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村田 茂之 院長の独自取材記事

よつかいどう眼科

(四街道市/四街道駅)

最終更新日:2020/04/01

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ものがどれぐらいはっきり見えるかという「視力」は、生活の質に直結する大切な要素。JR総武線の四街道駅直通の駅ビル内にある「よつかいどう眼科」は、ドライアイから子どもの弱視治療、高齢者の白内障日帰り手術まで、そんな目と視力に関する問題を幅広く診ているクリニックだ。院長の村田茂之先生は、東京大学医学部眼科教室及び関連病院に勤務し、豊富な手術経験を持つ医師。白内障、眼瞼下垂のレーザー手術、網膜光凝固術、緑内障のレーザー手術など、患者の負担を最小限に抑えた日帰り手術に力を入れている。診療にあたり最も大事にしているのは「目の前の患者さんが自分の親だったら、子どもだったらどうするか」という村田院長に、開業から15年の思いを聞いた。
(取材日2019年8月19日)

大学レベルの医療をできる限り地域で

開院から15年になるのですね。

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2004年の開院なのでそうですね。その前は東京大学医学部眼科教室に勤めていました。開院のきっかけの一つは、大学で行ってきたような医療をできる限り地域の中で提供していきたいと思ったことです。もちろんまったく同じことができるわけではありませんが、できることとできないことをきちんと分けて、できることにはしっかり対処し、できないことは適切な専門機関を紹介する。そうすることが、患者さんの便利にもつながりますし、大学病院が「より専門性の高い治療が必要な方の治療に特化する」という本来の役割を果たすことにもつながるはずだと思っています。一般的な眼科診療から検査、レーザー治療、白内障手術まで広く対応しており、特に手術には力を入れています。

どんな患者さんが多いのでしょう?

基本的にはご年配の方が多く、症状としては白内障や緑内障の比率が高いです。一方で、3歳児検診で「要精密検査」が出たことなどをきっかけに来院する子どもたちもいて、こちらは弱視や斜視の治療、近視の相談などを行っています。視力は3歳頃までに急激に発達し、その後はゆるやかに成長を続けて6歳頃にはほぼ成長が止まります。この成長時期にうまくものを見ることができないと、脳に正しい像が伝わらないため視力が発達しにくく、後から治療しても視力を成長させることは難しくなります。ですから、弱視や斜視はできる限り早くに適切な治療を始めることが大切です。具体的な治療法としては、視能矯正・検査の専門家である視能訓練士と一緒に、一人ひとりの状態に合わせたメニューに沿って、適切なレンズを使った視力訓練などを行っていくことになります。

近視の予防もできるのですか?

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以前は、近視はなってから対処するものでしたが、近年は「なるべく小さいうちから近視にならないようにしよう」という考え方になっています。近視に関する研究も進み、例えば太陽光に含まれる「バイオレットライト」と呼ばれる紫色の光に一定時間当たることで、近視の進行の抑制につながる可能性があるという研究結果も出てきました。バイオレットライトは窓ガラスや眼鏡のレンズでもカットされてしまうので、この光を通すレンズが開発されたり、中国などでは子どもたちに光を浴びさせるために、幼稚園~小学校低学年は毎日1時間ほど外で授業をするといった取り組みがなされたりすることもあります。当院では、作用や安全性が確認されたものであれば、新しい方法もなるべく取り入れていきたいと考えています。

患者の負担に配慮した、白内障や眼瞼下垂の日帰り手術

手術としてはどんなものが受けられるのでしょう?

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白内障手術、炭酸ガスレーザーを用いた眼瞼下垂手術、網膜剥離を防ぐために行う網膜光凝固術、緑内障手術などを行っています。また、加齢黄斑変性や糖尿病網膜症などの治療を目的とした、眼球内に薬を注射する硝子体内注射にも対応しています。手術時間はケースによりますが、白内障の手術だと10分弱ぐらいです。負担が少ないほうが術後の早い回復にも期待できるので、できる限り短時間で行い体への負担を最小限にすることを大事にしています。白内障手術では、濁った水晶体の代わりに人工のレンズを挿入しますが、これにはピントの合う距離が決まっている「単焦点レンズ」と遠近両方にピントが合うように設計された「多焦点レンズ」があり、前者は保険適用、後者は厚生労働省の定める「先進医療指定」の手術です。当院は先進医療認定施設で安心してお受けいただけます。各レンズの特徴をご説明した上で、患者さんに合わせて選んでもらえるようにしています。

診療にあたり心がけていること、大事にしていることはありますか?

まずは、患者さんに合わせて丁寧に説明することです。かみ砕いて説明してほしいという人もいれば、あまり易しい言葉を使われるとばかにされているように感じるという人もいるので、一人ひとりのニーズや性格に合わせた説明を心がけています。また、目の前の患者さんが自分の親だったら、子どもだったらどうするか、何が最善なのかは常に考えていますね。目の治療は「もし失明したら……」と恐怖を感じている方が多く、「やったほうがいいんだろうな」と思いつつも治療を受けるか受けないか、手術をするかしないか悩んでいるうちに、タイミングを逃してしまいがちです。そんなこともあって、患者さんには「もしあなたが私の父親や母親であれば、必ず手術を受けることを勧めます」と伝えることもあります。

同法人内のクリニックや周辺の病院との連携についても教えてください。

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法人としては、神楽坂、大井町、千葉、曳船にもクリニックがあります。神楽坂、大井町、千葉、これから開院する南町田が眼科、曳船が内科です。千葉のクリニックは千葉駅前の駅ビル内と近く、そちらでは手術ができないので、こちらに来てもらって手術することは多いですね。四街道に昔からある眼科さんも、院内手術はやっていないところが多いので、手術が必要な場合はご紹介いただいています。またお隣の内科とは、採血検査で糖尿病だとわかった患者さんを紹介するなどで連携があります。

目の前で困っている人を助けたい

先生は、どんなきっかけで眼科を選ばれたのですか?

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実は、もともとは消化器外科を専門にしていました。眼科に転向した理由は、消化器外科とは違い、眼科では患者さんが亡くなることはほとんどないこと。それから、治療の結果がはっきり出ることがあったと思います。私の父はサラリーマンで、立派な人だと思います。父が関わった大きなプロジェクトの話をいくら聞いても、私にはピンときませんでした。友人には研究の道を選んだ医師もいますし、もしかしたらその研究が100年後に1000万人、1億人の人を救うかもしれません。それもすごいことだと思いますが、私には目の前で今困っている人を助けるほうが性に合っているようです。眼科は手術の結果が非常にわかりやすく、満足されれば非常に感謝されるし、逆もまたしかりですからね。

今後の展望についても一言お願いします。

年齢的に、新しいことをどんどんやっていこうとは考えていません。ただ、開院したからにはずっと続けていく責任があると思っています。自分が診られなければ閉院するという選択肢もあるのでしょうが、それは何だか無責任なイメージがあるんです。開業して患者さんを診始めたからには、未来永劫そこできちんとケアをしていかないと意味がないし、続いていくからこそ患者さんも「あそこへ行けば安心」と通ってくれるのではないかと思います。ですから、続けていける体制づくりは重視していますね。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

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開業当初から、「あそこは良いよね」と言われるような「小さくても高級料亭」をめざしてきました。診られるものはきちんと治療し、クリニックでは対処できない高度な治療が必要なら、「この人なら確実に任せられる」と思える医師に紹介していますので、何かありましたらまずは一度ご相談ください。

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