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村田 升 院長の独自取材記事

菊名記念病院

(横浜市港北区/菊名駅)

最終更新日:2020/04/01

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横浜市の二次救急医療機関である「医療法人五星会 菊名記念病院」は、救急医療部門をはじめ、循環器内科、心臓血管外科、脳神経外科の診療に注力する病院だ。院長の村田升(むらた・のぼる)院長は、心臓血管外科の医師として急性期医療の現場に立ち、総合的な目線での診療でさらなる高みをめざしてきた。複数の疾患を併せ持つ高齢の入院患者の増加に伴い、診療部門にこだわらずに、幅広い目線で患者を診ていく総合診療部門を設置。また各科の医師を増員して診療体制を充実させるとともに、患者の満足度を向上させるため、患者と医療者のコミュニケーションをサポートする「まごころ課」という部門も立ち上げた。時代のニーズに応えながら「選ばれる病院」「良い病院」としてのあるべき姿を追い続ける村田院長に、同院の歩みや魅力について詳しく聞いた。
(取材日2019年10月17日)

急性期医療と専門医療それぞれで地域に貢献

菊名記念病院の歩みと特徴について教えてください。

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当院は、1991年に急性期医療に特化した病院として診療をスタートしました。その後、時代の流れや地域のニーズに応えながら、救急の要請は断らないように、そして、速やかに患者さんが退院できるように導いていくことで成長してきました。現在、24時間体制で救急搬送を受け入れ、患者さんの診療を行っています。複数の疾患を併せ持つ高齢の患者さんが増えていることから、救急受け入れは総合診療部門が対応しています。菊名は東横線と横浜線が通り、病院自体が綱島街道に面し、非常に通いやすい立地にあるため、港北区、鶴見区、神奈川区を中心に、遠方からの患者さんにもお越しいただいています。

急性期だけでなく、専門医療でも注目を集めているそうですね。

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当院では診療科を絞り、標榜している診療科すべてに力を入れています。その中でも、開院当時から特に力を入れているのが循環器内科、心臓血管外科、脳神経外科です。循環器内科については、夜間の緊急カテーテル治療などについても対応が可能です。心臓血管外科は循環器内科と連携しながら緊急手術にも積極的に対応し、心拍動下冠状動脈バイパス術や、腹部大動脈瘤へのステントグラフト治療などの治療にも積極的に取り組んでいます。脳神経外科は頭痛やめまい、手足のしびれから、くも膜下出血、脳出血、脳梗塞などの脳血管性障害、そして脳腫瘍、脳動脈瘤などの治療を行っています。また消化器内科、外科、整形外科、泌尿器科でも多くの検査や手術をして、地域医療のニーズに応えています。内視鏡下の治療が増えていることから、内視鏡の部門に診療室を増やして、より多くの検査や治療ができるように体制を整えました。

脳神経外科ではSCUで集中的にケアを行われているそうですね。

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SCU(Stroke Care Unit)は脳卒中の患者さんを発症直後から24時間体制で迅速に診断・治療する脳卒中専用の集中治療室です。医師、看護師、理学療法士、ソーシャルワーカーなどの専門スタッフが計画的・組織的に診療やリハビリテーションを行い、あらゆる面から患者さんとご家族をサポートしています。医師も増員し、脳血管カテーテル治療など、対応できる治療も広がりました。また法人内での連携により、急性期なら菊名記念病院、リハビリテーションが必要なら新横浜リハビリテーション病院、介護が必要なら在宅支援総合センターにつないでいくことができます。あらゆる状態に応じた医療やリハビリ、介護をご提供できますのでご相談いただきたいですね。

女性専用の診療部門があるそうですね。

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女性には女性にしかわからない病気やつらい症状があるので、当院では女性の体と心を総合的に診察する女性専門の診療部門を設けています。デリケートな問題やプライバシーへの配慮から、入口も会計も完全に独立しており、スタッフも全員女性のため基本的に私も入ることはできません。子宮がん検診や乳がん検診をはじめ、痔や脱腸、月経や更年期のこと、そして巻き爪や美容の相談、カウンセリングまで、とことん女性の気持ちに寄り添いながら対応させていただいています。診療に関しては、一人ひとりの患者さんのお話をじっくり丁寧に伺えるよう、予約制となっています。誰にも言えず、一人でも多くの方に女性医療をもっと身近に感じていただけたらうれしいですね。決して一人だけで悩みや不安を抱え込まず、些細なことでもどうぞお気軽にご相談ください。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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当院では目安箱を置き、また入院された患者さんにアンケートの記入をお願いするなどして、適宜、患者さんのご意見を病院運営に取り入れるようにしています。患者さんの満足度を向上させるため、患者さんと医療者のコミュニケーションの橋渡しをする「まごころ課」も立ち上げました。患者さんの意思をきちんと確認して権利を守る患者アドボカシーを実践したいと考えており、将来的にはインフォームドコンセントの立会いや、医療用語の解説なども行いたいと考えています。超高齢化が進む中で、心疾患が今以上に増加するとの予測もあり、地域の中で当院の果たす役割もさらに重要になっていくと思います。患者さんがより早く以前の状態まで回復できるようにスタッフ一丸となって最善を尽くし、専門医療機関ならではの見極めと対応、介護までのトータルサポートで、患者さんへの安心感の提供をしていきたいと思っています。

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