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松木 孝和 院長の独自取材記事

松木泌尿器科医院

(高松市/西前田駅)

最終更新日:2023/04/18

松木孝和院長 松木泌尿器科医院 main

琴電長尾線・西前田駅から徒歩約10分。モスグリーンのロードサインを目印に進むと、「松木泌尿器科医院」が見えてくる。松木孝和院長が開業にあたりこだわったのは、患者のプライバシーに配慮した院内動線。「泌尿器疾患は、人に話したり相談したりしにくい病気です。お悩みを抱える患者さんが恥ずかしい思いや嫌な思いをされないよう、動線には気を配りました」と優しく語る。日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医として、勃起不全(ED)や性感染症、排尿障害、前立腺がんなど、泌尿器科疾患全般の診療に対応。病の早期発見・早期治療につなげられるよう、さまざまな啓発活動も行っている。地域のかかりつけ医として、20年以上にわたり一人ひとりの患者と向き合ってきた松木院長に、設計のこだわりや診療の際の心がけなどを聞いた。

(取材日2023年2月8日)

患者が受診しやすいよう、院内動線に配慮

開業までの経緯をお聞かせください。

松木孝和院長 松木泌尿器科医院1

1993年に川崎医科大学を卒業後、同大学泌尿器科や、岡山県にある笠岡第一病院の泌尿器科に勤務しました。勤務医として泌尿器科疾患全般の診療経験を積む中で、今後は地域の方々に専門的な治療を提供したいという想いが強くなり、2002年に地元高松市で開業。昨年には、20周年の節目を迎えました。私自身が香川大学医学部の臨床教授を務めていますので、当院には私の他にも、香川大学医学部泌尿器・副腎・腎移植外科に所属する4人の先生が診療を行っています。医学部の医師が代診を行うのは、毎週火曜日と土曜日です。経験豊富な医師5人体制で、専門的な治療を幅広く提供しているのは、当院の大きな特徴の一つです。

開業にあたり、医院の設計でこだわった点はございますか?

開業する際は、患者さん同士が顔を合わせたり密になったりしないよう、院内スペースを細かく分けて設計しました。泌尿器科疾患は、気軽に人に話したり、相談したりすることが難しいデリケートな病気です。不安を抱えて来院された患者さんが、他の患者さんと顔を合わせて恥ずかしい思いや嫌な思いをされないよう、院内の動線にはしっかりと配慮しました。当院に来院された方は、まず個室の予診室で、症状などを問診票にご記入いただきます。受付で詳しくお話を聞くことはしません。また問診票記入後にお待ちいただく待合室は、受付付近だけでなく院内奥にも設置していますので、お好きな場所を選んでいただく形です。診察室は入り口と出口を分けており、診療後も他の患者さんと顔を合わせることなく、会計まで済ませていただける造りにしています。このようにプライバシー保護を徹底することで、患者さんが受診しやすい医院をめざしています。

患者層や主訴はいかがでしょう。

松木孝和院長 松木泌尿器科医院2

泌尿器科というと、一般的にはご高齢の患者さんが多く来院されると思うのですが、当院には比較的若い世代の患者さんが多くいらっしゃっています。現在は30~40代の患者さんが全体の半分ほどを占めていますよ。患者さんの主訴として多いのは、勃起不全(ED)や性感染症、慢性前立腺炎など。開業当初から比べると、EDや性感染症でお悩みの患者さんが増えてきたように感じますね。性感染症に関しては、全国的に梅毒の患者さんが急増しており、香川県内でも同様の傾向が見られます。梅毒は痛みなどの自覚症状がないまま進行し、やがては死に至ることもある恐ろしい疾患です。不特定多数の人との性的接触を避けるとともに、不安があれば医療機関を受診し検査を受けていただきたいと思っています。

「真面目に一生懸命に」患者に向き合うことを大切に

特に力を入れている治療についてお聞かせください。

松木孝和院長 松木泌尿器科医院3

勃起機能が低下する、EDの治療に力を入れています。ED治療全般に対応している医院は四国全域でも限られますが、当院では内服薬を用いた治療を中心にさまざまな先進の治療方法を取り入れ、また積極的にカウンセリングにも応じることで、できるだけ多くの患者さんをサポートしたいと考えています。お薬の効果を感じにくい患者さんに対しては、手動でのポンプ操作を繰り返すことで陰茎内に血液を送り込み、勃起を補助する陰圧式勃起補助器具のご案内も可能です。勃起に関して変化を感じられたら、EDの可能性を考慮し、まずは一度ご相談いただきたいです。また、勤務医時代は悪性腫瘍の治療を専門としていたことから、前立腺がんや膀胱がんなどの早期発見・早期治療にも注力しています。がんの診断・治療はもちろん、治療後の外来での定期検診、在宅診療、セカンドオピニオンなどに幅広く対応しています。

オンライン診療にも対応されていますね。

医師として患者さんをお支えするために、「自分にできることはすべてやりたい」という想いがあり、新型コロナウイルス感染症の流行から間もなくしてオンライン診療を導入しました。スマホやパソコン、タブレットに専用のアプリをダウンロードすれば、ビデオ通話によって、ご自宅などで医師の診察や相談を受けていただくことができます。お薬が必要な場合は、登録された住所まで配送することも可能です。オンライン診療では、EDや男性型脱毛症(AGA)のご相談を受けることが多いですね。お仕事などでお忙しく、来院が難しい方も多いと思いますので、コロナ禍以降もオンラインでの対応は増えていくのではないでしょうか。

診療の際は、どんなことを心がけていますか?

松木孝和院長 松木泌尿器科医院4

「真面目に一生懸命に」、お一人お一人の患者さんに向き合うことを大切にしています。必要に応じて詳細なデータを示しつつ、丁寧でわかりやすい説明を行うよう心がけていますね。治療方法に関しても、これまでの診療経験を生かしながら可能な限り複数の選択肢を示し、お一人お一人に合った治療方法を選んでいただいています。また、当院は県内外を問わず複数の医療機関と緊密に連携する医院です。患者さんにとって適切な医療機関へとスムーズにご紹介する体制を整えていますので、不安を抱える方も安心してご来院ください。

「地域に貢献したい」という思いが、活動の原動力

診療でお忙しい中、多方面で活躍されています。

松木孝和院長 松木泌尿器科医院5

医院の中にいるだけでは、一部の人にしか正しい情報をお伝えすることができませんので、男性の健康に関する正しい情報をより広くお伝えするため、2019年に動画配信サービスでの動画配信を開始しました。2020年からは、男性の健康をテーマにしたラジオ番組のパーソナリティーも務めています。扱うテーマは、頻尿や排尿後の漏れ、ED、性感染症、AGA、薄毛、男性型脱毛症などさまざまです。毎回異なる業界で活躍されているゲストをお迎えして、男性特有の疾患などについてわかりやすくお話したり、アドバイスをさせていただいたりしています。泌尿器のことで不安があるけれど、「恥ずかしくて人に相談できない」、「誰に相談すればいいかわからない」。そんなお悩みを持つ男性の方々のお役に立てれば幸いです。

茶の湯の文化を広める活動にも携わっていらっしゃいますね。

茶道を始めたのは、「忙しい毎日の中でも患者さんと誠心誠意向き合うためには、自分自身が心の余裕を持つことが大切だ」と考えたからです。現在は、茶の湯の文化を広めるNPO法人の代表も務めています。このNPO法人がめざすのは、茶会や茶事を通じて茶の湯の文化を多くの方々に知っていただき、日本の伝統文化の継承に貢献すること。医師という肩書きに捉われず、幅広く活動しているので驚かれることもありますが、目的は一つしかありません。「地域の人々のためになる、地域に根差した活動によって、地域に貢献したい」という一心なんです。

最後に、今後の展望や読者に向けたメッセージをお願いします。

松木孝和院長 松木泌尿器科医院6

今後も当院に来院される患者さんお一人お一人のお悩みに真摯に向き合い、「日々、真面目に一生懸命に診療に取り組んでいきたい」と考えています。泌尿器というデリケートな部分に関するお悩みは、人に話しにくかったり相談しにくかったりすることも多いでしょう。当院は地域のかかりつけ医として、「泌尿器科疾患の専門的な治療を、皆さまにとって身近な場所で提供したい」と願っています。お悩みがあれば一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

内服薬を用いた勃起不全(ED)治療/850円~、セカンドオピニオン/30分1万500円、男性型脱毛症(AGA)/8500円~

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