漢方薬を取り入れ、一人ひとりの環境に応じたメンタルケアを行う「つづきクリニック」。子どもの頃から育ったなじみのある四ツ橋の近くで開業したかったと語る都築三重子（つづき・みえこ）院長が2005年に大阪市西区に開院し、2017年に西大橋駅・四ツ橋駅に近い現在の場所に移転した。都築院長は穏やかで、患者に寄り添った診療を大切にしている。働く人が抱えるストレスの原因を探り、周りにも協力を請いながら治療にあたる。最近、国が力を入れている妊娠中や産後の女性のサポートにも、地域の保健センターと連携しつつ熱心に取り組んでいる。患者自身の治癒力を最大限に生かす漢方も取り入れた治療には、誠実な都築院長の人柄が表れていると感じた。

（取材日2018年7月10日）