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松倉 聡 院長の独自取材記事

おおたかの森病院

(柏市/流山おおたかの森駅)

最終更新日:2019/08/28

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流山おおたかの森駅から徒歩7分。新興住宅が立ち並ぶ街の中心に「おおたかの森病院」がある。一般診療はもちろん、医療を通じた地域貢献をすべく高度な医療体制を整備。救急医療ネットワークにも積極的に参画するなど、地域の救急・急性期医療の重要拠点として担うべき役割を果たしている。肝胆膵外科を専門とし、東大附属病院や国立がん研究センターなどで豊富な診療経験を積み重ねてきた松倉聡院長が模索し続けるのは、「本当に必要な急性期医療のあり方」。現在の取り組みや、医療への思い、今後の展望まで、じっくりと聞いた。
(取材日2016年7月12日 情報更新日2018年7月19日)

高度医療体制の実現が育む地域との絆

病院の理念についてうかがいます。

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2005年の開院以来、「地域とともに」「地域住民の健康を守るために」というモットーのもと、救急・急性期医療に注力。地域の患者さんが元気に帰宅できるまで治療に取り組むことを目標に、日々の診療にあたっています。特に気を配っているのは、電子カルテの導入による情報管理や、医療機器の導入などをはじめとした先端レベルの設備投資。教科書のような「個々の患者に応じた安全かつ安心な医療の提供」をめざし、院内環境の充実をはかっています。「教科書通り」というと簡単に思えるかもしれませんが、教科書とは、数々の有識者の実績によってつくられるもの。僕たちが指針とすべき医療といっても過言ではないでしょう。ただ、その理想の医療は、同等の人材や機材がそろってこそ実現可能となります。地方の病院には難しいかもしれませんが、常に医療の先端にいられるよう努めていきます。助けられる命を救えない医療だけはしたくないですからね。

救急医療や高度急性期医療への体制について教えてください。

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地域における救急医療として、柏・流山・松戸・野田・我孫子の5市による消化管出血治療の救急ネットワーク(GIBネットワーク)に加盟しています。これは急性心筋梗塞などの処置を行える施設・人材を有する3病院が、救急搬送時の受け入れ先として待機。それぞれが情報交換を行い、受け入れの不安を軽減するシステムです。加えて患者の搬送中は、救急隊員が電子端末に症状などの情報を入力してネットワーク病院に送信。ドクターが直接受け入れ可否を返答することで、より迅速な搬送を可能にしています。その他、当院では心臓血管外科専用の手術室を用意。循環器内科における緊急カテーテル治療、先端のロータブレーターを使用した冠動脈治療にも対応しており、24時間365日体制で治療にあたっています。合わせて、循環器救急ネットワーク「柏ハートネット」に加盟する他、僕自身も柏市の救急災害担当理事として、行政との協力体制を築いています。

医師を志した理由や、診療での心がけをお聞かせください。

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どんな仕事も尊いですが、あらゆる欲求より強い「生きたい」の気持ちに応えられる医師は僕の誇り。「助けてほしい」と願う人々に、同じぐらいの気持ちで「救いたい」と思える医師でありたいと思っています。専門である肝胆膵外科を志したのは、肝臓の「独自に再生できる臓器」という特徴に興味を覚えたから。肝胆膵の疾患は専門的な治療が必要となりますが、他科に比べてドクターが少ないことから、患者さんは特定のドクターに治療を依頼することがほとんどです。「自分にしか救えない命がある」というのも、医師としての大きなやりがいですね。診療の中で心がけているのは、基本をおろそかにしないこと。当院は救急・急性期医療に力を入れていますが、医療のベースを理解し磨き上げてこそ、新しい・専門的な医療は生きてきます。これからも医療への探求心は持ちつつ、基本を大切にしていきたいですし、スタッフにも同じ気持ちでいてほしいと思っています。

スタッフ教育や地域貢献を含めた、今後の展望はいかがでしょう。

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「基本を大切に」という思いが伝わってか、当院のスタッフは非常に優秀。心停止時の蘇生トレーニング・ICLS研修を率先して受講したり、術後感染を防ぐための徹底した衛生管理を担ってくれたりしています。当院の特徴である高精度・高レベルのチーム医療実現に欠かせない存在として、ドクター陣からの信頼も厚いですね。今後の展望としては、現在、柏市近隣地域に限定している「柏ハートネット」を、二次医療圏と呼ばれる柏、松戸、流山、野田、我孫子の東葛5市にも拡大するだけでなく、いずれは脳卒中ネットワークも構築したいです。また、地域を守る医療の実現には救急隊員の積極的な協力が不可欠。僕は東葛5市で立ち上げたメディカルコントロール協議会副議長も兼任していますので、柏ハートネットのホットライン運用や救急隊員に向けた勉強会を開き、医師と救急隊員のコミュニケーションを図り、二次医療圏のスムーズな救急医療に貢献したいです。

読者へメッセージをお願いします。

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当院は24時間体制の救急医療や高度な専門治療などを強みとしていますが、決してそれだけに特化した病院ではありません。僕の専門である消化器外科をはじめ、肝胆膵、胃、大腸など各分野のスペシャリストがそろっていますので、一般的な病気から、がん治療など専門的な病気まで、あらゆる患者さんの大きな助けになると信じています。めざしているのは、地域の方々がいざという時に頼れる、通いやすい病院。医療は人の生活に不可欠なものですから。この地域を支える一本の柱として、住民の皆さんの生活をサポートするとともに、病院もまた、地域に見守られながら成長していけたらと思います。これからまだまだ発展していくであろうこの新しい街で、地域の方々が安心して暮らせる「良い医療」のある良い街を作っていきたいですね。

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