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山崎孝正 院長の独自取材記事

山崎脳神経外科クリニック

(藤沢市/善行駅)

最終更新日:2019/08/28

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父の代から長年この町の人々の健康を守ってきたという「山崎脳神経外科クリニック」の院長、山崎孝正先生は口調こそ控えめだが、ひとたび脳の病気について語り出すと、真摯な姿勢と地域医療にかける熱い思いが言葉の端々から伝わってくる。「人は臓器ごとに生きているのではない。脳はすべてを司る司令塔」と、総合的にものごとをみて迅速で正確な診断を心がける。常に患者の立場で考えるのは父譲りの医師としての姿勢で、信頼を寄せる地元民は多く、中には引越し先から遠路はるばる通い続ける患者もいるという。生活習慣病からてんかん、認知症、脳を強打した時の対応から脳の病気全般まで診療範囲も広く、すべてのつながりを考慮した脳神経外科医としての診療には定評がある。そんな山崎先生にじっくりとお考えを伺ってみた。
(取材日2015年7月30日)

西洋医学だけではなく、アロマテラピーも取り入れた統合医療

こちらは随分前から地元のみなさんに頼りにされてきたクリニックだと伺いました。

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父が1966年に、ここで外科として開業しました。外科といっても当時はなんでも診て当たり前という時代でしたから、内科や小児科から外科まで何でもできる、いわゆる町医者でした。藤沢市民病院が建つ前のことだったので、かなり難しい手術もやっていたようです。そんな父の姿をすごいなぁと思いながら見て育ったので、私も自然と医師をめざすようになりました。このクリニックは父の亡き後5年ほどしてから、2006年に新しく建て替えて新規開業したものです。

医科の中でも、脳神経外科をめざされたはなぜですか?

実は外科に進もうかどうしようかずっと悩んでいました。ただ、当時の脳神経外科は技術も知識も今ほど発達していなくて、まだまだこれからという感じでした。「すべてがこれからどんどん進歩して行くんだ!」と思うととてもワクワクしたことを覚えています。父から「好きなことをやりなさい」と言われていたこともあって、最終的に脳神経外科を選びました。脳神経外科というのは、診療内容も治療方法も外科的なものから非外科的なものまで非常に幅が広く、あらためてその奥の深さに感動したものです。

さらにこちらの院では、アロマテラピーを取り入れていらっしゃいます。待合室のいい香りに気持ちが落ち着きます。

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ヨーロッパでは昔から植物由来の精油を使用した民間療法が行なわれており、フランスやイギリスだとアロマテラピーは医療行為の1つとしてみなされています。精油にはさまざまな成分が含まれていて、自然治癒力を高め、香りや経皮吸収によるストレス緩和や精神的作用から医薬品と同様に扱われているのをご存知でしょうか。当院では開院時からアロマテラピーを取り入れています。有資格者が担当で、西洋科学の医療であまり効果のなかった方や、薬では刺激の強すぎるような方に大変ご好評をいただいております。アロマテラピーは希望される方に自由診療で対応させていただいております。まず症状をお伺いしてから私が診断し、それにあったアロマを使用することによって、ストレスを抱えていたり、「なんとなく不調だ」という方にも効果を発揮しています。香りに対する好みの問題など個人差はあると思いますが、頭痛やイライラなど不快な症状を緩和する存在として当院にはなくてはならないものとなっています。興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

脳の病気が重症化する前に、気軽に検査を受けて欲しくてこの地に開業

検査器具もたいへん充実しています。どのような検査ができるのでしょうか。

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当院では一般的なレントゲン・頸動脈エコー・心電図、脈波図による動脈硬化検査などの他、さまざまな検査に対応しています。「MRI」検査では磁気の力を利用して脳や脳血管・脊髄などの精密検査を行なうことが出来ます。当院ではオープン型のMRIを採用しているため、従来型のものに比べて圧迫感なく検査をお受けいただけます。「全身用ヘリカルCT」は脳の断層画像診断に使うもので、撮影装置自体が回転しながら人体をまんべんなく高速でエックス線撮影することができます。頭を打ったお子さんの検査などにも有効です。MRIを怖がってしまう患者さんでもCTなら大丈夫ということもあるようです。それから「脳波計」。これは頭を強く打った時などにも使うこともありますが、主にてんかんの診断に使用しています。当院ではこれらの検査をはじめ、脳に関わるあらゆる疾患に対応できるようになっています。

先生はそもそもどのような思いで開業されたのでしょうか。

私は大学病院での勤務中に大勢の重症の患者さんを診てきました。かなり深刻な方も多く、そのような方たちの治療をすることももちろん大切なのですが、そうなる前にもっと気軽に検査を受けていただいて、病気の早期発見と早期治療のできる場所があればと思うようになりました。たしかに大学病院に行けば性能のいい検査機器でより精度の高い結果を得ることができますが、検査に時間がかかったり、待ち時間が長かったり、病院自体が遠かったりで気軽にいける場所とはいえません。脳の病気は重症化することが多く、後遺症に苦しむ方も大勢いらっしゃいます。地域に根差したクリニックで脳神経外科医としての専門性を活かしながら、脳に関する病気全般はもちろん糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病も含めて総合的に患者さんの健康を守っていきたいと思い開業を決意しました。

脳の病気と生活習慣病は密接な関係があるのですね。

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日本人の死亡原因の第3位が脳の血管の病気、つまり脳卒中(脳出血、脳梗塞など)です。そして脳卒中で倒れた患者さんの多くに糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病がみられました。特に最近は若い人が脳卒中で倒れて運ばれてくるケースが増えています。一概には言えませんが、脂っこい外食が多かったり、運動不足だったりする方が多いようです。脳の定期健診を受けることも大切ですが、日頃の生活を見直し改善するだけでもだいぶ脳卒中のリスクは下がるのではないでしょうか。生活習慣病のある人は認知症が進むのも早い傾向にあると言われています。人間は臓器ごとに生きているのではありません。すべてがつながっていて、その総司令塔が脳なのです。脳の病気は一度発症すると、そのあとのリスクの問題だけでなく、後遺症の問題もあります。そうなる前に、ぜひ生活習慣を見直してみてほしいと思います。もちろん当院でも生活習慣病の予防と管理にも力を入れていますので、お気軽にご相談ください。

めざすのは患者の立場で考えられる、身近な脳のホームドクター

今まで患者さんに言われてうれしかった言葉を教えてください。

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重症な患者さんを多く診てきたので、命を救うことが出来た時の本人やご家族からのお礼の言葉は本当にうれしいですね。特に心に残っているのが、かなり前になりますが、小さなお子さんの脳腫瘍の手術が成功して本人から「先生ありがとう」とお礼の手紙をもらった時でしょうか。ちょうど自分の子どもと同じくらいの年頃のお子さんだったので、命が助かって余計にうれしかったですね。その時の手紙は今でも大切にとってあります。

患者さんと接する時に心がけているのはどのようなことでしょう?

患者さんの立場に立って考えるということですね。そして話をよく聞くこと。私は話の背景まできちんと把握するつもりで真剣に耳を傾けます。患者さんは何か心配なことがあって、不安を抱えて来て下さっているのだから、少しでも早く安心していただけるよう心がけています。気休めや患者さんの訴えを否定するようなことは決して言いません。私は救命救急センターでの勤務経験も長かったので、あらゆる急患を診てきました。生きるか死ぬか、少しの変化も見逃せないような緊張の連続でしたが、おかげで正確な判断を下すスキルは相当鍛えられたと思っています。必要があれば大学病院などより高度医療の受けられる機関と連携をとり、うちで対応できるようであればただちに必要な検査をして然るべき治療に入る。そして正確な情報を患者さんに伝えて安心して笑顔でお帰りいただく。それに尽きると思っています。

最後に読者にメッセージをお願いします。

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めまいがする、耳鳴りがする、しびれがあるといった異変を感じた時、ほとんどの人が真っ先に心配するのは「脳」のことです。過度に心配する必要はありませんが、いつもと何か違うと感じたら、できるだけ早く脳神経外科を受診していただきたいと思います。何もなければ安心できますし、万一脳に異変が起きていたとしても、早期発見により重症化を防ぐことができます。また、自覚症状がなくても定期健診を受けることで、もし脳の委縮を発見できれば、早い段階から認知症の進行を遅らせる薬をお渡しすることもできます。総合的にいろいろと診ることで、この近辺に住む方達の脳の健康を守り、この地域から脳の病気を減らしていけるような脳のホームドクターになれればと思います。認知症にも対応していますので、ご自分のことだけでなく、ご家族のことで少しでも不安な事やいつもと違うと感じることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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