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和久田 哲生 院長の独自取材記事

和久田歯科医院

(伊賀市/上野市駅)

最終更新日:2021/10/12

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上野市駅から北へ徒歩約15分の、周囲に店舗や住宅が立ち並ぶにぎやかな場所。2003年にこの地で開業した「和久田歯科医院」は、一般的な歯科治療に加え、障害者や有病者の歯科治療も行っている。和久田哲生院長は、歯科麻酔や障害者歯科に関する専門的な研鑽を積んできた、経験豊富なベテラン歯科医師だ。その経験を生かし、全身麻酔を使用した障害者の歯科治療にも対応する。院内はすべてバリアフリーで車いすでも移動がしやすくなっており、障害者の治療を行うための個室も用意されている。終始穏やかな雰囲気で受け答えする和久田院長に、障害者や有病者の歯科治療、同院のコンセプトなどを中心に話を聞いた。

(取材日2020年9月26日)

麻酔の知識を生かして、地域医療に貢献する歯科医院へ

開業した経緯をお聞かせください。

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私が開業を考えていた当時、伊賀市周辺には障害者・有病者歯科に対応する病院歯科が存在しなかったので、障害者や有病者の方に手を差し伸べたいと思い、この地で開業しました。私は障害者の歯科治療、糖尿病の方の歯科治療、歯科麻酔に関して専門的に研鑽を深めてきた経験があります。開業医では対応が難しく、普通なら大学病院に行ってくださいと言われるような方を診られれば、地域の医療に貢献できるのではと考えたのです。また、障害者や有病者の来院に備え、院内はすべてバリアフリーにし車いすでも移動しやすいようにしました。そのため、障害者でずっと通ってくださっている患者さまもいますし、県境に近いこともあって京都や奈良からいらっしゃる方もいます。大々的に障害者の治療を専門としているとは言っていないのですが、クチコミで少しずつ広がっていっているように感じてうれしく思っています。

先生のご経歴について教えてください。

私は熊本県の出身で、九州大学の歯学部を卒業してから、熊本大学の麻酔科と口腔外科で研修をしていました。と同時に、熊本市内にある伊東歯科口腔病院で11年間勤務したのち、伊賀市で当院を開業したという経緯になります。伊東歯科口腔病院では、口腔外科の手術を数多く経験し、外傷や外科的矯正手術などに関わってきました。開業医ではなかなかできない経験ですし、今まで知らなかった手術に対し興味を深めました。その間に有病者や障害者の歯科治療についても専門的に学びましたが、歯科麻酔は薬理学や生理学の知識も必要であったため、大変でしたね(笑)。現在、その経験を生かすことで治療の幅を広げられているので、今となってはあの時頑張って良かったと思います。

勤務医時代の記憶に残っている経験は何でしょうか?

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沖縄県で重度の障害者を対象に、無医村地区などに住んでいるためなかなか治療が受けられない方30人ほどに集まっていただき、一度に歯科治療を行う会に参加したことです。私は麻酔を行う歯科医師として参加したのですが、今思い出しても印象深い経験だったと思います。参加した患者さまのご家族の中には、治療の機会を得ることすら難しいため、歯科治療はもうあきらめていたという方もいました。全身麻酔を使用して治療を行ったのですが、「こんなことができるなんて思わなかった」という喜びの声も聞こえてきて、感慨深かったです。

障害者・有病者の患者が安心できる治療をめざす

有病者の治療の際、気をつけていることを教えてください。

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その方が持っている疾病によって、気をつけることが異なります。当院で一番多い高血圧の方ですと、歯科治療を受ける際に緊張したり、麻酔を使用したりすることで血圧が上昇するので、血圧をモニタリングしながら治療を行っています。糖尿病の方だと歯周病の進行が早かったり、傷の治りが遅かったりします。そのため状態をよく見ながら治療を進めるようにし、抜歯のタイミングにも気をつけています。また心臓や循環器疾患を持っている方だと、血液をサラサラにするための薬を服用している場合もあります。その場合は、事前に血液の固まりやすさを調べてから治療を行います。当院では6人に1人くらいが有病者なので、気をつけるべき必要事項をカルテの一番上に書いてスタッフ全員がわかるように情報を共有しています。

障害者の歯科治療についてお聞かせください。

障害者の治療は、個室で患者さまのご家族に立ち会ってもらいます。患者さまを押さえるのも、ご家族に手伝ってもらいできるだけ歯科治療に対して、恐怖心を抱かないように配慮しています。しかしどうしても患者さまが動いてしまう場合は、ご家族に様子を見てもらい、承諾をいただいた上で全身麻酔を使用して治療します。治療の際には立ち会えないのが一般的なので、ご家族からは驚きと喜びの声もよくいただきますよ。本当はご家族もどんなふうに治療しているのか不安なはずなので、患者さまの様子を一緒に見ていただいたほうが良いと思っています。私たちも患者さまのご家族が一緒にいらっしゃることで、より緊張感を持って治療に臨めるので良いこと尽くしですよね。

患者さまとの印象的なエピソードについてお伺いしてもよろしいでしょうか?

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やはり一番印象的だったのは、歯科治療が難しいとされていた障害のある患者さまの治療ができて、ご家族から喜びの声をいただいたことです。もともと、大学病院などへ行かなくてはいけない重度の障害者の力になりたいと思っていたので、自分が思い描いていた社会貢献ができているのかなと感じました。他には健康な方でも、なかなか痛みが取れない患者さまの症状が改善につながった時に、一緒に喜びを分かち合えたのもうれしかったです。こういう時、歯科医師のやりがいを感じますね。患者さまから、「あそこの歯科医院に行ったら治るよ」と言っていただけるような歯科医師でありたいです。

一人ひとりとしっかり向き合う歯科医師でありたい

患者と接する際に大切にしていることはありますか?

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患者さまにできるだけストレスや痛みを与えないようにし、可能な限り早く症状を改善できるように努めています。麻酔を行うときは、表面麻酔で痛みの軽減を図ってから細い針を使い、電動麻酔器で薬剤をゆっくり注入しています。患者さまの表情やどのくらい緊張しているかを注意深く観察し、具合が悪くなっていないかなどにも気を配ります。健康な患者さまでも具合が悪くなることもあるので、異変が見られた場合は対応を変えています。スタッフにも、患者さまには家族のように接するように教育していますよ。また審美歯科やインプラントを希望の方には、ご理解していただいた上で、時間を設けてかぶせ物の色や治療内容について、じっくり話し合います。とにかく患者さま一人ひとりと向き合うことを大切にし、患者さまが何を希望しているのか、何を訴えているのかをくみ取る努力をしています。

機器のこだわりについて教えてください。

新型コロナウイルス感染症への対策も兼ねて、ほぼ全席に口腔外バキュームを導入しています。口腔外バキュームは治療の際に飛ぶ水分や削りかすを吸い込んでくれるものなので、音は少し気になりますが患者さまの快適さはアップするのではないかと思います。感染症対策としては他に、フェイスシールドを装着するようにしています。診療においては、マイクロスコープを使うことで、肉眼で行うよりも精度の高い虫歯治療や根管治療を提供することをめざしています。あとは、口腔内カメラで治療部位を鮮明に撮影し、症状の確認に役立てるだけでなく、患者さまへの説明の際にも活用しています。もちろん歯科用CTもあり、目に見えない部分も確認しながら治療を行っていきますよ。

読者へメッセージをお願いします。

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歯科治療は、長い期間かかる場合もありますし、あまり良いイメージを持たれていない方も多いかと思います。しかし治療が終わったら、もう歯科医院に通わなくてよいというものではありません。ご自身のお口の状況にもよりますが定期検診には通っていただきたいです。特に気になることがない方でも、やはり半年に1回くらいは見せていただけるとうれしいですね。また歯科治療が終わった後の自己管理やメンテナンスも大切です。当院では患者さま一人ひとりと向き合い、痛みやストレスを軽減する工夫を重ねておりますので、何かお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。また私は、障害者や有病者の方も安心して受診できるような対応を心がけております。車いす専用置場もご用意しておりますので、ぜひお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/1万5000円〜
インプラント治療/30万円〜

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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