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小島 広成 院長の独自取材記事

医療法人社団広泰会 本中山クリニック

(船橋市/下総中山駅)

最終更新日:2019/08/28

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「本中山クリニック」は、船橋市の下総中山駅から徒歩1分。少し足を伸ばせば京成中山駅や鎌倉時代創建の法華経寺にたどり着く、どこか古風な駅前通りに位置している。院長の小島広成先生は、日本内科学会認定総合内科専門医、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本肝臓学会認定肝臓専門医の資格を有するドクター。生活習慣病や慢性疾患、風邪など内科全般のほか、漢方の保険診療にも力を入れており、内視鏡検査や超音波検査、血圧脈波検査なども実施している。千葉大学医学部の先輩医師からクリニックを受け継いで約5年、すでに地域の信頼を得ている小島院長に、クリニックの特徴について聞いた。
(取材日2015年6月26日 更新日2018年5月7日)

西洋医学と漢方の双方向からアプローチするクリニック

まず初めに、医師をめざされた経緯を教えてください。

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母方の祖父の姉が東京女子医専(現・東京女子医科大学)に進学することになっていたのに、若くして亡くなったんだそうです。それを祖父は非常に残念がっていて、孫の中でも年長だった私に、ことあるごとに「姉の遺志を継いでくれ」と言っていたんです。父方の祖父にもなぜか医師になれと言われていまして、両親は医療関係者ではなかったのですが、幼い頃から多くの図鑑の中でもなぜか人体図鑑が好きで、小学生高学年では天才外科医師が主人公として活躍する漫画に夢中になっていました。高校3年生の時に父が病死したというのも強い動機の一つです。

その後、こちらの院長となられるまでの経緯を教えてください。

千葉大学卒業後は、千葉大学の消化器内科に入局しました。消化器内科は内科の中でも内視鏡を使うなど外科に近い手術もするんです。当時の千葉大学では肝臓がんに対する外科手術に匹敵する成績を挙げたエタノール注入療法を行っており、非常に感動しましたね。大学院修了後はカナダに2年ほど留学もしました。2001年8月末にカナダから帰国する際にアメリカに立ち寄ったのですが、ちょうど9.11の同時多発テロの時にボストンにいたんです。その影響で4泊の予定が11泊くらいになったり、引っ越しの荷物が届かなかったりで大変でした。帰国後しばらくして国立病院機構千葉東病院に勤務し、2013年4月にこのクリニックを前院長から引き継ぎました。

前院長からはどんな点を引き継がれていますか?

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前院長は千葉大学消化器内科の3年先輩なんです。今のところ内装や設備はほとんど前院長の時から変えていません。西洋医学だけでなく、保険診療での漢方処方を行い、体全体を診るという方針もそのまま引き継いでいます。何となく不調だが検査では異常がなく西洋医学的にアプローチしにくい、自律神経失調症、不眠症、頭痛、更年期障害といった症状の方にお勧めしています。

クリニックの特徴をご説明ください。

商店街の中にあるクリニックなので、お買い物がてらいらっしゃる方も多いです。おかげさまでクチコミで来てくださる方も多いですね。診療内容はこれまでの消化器病の専門家としての経験を生かし、風邪や生活習慣病から先ほど申し上げた漢方治療、B型肝炎、C型肝炎、胃・十二指腸潰瘍、ピロリ菌の除菌など消化器疾患まで幅広く行っています。検査は胃内視鏡検査、超音波検査、通常の心電図と24時間対応の心電図検査、動脈硬化度の評価をする血圧脈波検査、肺機能検査、レントゲン検査などが可能です。超音波検査では、腹部、心臓、甲状腺、頸動脈、乳腺の評価ができます。

きめ細かな診察による漢方診療と内視鏡検査が強み

漢方治療を受ける流れについてご説明いただけますか?

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診察時に漢方が適していると思われた患者さんには、漢方用の問診票にも記入をお願いしています。この問診票は体の症状を記した項目に○をつけていただいて、それを別の表で集計して点数化すると、体のどの辺りに問題があるかわかるものなのです。それから再度診察室で脈、舌、おなかなどの様子を見ます。おなかを見ると、おなかの病気以外でも体全体の状態がとてもよくわかるんです。それから便通、尿の状態、食欲、睡眠、冷え、肌の乾燥、女性の場合は生理の状態などを伺って、総合的にどこに問題があるのか、体全体の傾向として判断します。その問題点をより正常に近い状態に向けるような処方をしていきます。人によって足りないところを足し、体がかゆくて顔が真っ赤でのぼせているといった方は、過剰なところを抜いてあげるイメージで処方を行います。そうすると体全体のバランスが取れて次第に良くなってくることが多いんですよ。

漢方治療について詳しく教えてください。

例えば便秘一つとっても、おなかの力が弱いタイプ、強いタイプ、おなかの筋肉が凝ったように硬い方、やわらかい方がいます。それがみんな同じような下剤では当然良くないわけです。体型、体格、性別、年齢でも異なります。ある患者さんは、のぼせ気味でおなかが硬い感じだったので、それに合わせた漢方を処方したところ、「今までありとあらゆる下剤を試しながら、40年来便秘に苦しまされてきたが初めて良くなった」と非常に感動されていました。また、リウマチで手足の冷えがひどく、具合が悪くて仕方がないと来られた方も、いろいろ考えて漢方を処方したら、1ヵ月くらいですっかり良くなっていましたね。前院長が「実は体に現れていることと病気が一見関係ないように見えても、体全体で診ると症状が改善される」と強調されていました。漢方薬は百数十種類ありますし、それらを組み合わせることもできるので、本当にさまざまな症状に対応できるんです。

内視鏡検査についてもご説明をお願いします。

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当院では現在、口からですが、とても細い胃内視鏡を使用しています。ピロリ菌を除菌した方でも胃の粘膜の状態が弱まって胃がんができやすいので、2年に1度の内視鏡検査をお勧めしています。定期的に受診される方がかなりいらっしゃって、実はかなり先まで予約が入っているのですが、急を要するケースでは近隣の基幹病院をご紹介できますのでご安心ください。

気軽に何でも相談できるクリニックをめざして

読者の方に伝えたい健康情報などはありますか?

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C型肝炎、B型肝炎の方には、積極的に内科にかかっていただきたいですね。以前と違い、現在は飲み薬でほぼ治せるようになっています。それをご存じなくて、医療機関に行かないままの方が結構いらっしゃるので、肝臓専門医としては、そこを強調したいですね。肝炎は初期症状がなく、血液検査でしかわからないため、人間ドックなどで多少肝臓の数値が高くても大したことない、お酒の飲み過ぎかなと放置される方も多いのですが、それは非常にまずいんです。肝臓の数値が高かった方は、それほど大した数字じゃなくても、やはりきちんと診断を受けることをお勧めしたいと思います。

他にはどんな相談が多いですか?

高齢の患者さんのほか、中年の方に多いのは、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症などですね。若い方に多いのは、過敏性腸症候群など胃腸疾患です。これには漢方と西洋薬の組み合わせがとても有効です。薬を完全にやめられないこともあるのですが、その代わり治療を続ければ、しょっちゅう下痢をする、おなかが痛いということはほとんどなくなると思いますよ。

プライベートはどのように過ごされていますか?

休日は妻と2人でドライブに出かけることが多いですね。普通、人が行かないような所に行くのが好きで、千葉県内はほぼすべて走っています。あとは音楽を聴くのが好きで、最近はもっぱらオペラにはまっていますね。これも妻と2人で鑑賞に出かけています。スポーツはあまりしていないのですが、その分食べ過ぎないように気をつけています。お酒は、どうしてもおつまみを食べて夜遅くに結構なカロリーを摂取することになるので、飲まないようにしています。甘い物も一度にたくさん食べないよう気をつけていますね。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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検査や薬だけでなく、健康に役立つような情報を待ち時間に見ていただけるような工夫をしていきたいです。やはり日頃の生活改善こそ大事ですから、今後はそのような情報提供にも積極的に取り組みたいと考えています。漢方は片頭痛、胃腸が弱いなど、さまざまな症状にきめ細かに対応した処方ができますので、どんなことでもお気軽に相談していただければうれしいですね。2015年9月よりクリニック名が変更になりましたが、体制や人員は変わりませんので、今までの患者さんも安心して通っていただければと思います。

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