早川 明宏 院長の独自取材記事
はやかわ歯科医院
(豊中市/少路駅)
最終更新日:2026/03/03
周辺にはしゃれたショップも立ち並ぶ、ロマンチック街道として親しまれる通り沿いに「はやかわ歯科医院」はある。院長の早川明宏先生は、大阪大学歯学部を卒業後、大阪大学歯学部附属病院で研鑽を積んだ矯正歯科のエキスパートだ。この地で開業して20年、矯正だけでなく一般歯科も手がける同院には、幅広い層の患者が訪れる。穏やかな口調で、終始丁寧に言葉を選びながらインタビューに答えてくれた早川院長。「人からは愛想がないやつと思われているかも」と本人は控えめに語るが、居合わせたスタッフが「先生優しいですよ」と明るく合いの手を入れる場面もあり、温かく気取らないクリニックの雰囲気が垣間見えた。「医学的な理由だけで治療を勧めない」という診療スタンスなど早川院長に話を聞いた。
(取材日2019年2月18日)
矯正まで広く診られることで提案できる選択肢が広がる
開業されて20年になるそうですね。開業当時の思いを聞かせていただけますか。

今は専門に特化した歯科医院も多くなりましたが、当時は矯正や口腔外科までオールマイティーにこなせる総合診療がはやった時代でした。私もそんな歯科医師をめざして、大学在学中は専門として矯正を学び、さらにいろいろな先生のところで修行し、幅広く学びました。矯正だけでなく一般歯科まで診療を行う「はやかわ歯科医院」を開業したのは1998年です。「ここに来れば何とかしてくれる」「治療してもなかなか治らないから、はやかわ歯科医院で意見を聞いてみよう」そんなふうに患者さんが思ってくれるような歯科医院にしたいと思っていました。その気持ちは20年たった今も変わっていません。常に治療の引き出しをたくさん持ち、どんな相談にも応えられる、患者さんにとって歯の“何でも屋さん”のような存在でありたいんです。
一般歯科だけでなく矯正まで幅広く診られる良さはどのようなところですか。
まず、治療の選択肢をたくさん提示できる点です。歯科治療はそもそもいろいろな選択肢がありますが、そこに矯正が加わることでさらに広がると考えます。選択肢が多いということは、患者さんの困っている症状や望んでおられることに対してより良いアプローチをめざせるということです。もう1つは、虫歯治療なども行っているので、矯正をする場合にも矯正後の治療のことまで考えた判断ができるという点です。例えば、矯正のためにどの歯を抜くかというのは、同じ患者さんであっても先生によって判断は違う場合があります。私は矯正後の患者さんもずっと診てきているので、長い目で見てどのように矯正するのが良いかということを基準に考えています。
長期的な目で患者さんの歯を診ることを大切にしておられるのですね。

そうですね。大阪大学歯学部附属病院の矯正科で勤務していた時には、一般のクリニックでは経験しないようなケースも多く診てきました。これから矯正をする患者さんだけでなく、数十年前に矯正をしたというような患者さんなど、矯正のさまざまな段階を知ることができました。この経験は大きかったと思います。また、開業してからも20年がたち、開業当時から来られている患者さんもいるので20年前に治療した歯の経過も見ることになります。長い目で見ると、医学的に正しいという理由だけで治療をすることが、必ずしも正しいとは限らないと考えるようになりました。削ったり抜いたりしない、つまり治療をせずに様子を見るという選択肢も時にはメリットがあると考えています。
治療方法は患者の意思を尊重
治療をせずに様子を見るメリットとはどういうことでしょうか。詳しく聞かせてください。

長年患者さんの歯の経過を見ていると、人間の体はすごいなと思うことがあります。体には自分で治そうとする力が備わっているので、すぐに削ったり抜いたりせずに日常のメンテナンスをしながら自然に任せているほうが良い場合もあるのです。そういう思いがあるので、基本的に治療を強く勧めることはあまりしません。治療をする、しない両方のメリットとデメリットをお話しして患者さんに選んでいただいています。患者さんの健康を長い目で見てご説明をして、患者さんの意思を尊重します。
他にも心がけておられることはありますか。
何でも気軽に相談してもらいたいと思い、開業してすぐの頃はすべての患者さんを治療時間内に必ず1度は笑わせるということを目標に頑張っていました。でもなかなか難しいですよね(笑)。それは途中でやめてしまったのですが、「こんなこと聞いてもいいのかな」と考えなくてもいいような雰囲気をつくることは心がけています。例えば、こちらがばたばたしているとちょっとしたことなどは相談しにくくなると思うので、忙しくてもそう感じさせないように気をつけています。また、歯科治療は見えない部分の治療なので、カメラで治療の前後を撮影し患者さんが見て納得できるようにしています。治療中はお口の周りを触るときはあまり力を入れないように優しくするようにしています。ぐっと力を入れると結構痛いですよね。歯科医院はそもそも怖いと感じる方も多い場所だと思うので、できるだけ怖くないように心がけています。
内装や設備面などの特徴はありますか。

メンテナンスやクリーニングは治療とは別の専用の部屋で行っています。来られる目的も違うので、それぞれに合った雰囲気づくりを心がけています。また、開業時には、歯科医院らしくない造りにもこだわっていました。また、治療であまり気が滅入らないようにゆったりとした待合室にしました。設備面ではありませんが、毎週火曜日の午前中は、「マザーズデイ」として、保育士がお子さんのお世話をさせていただき、小さなお子さんの親御さんが安心して治療を受けていただくための日にしています。
患者が気軽に相談できる環境を常に整える
スタッフは開業当時からの方もいらっしゃるそうですね。

そうですね。長く勤めてくれているスタッフが多いので、つい先日、慰安旅行に行った時に「平均年齢が高くなってきたね」と話していたところです。開業当時は私も若かったので、スタッフに強くあたってしまうこともあったのですが、今は当時と比べて丸くなったと言われますね。それにスタッフも皆ベテランになり自分で考えて動いてくれるので、「もっとこうしてほしい」など普段から不満に思うことなく仕事ができていますね。
先生の健康法や休日の過ごし方を聞かせてください。
休日はたいていどこかへ出かけています。家にいてじっとしているのは時間を無駄にしているような気がしてしまうんです。健康法はピラティスに行くことですね。診療中はどうしても無理な姿勢を続けることになるので、放置しているとだんだん肩が下がり頭まで痛くなってきたりします。定期的にピラティスに通うことで改善につながっているように感じています。患者さんに対しては常にどんな相談にも丁寧に優しく応じたいと思っていますが、体調が悪いとなかなかそれもできません。自分の健康を保つことは診療する上でとても重要なので気をつけています。
読者へのメッセージやクリニック選びのアドバイスをお願いします。

誠実に患者さんのことを考えた治療をしてくれるクリニックを選ぶことは言うまでもないと思いますが、特に治療の様子が自分の目で見えない歯科の場合は、初めからそういうクリニックを見つけることは難しいかもしれません。合う、合わないも大切ですから、まずは相性が良いと感じる先生に、疑問に思っていることなどを気軽に相談してみるのが良いのではないでしょうか。「こんなことを聞いたら先生に怒られるかな」と思ってしまう患者さんもいらっしゃると思いますが、相談してみると日頃悩んでいることも意外とすぐに解決するかもしれません。私もあまり愛想がないタイプなので、人から怒っていると思われがちなのですが、いつでも患者さんからのご相談には応えたいと思っています。「取りあえずはやかわ歯科医院に行って聞いてみよう」と気軽に思っていただけたらうれしいです。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正治療
部分矯正/11万8800円~、成人矯正/66万円~
入れ歯治療/13万2000円~
ハイブリッドセラミック/2万2000円~
※詳細はクリニックへお問い合わせください。

