするよりは、自分にとって居心地の良い空間をつくりました。自分が楽しくないと、人は楽しくないというのが基本にあります。もちろんオペをしたり、親知らずを抜いたり、患者さんにとって嫌なこともします。でも嫌われることをしているのではなくて、その人のためになることを、きちんと説明した上で治療していますから、あとは楽しくおしゃべりもして、患者さんに笑顔で帰ってもらうことが僕の仕事です。そのためにも自分が好きな空間にすることを優先しました。

患者がより楽しい人生を送れるようにしてあげたい

地域の患者さんの印象について教えてください。

高田英明院長 高田歯科室3

地価が高かった時代は若い人たちが出ていってしまいましたが、最近はまた新しくマンションが建設されて、若い人たちも戻ってきていますね。ですから3世代、4世代で来院されるご家族もいますよ。ただし子どもは少ないですね。海外の方も多いです。患者さんの症状としては、虫歯や歯周病、中には体調不良からくる歯痛など、一般的ですね。患者さんとはしっかりコミュニケションを図って信頼関係を築けるように努めています。

機材についてのこだわりはありますか?

私たちの歯科医院では、CAD/CAMシステムを利用してセラミックの詰め物やかぶせ物を製作し、患者さんに合わせた治療を提案しています。AIやテクノロジーの進歩は、歯科医療においても大きな利点をもたらしており、治療の精度向上に寄与しています。しかし、私は技術の導入だけでは不十分と考えています。特に、技工士不足を背景にCAD/CAMが重宝されていますが、患者さんにとっては、機械による治療に不安や疑問を感じることもあるでしょう。そのため、私たちの役割は、テクノロジーのメリットをわかりやすく説明し、人間と機械の協働がもたらす最適な治療結果を患者さんに納得していただくことにあります。技術を活用しながらも、患者さん一人ひとりの心に寄り添う治療を心がけています。

先生が心がけていらっしゃる診療について教えてください。

高田英明院長 高田歯科室4

僕も患者さんも楽しいことが一番ですね。患者さんの歯を治したことによって、よりその方の人生が楽しいものになってくれたらさらにうれしいですね。歯科では組み込まれていませんが、医科の医師の大学教育の中に、東洋医学がカリキュラムとして組み込まれ、病名をつけずにアプローチすることができるようになってきています。西洋医学の、病名をつけて、その病名に対する薬を処方するというのが今までの当たり前だったのですが、病名はつかないけれども、こういった症状やこういった症状があるから、この薬でこんなふうに改善を図りますよ、という治療が医科では行われるようになっています。僕も漢方を少し使うのですが、東洋医学的な考えをもとにした診療をどちらかというとめざしていますね。

治療では患者自身の治癒力も重要

先生が得意とされている治療についてお聞かせください。

高田英明院長 高田歯科室5

何でもオールラウンドにできるようにしていますが、補綴には力を入れてきましたね。あとは歯の移植。これは自分の歯を抜いて移植するのですが、感染の危険性も少なく、歯科医師のテクニックさえあれば比較的簡単にできますね。移植は自分の歯ですから、治癒力がある可能性があります。これは僕の意見ですが、治癒力というのは、血液が介すること。ですから体が冷えて血流が悪い患者さんは、まずはそこを改善することが大事です。人間は、きちんと食べて、寝て、おしっこなどを出して体の巡りを良くして、そこに笑いがあることで治癒力が高まると考えます。素晴らしい先生のところの患者さんはみんな笑顔ではないでしょうか。その人自身のパワーで治るというのは、とても大事なことだと思うのです。

矯正治療は奥さまが担当されているそうですね。

妻は矯正歯科が専門です。困ったことがあればすぐに来てもらえますし、家に帰ってからでも説明ができますから、他のクリニックよりも矯正に関しては強みがあると言えますね。患者さんの層としては、もちろん小児も多いのですが、意外と成人が多いです。僕が歯並びや噛み合わせなど、トータル的なことを考えた治療を行っているので、矯正に関して、患者さんにとってベストと思われる治療を彼女に説明してもらって、受け入れられれば治療がスタートします。彼女はパワーがすごくあって、矯正チームが大笑いをしているのを見ると、「そんなに面白いなら自分もしてみようかな」という気になりますね(笑)。とにかく患者さんに笑顔で帰ってもらえることが一番。特に女性は治療を終えた後、性格まで明るくなる方も多いと思います。

最後に、今後の展望について教えてください。

高田英明院長 高田歯科室6

患者さんの幸せが一番ですから、夢があって、恋心があるような人を、きちんと治してあげ、生活や仕事、それから恋ができるようにしてあげたいですね。歯科医師として、もちろんサイエンティフィックであることも大事ですが、まずはこちらが大事だと考えています。僕は、歯というのは食べること、話すこと、そして愛情表現のためにあると考えています。愛情表現については日本人にはあまりなじみがない行為ですが、外国の人は違いますよね。アメリカなど海外は歯並びなどに対する意識も高いです。日本人でも、きちんと治して、ホワイトニングや矯正など、かっこ良くしてあげたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミック治療/3万8500円~、ホワイトニング2万2000円~、小児矯正/I期治療33万円、II期治療44万円~、成人矯正/77万円~、インプラント治療/33万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access