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森本 竜太 院長の独自取材記事

さくらんぼクリニック

(名古屋市北区/名城公園駅)

最終更新日:2026/04/03

森本竜太院長 さくらんぼクリニック main

名城公園駅から徒歩7分、名古屋城にもほど近い落ち着いた一角に「さくらんぼクリニック」はある。緑に囲まれたカフェのような外観と、木をふんだんに使った温かみのある院内が、訪れる人の心をほぐしてくれる。2026年1月に同院を継承した森本竜太院長は、複数の基幹病院で勤務後、名古屋大学医学部附属病院で13年にわたり心不全治療に携わってきた循環器のエキスパートだ。「自分の症状が何かわからない方も多いと思うので、気軽に相談できる窓口になりたい」と穏やかに語る姿に、誠実な人柄がにじむ。内科・循環器内科・小児科・皮膚科に幅広く対応しつつ、前院長時代からの患者との信頼も丁寧に引き継いでいる同院。その特徴や心不全治療への思い、今後の展望を聞いた。

(取材日2026年3月13日)

恩師に憧れた循環器の道。地域の相談窓口へ

まずはリニューアル開業の経緯やクリニックの特徴をお聞かせください。

森本竜太院長 さくらんぼクリニック1

大学病院で研究が一段落し、新しい挑戦をしたいと考えていたところ、ご縁があり、前院長が後継者を探していることを知りました。実際に足を運んでみると、外観は緑に囲まれてまるでカフェのようで、内装も木をふんだんに使った温かみのある空間。前院長が大切に守ってこられた建物は、築20年とは思えないほど美しく保たれていました。リニューアルにあたっては、発熱患者用に動線を分ける壁を設けたほか、自動精算機や電子カルテを導入してスタッフの負担を軽減しています。また、患者さんが心地良く過ごせる空間づくりの一環として、院内には毎週生花を飾っています。

先生が医師の道に進まれたきっかけや、循環器を選ばれた理由を教えてください。

幼い頃は体が弱く、小学生の頃は一人で新幹線に乗って大阪まで治療に通っていました。運動よりも勉強に向き合うことが多く、中学生・高校生時代は周囲にも医学部をめざす友人が多かったので、自然な流れで医学の道に進みました。循環器を専門に選んだのは、研修医時代に出会った上司の影響が大きいですね。非常に厳しい先生でしたが、診療は精密で、その姿に強く憧れました。循環器は心筋梗塞のように緊急性の高い疾患も扱いますし、心臓にアプローチしながら他の臓器の治療にもあたれるという懐の深さがあります。心臓が診られると緊急性の高い症例でも対応できることが多いです。そこが循環器医療のすごさだと感じています。

その専門性を、どのように生かしていきたいですか?

森本竜太院長 さくらんぼクリニック2

この辺りには大きな循環器の病院はいくつかあるのですが、そこにつなぐための循環器の専門クリニックが意外と少ないんです。患者さんにとって大きな病院にいきなり行くのはハードルが高いですし、そもそもご自身の症状が循環器に関わるものかどうか、わからない方も多いと思います。そういった方がまず気軽に相談できる窓口でありたいと考えています。例えば高血圧を放置されている方、動悸や息切れが気になる方、足のむくみや体重の急な変化がある方などは、ぜひ一度ご相談いただきたいですね。循環器の知識があると、むくみ一つとっても心臓・肺・甲状腺などさまざまな原因を評価できます。その他、内科、小児科、皮膚科にも対応しており、ご家族皆さんのかかりつけとしてお役に立てればと思います。

心不全治療における知見ときめ細かな診療

先生が特に力を入れている治療について教えてください。

森本竜太院長 さくらんぼクリニック3

私は13年間、名古屋大学医学部附属病院の心不全グループに在籍し、重症心不全や心臓移植を必要とする患者さんを数多く診てきました。また大学では、心臓サルコイドーシスという原因不明の疾患に対する研究にも取り組みました。そして、心臓移植をめざす患者さんは、心臓以外に致命的な病気がないかを全身くまなく調べる必要があります。その経験を通じて、循環器以外の幅広い疾患への対応力が身につきました。だからこそ今、循環器専門の医師でありながら、かかりつけ医として全身を診ることができると思っております。クリニックでは週5日外来診療ができるので、薬の作用を翌日に確認するなどきめ細かなフォローも可能です。入院を避けたい方に寄り添い、丁寧に経過を追えるのはクリニックならではだと感じています。

院内の検査体制や処方の特徴について教えてください。

当院には超音波検査の専門技師が定期的に来てくれており、心臓だけでなく肝臓や甲状腺、腹部、頸動脈、足など幅広い部位の超音波検査に対応しています。私が診察をしている間に技師が検査を行い、すぐにその結果をもとに対応できる体制です。また月に1〜2回、土曜日に胃カメラを専門とする医師にも来ていただいているので、胃内視鏡検査も院内で受けられます。その他ホルター心電図や、スパイロメーターという呼吸機能の検査も可能です。血液検査は外注ですが、半日で結果が出る仕組みを整えているため、患者さんをお待たせする時間も短くできます。処方は院内処方で、取り扱う薬の種類がとても多いので、薬局に立ち寄る手間なく診察から処方まで院内で完結できる点も特徴の一つです。

以前から通われている患者さんへの対応で、心がけていることはありますか?

森本竜太院長 さくらんぼクリニック4

まず大切にしているのは、患者さんとの信頼関係の構築です。それまでのお薬を急に変えないようにしています。長く飲み続けている薬を減らされると「何かあったらどうしよう」と不安に感じる方は多いですし、治療の経過など、ご本人にとってわかりにくい部分はいろいろとあります。そのため、基本的には現在のお薬を継続し、もしより良い選択肢がある場合には、信頼関係が築けてから少しずつ調整していく方針です。検査についても同様で、いきなり「検査しましょう」とは言わず、まずはお話を重ねるところから始めています。幸い、前院長時代からのスタッフが患者さんの背景をよく把握してくれているので、診察前に情報を共有してもらえるのも心強いですね。紙カルテの内容もできる限り電子カルテに移し、これまでの診療の流れが途切れないよう努めています。

頼れるスタッフとともに、安心の医療をめざす

クリニックを支えるスタッフの方々について教えてください。

森本竜太院長 さくらんぼクリニック5

看護師2人と受付5人の計7人が、前院長の時代からそのまま残ってくれています。皆さん本当に優秀で、自主的にきちんと仕事を進めてくれますし、電子カルテの導入などシステムが大きく変わった場面でも柔軟に対応してくれました。近くにお住まいの方が多く、私よりもずっと長く患者さんと接してきていますので、どういう方なのかを教えてもらう場面も多いですね。スタッフに支えてもらいながら、日々楽しく診療にあたっています。今後は看護師を増やして、より手厚い体制を整えていく予定です。継承にあたってスタッフが一人も辞めずに残ってくれたことは、患者さんにとっても私にとっても大きな安心材料ですし、このクリニックの一番の財産だと感じています。

今後、力を入れていきたいことや展望をお聞かせください。

今の診療を大きなトラブルなく長く続けていくことが、今の目標です。そのためにも、スタッフが働きやすい環境をしっかり整えたいと考えています。大学病院にいた頃は目の前の治療に精いっぱいで、空間づくりや働く環境にまで気を配る余裕がなかったのですが、今は少し余裕が生まれてきました。患者さんとして訪れた方はもちろん、ここで働くスタッフも不快な思いをしない、居心地の良い場所でありたいと思っています。そうした思いを一つ一つ形にしていけるのも、クリニックの良さです。また、取り入れられる新しい医療があれば、積極的に導入していきたいと考えています。患者さんにもスタッフにも「ここで良かった」と感じてもらえるクリニックを、長く続けていきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

森本竜太院長 さくらんぼクリニック6

これまで循環器疾患を中心に診療を重ねてきましたので、循環器に関わるお悩みがあれば気軽にご相談いただければと思います。ご自身の不調が何科に該当するのかわからないという方も少なくないと思いますが、循環器の知識を軸にしながら幅広く原因を探っていくことができますので、まずはお話を聞かせてください。もちろん一般的な内科の症状やお子さんの体調不良、皮膚のお悩みにも対応しています。ちょっとした体の変化でも構いませんので、少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。