複数の治療方法を提示することで
通いやすく、治療しやすい環境に
まりん歯科小児歯科医院
(北九州市小倉南区/下曽根駅)
最終更新日:2023/04/10


- 自由診療
インプラント治療や歯周病治療など、歯のトラブルに対する治療方法はいくつもあるが、いずれも大切なのは「クリニックに通い、治療を終わらせること」だろう。患者が通いたいと思わなくては治療は行えない。「だからこそ複数の選択肢を用意することで、患者さんお一人お一人に合った治療を提案することが大事なんです」と語るのは、「まりん歯科小児歯科医院」の院長、中村礼太郎先生だ。レーザーでの歯周病治療や新しいインプラントなどにも積極的に取り組む姿勢には、そういった患者への深い愛情が隠れている。「歯科医院を十分に活用してほしいですし、その結果、笑顔あふれる生活へと変化するのならなおうれしいですね」と笑顔で語る中村院長に、同院で取り組む数々の治療方法について詳しく話を聞いた。
(取材日2021年9月15日)
目次
さまざまな歯のトラブルに対応できる豊富な治療方法をそろえ、患者が通いやすい環境を整備
- Q非常に精密な治療・メンテナンスを行っていると聞きました。
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A
▲精密な検査、メンテナンスを行っている
当院では根管治療にファイバースコープを使用しています。歯の根の部分は非常に細く、視野をしっかりと捉えるにはこのファイバースコープが有用なのです。炎症があるのか、汚れや感染物質があるのかなど、マイクロスコープよりもさらに奥まで見ることができるのがファイバースコープの強み。また、治療やメンテナンスの前後にはお口の中の写真を撮り、モニターで患者さんと一緒に前後の違いを確認します。画像であれば一目瞭然ですし、患者さんの「ここに毎回食べ物が詰まるんです」といったことに対する具体的なアドバイスにも活用できます。患者さんが視覚的に理解しやすい、という点は10年以上前から重視していますね。
- Q歯周病治療ではレーザー治療も取り入れているとか。
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A
▲しっかりと説明したのち、治療を行う
レーザー治療は、手技では取りにくい汚れの除去のほか、歯周病を引き起こす細菌に反応するため細菌除去にも有用で、レーザー治療を通常の歯周病治療にプラスすることで、より高い精度の治療が期待できます。また、血栓を防ぐ薬を服薬している方は通常の歯周病治療ができない場合もありますが、そういう方でも受けられます。歯科の治療方法というのは、患者さんの体質や病歴などに応じて適切に使い分けなければいけません。当院ではレーザー治療や、インプラント治療における骨造成療法などさまざまな方法を用意していますが、それらが患者さんにとって本当に有用かどうかを分析し、患者さんにも理解していただきながら治療を進めています。
- Q歯列矯正でもさまざまな方法を導入していると伺いました。
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A
▲各種矯正に対応
透明の取り外し可能なマウスピース型装置を用いた矯正、形状記憶ワイヤーでの矯正などを行っています。形状記憶ワイヤーはその名のとおり、ワイヤーの元に戻ろうとする力を利用する装置です。通常のワイヤー矯正との大きな違いは、歯の色に近い白い色のワイヤー、透明がかったブラケットになるため患者さんの歯の色ともなじみやすいほか、通常のワイヤー矯正より痛みが少ない点も特徴です。矯正で大事なのは、最後までやり遂げること。どの方法が合うかは正直、やってみないとわかりません。しかし複数の選択肢があれば、どちらか一方が合わなかった場合、途中で方法を変更しながらでも最後まで矯正を行うことができるでしょう。
- Qミニインプラントを使った矯正も行っていると聞きました。
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A
▲アンカースクリューを用いた矯正
はい。これは歯科矯正用アンカースクリューを用いて行う矯正で、通常のインプラントとは違い、5mmから10mm程度のごく小さなネジを使用します。矯正とは、強い歯に引っ張られる力を利用する、いわば歯と歯の“綱引き”。その中でも部分的な矯正に適しているのが歯科矯正用アンカースクリューを使用する矯正です。抜歯もしなくていいですし、矯正器具自体もシンプルなので食事や歯磨きなどに負担がかかることはほとんどありません。また骨に到達しないため、矯正終了後は簡単に外すことができます。こちらもマウスピース型装置を用いた矯正や形状記憶ワイヤーでの矯正と並び、選択肢の一つとしてご提案しています。
- Q小児歯科として心がけている点は何でしょうか?
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A
▲信頼を大切にしている
親御さんも治療に参加してもらうことです。お子さんが幼い頃は「矯正をしたほうがいいですか?」「歯磨き粉はいつから使えるのですか?」とよく質問してくださいますが、お子さんが大きくなるにつれ、だんだんと治療もお子さん任せになりますね。気にかけるということは愛情表現でもあります。お子さんが大きくなってもお口の中を気にかけてほしいのです。またお子さんはチョコなどの甘いお菓子を欲しがりますが、それらは虫歯の原因にもなります。とはいえ、すべてを禁止するのは難しいため、おやつを選ぶならキシリトール入りのお菓子にしましょうといったアドバイスも行います。実際、私の子どもたちもそうして大きくなりましたよ(笑)。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/11万円~、形状記憶ワイヤーを使った矯正/33万円~、歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正/5万円~、骨造成を伴うインプラント治療/1万1000円~