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村瀬 尚子 院長、村瀬 幾也 先生の独自取材記事

とこなめ歯科

(常滑市/常滑駅)

最終更新日:2023/06/07

村瀬尚子院長、村瀬幾也先生 とこなめ歯科 main

常滑駅から徒歩3分のテナントビルの2階にある「とこなめ歯科」は、村瀬尚子院長、村瀬幾也先生夫婦が運営する開業20年目の歯科クリニック。2人は大学の同級生で、尚子院長は歯周病のエキスパート、幾也先生は口腔外科で経験を積み、インプラント治療を得意とし、それぞれ専門性の高い診療を提供できるのが強み。口の中を健康に保つ基本として、開業当初から一貫して歯磨き指導に力を入れており、尚子院長は「うちに来ていただければ、歯磨きの達人になれますよ」とほほ笑む。夫婦そろって穏やかで誠実な印象だが、休日には、尚子院長は野球、幾也先生は自転車を楽しむアクティブな一面もあるという。そんな2人に、歯科医師をめざしたきっかけや開業の経緯、歯磨き指導への思いなどを聞いた。

(取材日2017年10月12日)

歯周病と口腔外科、それぞれの専門を生かして開業

歯科医師をめざしたきっかけは何ですか?

村瀬尚子院長、村瀬幾也先生 とこなめ歯科1

【尚子院長】父が常滑で歯科医院を開業していたので、昔から医療の仕事は身近に感じていました。6歳上の兄がずっと「医者になる」と言ってたので、「じゃあ私が歯医者になって継がなきゃ」と小学生のときから思っていましたが、兄が歯学部に進み、あれ?と(笑)。でも、私はずっと歯科医師をめざしていたので、そのまま自分の意志を貫いた形です。
【幾也先生】親戚に医師や歯科医師がいたので、小さい頃から医師に憧れていました。医学部への合格はかなわなかったのですが、家庭の事情で浪人することはできなかったので、合格していた歯学部に進学することに。と言っても同じ医療の仕事ですし、1歳上のいとこが歯学部に通っていたこともあり、迷うことなく歯科医師になる道を選びました。

開業の経緯を教えてください。

【尚子院長】私たちは愛知学院大学歯学部の同級生なんです。私は卒業後、歯周病学講座に入局して歯周病を専門に学び、主人は口腔外科の講座に入局した後、さらに一般病院の口腔外科に勤務するなど口腔外科での経験を積みました。お互いいずれは開業を考えていた中、現在のビルがちょうど新築されると聞き、私の地元ということもあって、ここで開業しようとすぐに決意しました。その前まで近くのクリニックで雇われ院長をしていて患者さんが付いてくださっていたので、同じようなエリアがいいだろうと考えたんです。ただ、主人はもう少し勤務医を続けようとのんびり構えていたようで、思いがけず早い展開に戸惑ったようですが(笑)。以来20年間、ずっとこの場所で診療を続けています。

開業当初から現在に至るまで、何か変化はありましたか?

村瀬尚子院長、村瀬幾也先生 とこなめ歯科2

【幾也先生】周辺は古くからの商業施設や住宅が多いですが、セントレア(中部国際空港)開業に伴って新しい道路や施設ができて、ここ10年ほどで大きく様変わりしましたね。患者さんは以前は近隣の方が中心でしたけれども、空港建設中は建築関係の方が飛び込みで来られたり、開業後は空港関係の方が増えました。ただ、空港関係の方はお忙しい上に転勤が多いこともあってか、お口の中のメンテナンスが行き届いていない人が多い気がしますね。こういった方こそ定期的に診察させていただきたいところなのですが、実際はなかなか難しいので、治療に来られたときにはできる限りの処置をするようにしています。

歯の健康は歯磨きから。丁寧な指導が特徴

尚子院長は歯周病がご専門ということですが、どのような方針で治療されていますか?

村瀬尚子院長、村瀬幾也先生 とこなめ歯科3

【尚子院長】日本歯周病学会歯周病専門医の資格を持っていることもあり、ほかのクリニックで抜かなきゃいけないと言われたけれど何とか残したいという、切実な患者さんが多くおみえになります。皆さん「早く治療してほしい」とおっしゃるのですが、まずは歯磨き指導から始めます。というのも、歯磨きで歯茎をある程度引き締めてからでないと、歯周病の歯石を取る治療をしても効果につながりにくいからです。そうお話しすると頑張って歯磨きをしてくださる方が多いのですが、一方でなかなか伝わらない方もいらっしゃって、そういう患者さんには根気強く説明するようにしています。

開業当初から歯磨き指導には力を入れているそうですね。

【尚子院長】そうですね。正しいブラッシングを覚えていただきたいという思いで、20年間一貫して取り組んでいます。定期検診の方には、歯垢を赤く染めて何%汚れが残っているかスコアをつけて、その結果を印刷し、スタッフがアドバイスを書き入れた紙をお渡ししています。数字を示すことでモチベーションアップにつながりますし、歯のツルツル感やお口の中のさっぱり感を実感して、より一層力を入れてくださる方も多いんです。中には私たちが感心するぐらいうまく磨いて、高齢になっても健康な歯を保っている方もいらっしゃるので、こちらとしてもうれしいですね。

歯磨き指導で心がけていることはありますか?

村瀬尚子院長、村瀬幾也先生 とこなめ歯科4

【幾也先生】患者さんにあまり押し付けないようにしていますね。開業当初は躍起になって指導していたんですが、ご本人がやる気にならないと結果につながらないので、無理強いはよくないなと。定年間際になり、歯が抜けて初めて危機感を覚え、突然一生懸命磨くようになる方もいらっしゃいますので、今は諦めずに説明し続けることで、どこかで気づいていただけたらと思っています。

口の健康は全身の健康につながる。何でも相談を

幾也先生は口腔外科とインプラント治療が専門だそうですね。

村瀬尚子院長、村瀬幾也先生 とこなめ歯科5

【幾也先生】外科手術に興味があって、もともと医学部をめざしていたので口腔外科を選びました。僕が病院に勤務していた頃からインプラントが増えてきて、埋入する部分の表面がHA(ハイドロキシアパタイト)でコーティングされたHAインプラントシステムによるインプラント治療の経験を積み、開業してからも同じシステムでの治療を続けています。インプラントは得意ではありますが、一番いいのはやはりご自身の歯です。歯がなくならないようにするためにも、まずは歯磨きが大事だと考えています。

お二人で診療されるメリットはどんなところだと思われますか?

【尚子院長】主人は全身疾患を持つ患者さんの治療や薬についても詳しいので、そのことについて相談をしたりアドバイスをもらえたりするのは、とても助かっていますね。
【幾也先生】僕の感覚では抜かないといけないと考える難しい歯周病の症例でも、彼女は可能な限り残す方法を考えるんですね。実際に残したほうがいいケースもありますし、患者さんが頑張って歯磨きをして快方に向かっていくこともあり、そこはさすが歯周病のエキスパートだと感心します。それぞれの立場から診療できるのがメリットであり、僕たちの強みでもあると思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

村瀬尚子院長、村瀬幾也先生 とこなめ歯科6

【幾也先生】お口の中や歯の健康は全身の健康につながります。医師と歯科医師は別と考えて、歯以外の病気や服用しているお薬などについてお話しされない方がいらっしゃるのですが、歯以外の部分が疾患の原因になっていることもあります。ですから、歯科医師だから関係ないと思わずに、他の病気のことや最近の体調などについてもお話ししていただけるとうれしいですね。
【尚子院長】「歯医者は怖い」と思っている方が多いと思いますが、日頃から定期検診やメンテナンスを受けておけば、虫歯や歯周病になっても治療が軽く済みますので、ぜひかかりつけの歯科医院を見つけて通ってもらえたらと思います。その点、当院ではお一人お一人に適した歯磨きをしっかりお教えしますので、皆さん、歯磨きの達人になれますよ(笑)。お口の中のチェックだけでも大丈夫ですので、どうぞお気軽にご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療費/1本25万円~

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