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三橋 裕一 院長の独自取材記事

産科・婦人科ひなたクリニック

(札幌市中央区/札幌駅)

最終更新日:2021/10/12

三橋裕一院長 産科・婦人科ひなたクリニック main

日本生命札幌ビル3階にある「産科・婦人科ひなたクリニック」は、札幌駅や地下鉄の大通駅から、地下歩行空間を歩いてそのまま通える立地の良さが魅力。2007年の開業以来、近隣のオフィスに勤める女性から、道内各地に住む女性まで、幅広い地域から患者が通ってくるクリニックだ。穏やかな話し方が印象的な三橋裕一院長は、開業当時からずっと「プライバシーを重視し、満足はもちろん、感動を提供する」という理念を大切にしている。女性のデリケートな悩みを相談する場所だからこそ、完全個室の診察室を用意して、一人ひとりのプライバシーに配慮した対応や真摯に向き合う姿勢を心がけているのだそう。女性の人生にトータルで寄り添っていきたいという三橋院長に、クリニックの特色や診療内容などを聞いた。

(取材日2021年7月7日)

札幌駅から徒歩3分。道内各地の女性が通う好立地

まずは開業までの経緯を聞かせていただけますか?

三橋裕一院長 産科・婦人科ひなたクリニック1

もともと私は首都圏の大学病院と、その関連病院に13年間勤めていました。大きな医療機関では検査などを行う場合、働く人のスケジュールなどが関わるため、患者さんの都合だけでは検査を提供できないことがあるというジレンマを抱える日々。もしも自分でやれるなら、患者さんの都合に合わせて検査や手術の予定を組めると思い、患者さん本位の医療を提供するために開業を決意しました。以前から地方の主要都市の医療に携わりたかったので、住みやすくて、食べ物もおいしい北海道札幌市を選択。まずはこの地域の医療を知るために「札幌マタニティ・ウイメンズホスピタル」にて、分娩も含めて3年間多くのことを学ばせていただきました。同院では将来的に開業することを前提で働かせていただき、同院で出会った業者さんからのご紹介で、現在の場所に開業することができました。

こちらのクリニックの特色を教えてください。

札幌駅から徒歩3分と立地が良く、大通駅からも地下歩行空間を歩いて、そのまま通えるのが特徴です。患者さんのプライバシーをしっかり守れるように、壁が天井の高さまである完全個室の診察室を用意しています。私が得意な子宮鏡を使った検査では、良性の内膜ポリープを発見した場合、診断をつけた後に患者さんの予定に合わせて、ポリープを取り除く手術も行っています。当院は医師が私一人なのでリスクを考えて、分娩は行っておりません。ですが、以前勤めていた「札幌マタニティ・ウイメンズホスピタル」をはじめ、ほかの医療機関とも連携して、ご希望を伺った上で、条件に合った医療機関で出産できるように手配しています。実は私自身も産婦人科医師として分娩に関わり続けたいので、今でも「札幌マタニティ・ウイメンズホスピタル」の当直を担当しながら、分娩に携わっています。

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

三橋裕一院長 産科・婦人科ひなたクリニック2

近隣のオフィスに勤める働き世代の女性をはじめ、稚内、根室、函館などの遠方から通院してくださる患者さんもいらっしゃいます。お母さんがお嬢さんを、お嬢さんがお母さんを連れて来てくださったりすると、うれしくなりますね。私は幼い頃、両親から「人が財産」と教えられたので、ずっと人との出会いを大切にしてきました。患者さんお一人お一人はもちろんのこと、これまでに勤めた医療機関で出会った医療従事者や業者さんともずっと良好な関係を築いています。医師としてどれくらいキャリアを積んでも、医師と患者さん、仕事関係という枠を超えて、人と人とのつながりをずっと大切にしていきたいですね。

女性の人生にトータルで寄り添うため産婦人科の医師に

そもそも先生が医師をめざし、産婦人科を専門に選ばれた理由を教えてください。

三橋裕一院長 産科・婦人科ひなたクリニック3

福島県会津若松市出身の私は、自動車関係の企業を営んでいた父の影響で、昔から機械関係や自動車が好きで、将来は工学系に進みたいと思っていました。工学系なら首都圏の大学に進学して、就職もそのまま首都圏のどこかでと想定していましたが、学生時代に父が他界してしまったのです。将来的に地元に母を一人で残したままになるのが心配になり、同じ理系でも医師なら日本中どこでも同じ仕事ができると思って医師の道へ方向を変えました。手術ができる外科系を希望する中で、産婦人科なら10代の女性から年配の更年期の女性まで、女性の人生にトータルで寄り添える上に、他の診療科とは異なり生命の誕生に携われます。そして、患者さんに「おめでとうございます」って言える診療科というのも魅力を感じた理由です。

産婦人科の医師として出産に携わり、感じたことは何でしょうか?

出産という生命が誕生する瞬間に立ち会うのは、やりがいと同時に大きな責任を感じるということ。赤ちゃんが生まれて「おぎゃぁ」と泣いた時に、初めて肺に空気が入るのですが、泣くまでに30秒くらいかかる場合もあります。もしも泣かない時は、赤ちゃんを刺激して、それでも難しい場合は適切な処置や小児科へ引き継ぎを行います。この時に、不安がるお母さんのケアもしなくてはなりません。逆に赤ちゃんが大丈夫でも、お母さんの出血が止まらず危険な状態になることもあります。どんなに出産に携わっても、この瞬間は最も緊張しますね。このように迅速かつ、きめ細かな対応が求められるので、出産はドクターがたくさん在籍する医療機関で、連携を取りながら行うのが良いと思っています。

心に残っている患者さんとのエピソードを教えてください。

三橋裕一院長 産科・婦人科ひなたクリニック4

なかなか妊娠に至らず、いろいろな医療機関をまわり、体外受精などの高度生殖医療を受けている方がいらっしゃいました。その方は周りからのプレッシャーによるストレスが大きいと感じて、メンタルをケアしつつ「プレッシャーになるから、薬や基礎体温の計測も全部やめて、何もしていない状態で体の変化を見てみましょう」とご提案し、まずはその方の気持ちに寄り添うことをしました。妊娠にはお母さんとなる方のメンタルやストレスも関連してきますから、まずは寄り添うということでその不安を解消できるように努めています。

女性とパートナーが相談できるクリニックをめざして

脱毛にも力を入れていると伺いました。

三橋裕一院長 産科・婦人科ひなたクリニック5

当院では、介護脱毛といって、介護を受けるよりも前に行う脱毛に着目して対応しています。機器が白い毛には反応しないため、黒い毛であることが前提になります。将来、介護を受ける立場になったとき、デリケートゾーンの毛によっては、おむつ交換時の排泄物の拭き残しの原因になってしまったり、臭いや炎症の原因になってしまったりと、トラブルが生じる場合もあります。入浴の際に陰毛が抜ける心配がなくなることで、介護を担当する側の方が楽になるというメリットもあります。当院では医療機関ならではの特徴を生かして、肌の状態を確認後、医師または医師の指示監督のもと、看護師が施術を行います。内診台を使用することで細かな部分まで確認しながら行っていくこともできますし、痛みに対する処置なども行うのでご相談ください。

先生のリフレッシュ方法や健康法について聞かせてください。

バイクが好きなので、4月~10月は毎月、ジムカーナの大会に参加しています。モータースポーツに対応しているコースを走るので、とても気持ち良く、ストレスを発散できるのがいいですね。昔からバイクに乗っていますが、今はクリニックを運営している責任感もあるので、ケガをしないように公道は一切走りません。格闘技のリングドクターも数年間務めたことがあり、選手の状態を瞬時に見極めて診断する判断力が身につきましたね。健康法はスポーツジムに通って、体力維持に努めていることでしょうか。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

三橋裕一院長 産科・婦人科ひなたクリニック6

女性はもちろんのこと、そのパートナーである男性にも、人には言いにくいお悩みがあるもの。どんなにデリケートな内容でも、気兼ねなく相談できるクリニックにしていくことが今後の展望ですね。女性に関わるトータル的な悩みから、男性の不妊をはじめとする性や脱毛に関する内容まで、幅広く対応していきます。当院では「プライバシーを重視し、満足はもちろん、感動を提供する」を理念に掲げて、診察室もプライバシーに配慮した造りになっているので、パートナーと一緒の来院も大歓迎です。何でもお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脱毛/V,I,Oそれぞれ1ヵ所1回につき1万1000円

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