永田歯科クリニック

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熱中症と虫歯の関係
最終更新日:2025/08/27 22:20


夏本番になってまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
熱中症と虫歯は実は密接な関係があり、夏場の生活習慣の変化によって虫歯リスクが高まります。
1. 脱水により唾液が減る → 虫歯になりやすくなる
・熱中症は脱水症状が原因となることが多い。
・唾液は口中の汚れを洗い流し、歯を守る働きがあります。
・脱水により唾液分泌が減少、すると口の中が乾燥し虫歯菌が繁殖しやすくなり ます。
2. スポーツドリンク・ジュースの摂取増加 → 糖分による虫歯の原因に
・暑さ対策で飲まれがちな飲料には糖分が多い。
・ペットボトル症候群( 炭酸飲料やスポーツドリンクなどを大量に飲み続け、高 血糖状態になること)に注意。
・糖分は虫歯菌のエサとなり、酸を生成して歯を溶かします。
・特に「だらだら飲み」や「寝る前の摂取」はリスク大。
3. 体調不良による口腔ケアの手抜き
・熱中症で体がだるく、歯磨きを怠りがちになる。
・結果として歯垢(プラーク)がたまり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
【予防のためにできること】
1. 水分補給を工夫する
・水や麦茶を中心に摂取する。
・経口補水液やスポーツドリンクは必要時のみ。
2. 唾液を保つ
・キシリトール(100%)のガムやタブレットで唾液分泌を促す。
・唾液腺(耳の前やあごの下)のマッサージ。
3. 口腔ケアを忘れない
・特に就寝前の歯磨きを徹底する。
・スポーツドリンクを飲んだ後は水で口をゆすぐまたは、歯みがき。
4. 甘い飲み物は時間を決めて飲む
・長時間口に含まず、短時間で飲み切る。
熱中症は唾液を減少させ、甘い飲み物の摂取増加により虫歯のリスクを高めます。
夏の時期は、水分補給と歯の健康の両方に気を配ることがとても大切なのです。
どうぞご自愛ください。
永田歯科クリニック 院長 永田雄次
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。