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本田 康文 院長の独自取材記事

ほんだ矯正歯科クリニック

(貝塚市/貝塚駅)

最終更新日:2024/10/15

本田康文院長 ほんだ矯正歯科クリニック main

貝塚駅西口の階段を降りてすぐのところにあるビルの2階の窓に「ほんだ矯正歯科クリニック」の白い文字が見える。地元出身の本田康文院長が、2007年に開業した矯正専門の歯科クリニックだ。同院では、できるだけ歯に負担がかからないような装置を使用するとともに、唇、頬や舌などの筋肉を鍛えて本来の口の機能を発揮できるようにすることを重視した診療を行う。また、完全予約制にすることで事前準備を行い、時間どおりに診察できるように努めている。また、毎回撮影する口腔内写真でわかりやすく説明したり、明るく圧迫感のない診察室や子どもが怖がらないようにエックス線室も明るい雰囲気にするなど、さまざまな配慮がなされている。そんな患者思いの本田院長が取材の中で「診療することが本当に楽しいんです」と笑顔で答えたのが印象的だった。

(取材日2024年9月4日)

スタッフ一丸で「患者のため」を追求

この地域のご出身だそうですね。

本田康文院長 ほんだ矯正歯科クリニック1

開業場所を探していたときは、この地域にこだわっていたわけではなかったのですが、たまたま地元の駅の近くにいい物件が見つかったんです。導かれているような気がしましたね。ただ、当院は矯正歯科ですから、この辺りは住民の年齢層が高めで子どもが少ないというイメージだったので不安もありました。でも、いざ開業してみると、近くにお住まいの方だけでなく、和泉市や堺市、泉南市、阪南市、和歌山県など、いろいろな地域から患者さまが来院してくださっています。駅から近いことに加え、意外と車で来られる方も多く、近隣の駐車場を使えるサービス券をご用意しています。患者さまの層としては子どもの患者さまが多いですが、成人の患者さまも来られます。

スムーズに診察を行うために取り組まれていることがあるとお伺いいたしました。

患者さまができる限り予約時間内に開始、終了ができるような取り組みを行っています。スタッフは毎日、その日に来られる患者さまの治療内容に合わせて、細かいところまでしっかり準備してくれており、受付も患者さまにお渡しする書類や紹介状の事前準備、地域連携病院との事前の情報連絡などを日々行い、スムーズにご案内できるように務めてくれています。また、毎朝、朝礼を行い、その日に来られる患者さま全員の診療内容や診断内容について、全員で確認をし、診療に臨んでいます。当院のスタッフは皆、自分自身で考え、全体をみてお互いに協力し合い、細かいところまで、さまざまな準備をしてくれて、本当に助かっています。また、患者さまが時間どおりにご来院してくださったり、遅れたりキャンセルの場合も事前に連絡してくださるのでスムーズな診療の実現ができており、とてもありがたいですね。

ほかに、診察で工夫されていることを教えてください。

本田康文院長 ほんだ矯正歯科クリニック2

毎回、患者さまの口腔内写真を撮影させていただいています。長期間にわたる矯正歯科治療において、治療経過を観察することはとても重要で開院当初からずっと続けています。私にとっては、治療の進行状況を把握でき、もしうまく進んでいない場合には過去にさかのぼって比較して、軌道修正することもできる点で役立っています。日々、患者さまのこれまでの口腔内写真をチェックしてから診療に臨みますが、診療後に見返すことで、診療時に気づけなかったことに気づけることも考えられ、そういう点でも口腔内写真をとても大切に考えています。また、積極的に治療を行っているときには、患者さまに口腔内写真をプリントアウトしたものを差し上げるようにしています。ご自身の口腔内写真を見ることで治療経過を実感していただき、モチベーションアップにもつながるといいなと思います。

歯への負担を考慮し、口腔機能を高めるための訓練も

矯正歯科を専門に選んだのはなぜですか?

本田康文院長 ほんだ矯正歯科クリニック3

学生時代に歯科矯正学の講義で、骨の中を歯が動いていくドラマチックなところに魅力を感じました。講義では、唇、頬、舌といった口腔周囲筋のバランスが崩れると歯並びが悪くなるという話もあり、口腔機能の部分にも興味を持ち、矯正歯科の道を選びました。大学は朝日大学ですが、卒業後の進路として、恩師の勧めもあり矯正歯科の分野で知られている先生がいらした広島大学大学院に進み、顎関節に関する研究に没頭しました。大学病院で臨床経験を積み、患者さまが喜んでくれたり、人前で笑うことに抵抗がなくなったなどという声を聞き、大きなやりがいを感じて、この分野を選んでよかったと思っています。その頃、治療に用いる装置や素材などが大きく進化したのも刺激になりました。

具体的にどのような治療をされているのでしょうか。

当院では、できるだけ歯に負担の少ない治療を心がけています。例えば、従来のようにワイヤーを挿入した後に金属の細い線でくくらずに、ふたをするだけというようなブラケットを使用していますが、くくる際にワイヤーに生じる摩擦を減らし、弱い力でスムーズに歯を動かすことがめざせるメリットがあります。こうした先進の技術を学ぶべく、情報のアップデートを続けています。また、学生時代に興味を持った口腔機能にも力を入れています。いくら高性能の矯正装置を使っても、患者さま自身が口の機能をきちんと使えなければ、歯並びが戻ってしまったり、治療がうまくいかないことも。口腔周囲筋のバランスを整え、本来持っている機能をきちんと働かせ、正しい歯並びや噛み合わせに導くことが大切なんです。

口腔周囲筋のバランスを改善するために、どのような対応をしていますか?

本田康文院長 ほんだ矯正歯科クリニック4

口腔周囲筋を鍛えるためのトレーニングを歯科衛生士が行ってくれています。舌の形を変えたり、舌を左右に動かしたり、舌を上顎に吸い上げたり、口角をしっかり上げたりといったものです。これを、お子さんならば、来院するたびに毎回行います。子どもほど身につきやすいですが、成人の方もトレーニングを重ねれば、口腔機能の回復が見込めます。口腔周囲筋がバランス良く働いて本来の機能を発揮すると、鼻呼吸や噛み合わせの改善につながります。口腔筋を鍛えたり、不正咬合を改善するために、有用な装置を使用することもあります。トレーニングを行うことにより、改善した口腔周囲筋のバランスを“一生もの”にしていただけたらうれしいです。

矯正は患者自身が納得したときが始めるタイミング

お忙しい毎日ですが、息抜きにしている趣味はありますか?

本田康文院長 ほんだ矯正歯科クリニック5

中学生の頃から続けているテニスです。多忙なので週1回しか行けませんが、まずテニスをして、その後、ジムでトレーニングをするという流れですね。体を動かすのが好きなので、本当はもっとやりたいところです。他に好きなことは、音楽です。実は、父は今もコーラスを続けていますし、母はピアノの先生で、姉も音楽の道に進み、音楽が身近な環境で育ったんです。私も子どもの頃はピアノを習っていて、今もいろいろなジャンルの音楽を聴きます。以前、テニスでアキレス腱を切って、しばらく運動できなかった時期に、手慰みにギターを買ったのですが、自己流ではなかなか難しかったので、機会があれば習ってみたいですね。

今後の展望をお聞かせください。

今の患者さまを大切に、地域に貢献したいと考えています。また、勉強会などで積極的に新しい知識を学びつつ、診療の軸になる考え方やスタンスはぶれずに邁進していきたいですね。また、スタッフが働きやすい環境を整えるため、この秋に、カルテのデータを紙からデジタルへ移行する予定です。タブレットを活用し、診察前の準備や来院時に患者さまのデータをすぐに読み出したり、診察時にデータを記入するなど、さらに利便性が高まると期待しています。デジタルで省略化や効率化を図りつつ、人対人のアナログな部分も大切に、診療に取り組んでいきたいと考えています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

本田康文院長 ほんだ矯正歯科クリニック6

何歳から矯正を始めればいいか、お子さんの歯並びを心配するご家族の方は気にされていると思います。6歳臼歯と永久前歯が萌出した段階で早めに始めるのが理想ですが、患者さま自身が治療に取り組む意欲が何よりも大切なので、中学生になってからでも、お子さんが納得したときが始めるタイミングだと考えています。また、繰り返しになりますが、当院では、歯を動かすための矯正だけでなく、口腔周囲筋を鍛え、本来のお口の機能を回復するためのトレーニングを重視しています。正しい舌の位置で口を閉じて鼻呼吸を行い、きちんとした噛み合わせや正しい嚥下機能を身につけ、一生の宝にしていただきたいです。こうしたトレーニングは成人でも可能ですので、年齢に関係なく、相談にお越しいただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正相談料/2200円、精密検査料/3万3000円(二期治療への移行の場合の再精密検査は観察料)、診断料/2万2000円(二期治療への移行の場合の再診断は観察料)、調節料 5500円(来院ごと)、観察料 3300円(来院ごと)、小児矯正/37万4000円~、成人矯正/74万8000円~、マウスピース型装置を用いた咬合誘導/37万4000円~


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