名古屋市守山区の住宅街にあって、三角屋根の外観が親しみを感じさせる「もりやまファミリークリニック」。院長の辻藤達也先生は、麻酔科の中でもペインクリニックと呼ばれる治療を専門にしつつ、開業以来20年間、この地域のホームドクターとして、内科、小児科、整形外科、アレルギー科、そして訪問診療まで、幅広く対応してきた。大切にしているのは、患者の痛みを理解し共感すること。丁寧に話を聞き、一人ひとりに合った治療法を模索する姿勢は、長く終末期医療に携わってきた医師だからこその対応かもしれない。何か気になる痛みや症状があれば、遠慮せず気軽に相談してほしいという辻堂先生に、同院の診療の特徴や、先生がめざす医療などについて詳しく話を聞いた。

（取材日2023年5月15日）