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森陽一郎 院長の独自取材記事

森歯科クリニック

(目黒区/都立大学駅)

最終更新日:2020/04/01

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東急東横線都立大学駅から徒歩1分という好立地に、まさに地域の歯科医院といった温かな雰囲気の「森歯科クリニック」はある。バリアフリー対応の院内と、気軽に話せるフレンドリーな森陽一郎院長による診療が特徴だ。この地に開業して7年目となるクリニックについて、森先生に開業に至るまでの経緯や診療方針のことなど、さまざまな話を聞いた。(取材日2009年12月4日)

「白衣を着る仕事」をめざしていた少年時代

まずは、先生が歯科医師を志したきっかけを教えてください。

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父親が医師だったので、僕自身、医療系以外の道はあまり考えられなかったというか、逆にどこかの会社に就職するという未来図は思い浮かばなかったんです。小学校の卒業アルバムには、「将来の夢は科学者」って書いてありますからね(笑)。医師をめざしていたというより、小さい頃は「白衣を着る仕事」をめざしていたんでしょう。会社に勤めてサラリーマンになるという発想は、ほとんど持っていなかったと思います。

子どもの頃はどんな少年でしたか?

必ずしも活発な子どもではなかったですね。どちらかというと、細かい作業が好きでしたね。模型を作るのが好きだったり。だから歯科医師になるにはちょうどよかったのかもしれない(笑)。手先は昔から器用だったと思います。あとは、歴史が好きでしたね。今も歴史好きなんですが、きっかけは小さい頃に見た時代劇のテレビドラマです。父親と一緒に見るようになって、それから興味を持ちました。最初に見たのは勝海舟の話だったかな。3〜4歳の頃だから、きちんとストーリーまで把握して見ていたわけではないですけどね(笑)。子どもの頃は、信長、秀吉、家康、いわゆる戦国時代が好きだったんですが、高校生の頃から幕末とか新選組とかにも興味が湧いてきましたね。

こちらに開業されるまでの経緯をお聞かせください。

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高校卒業後は歯科大学に進み、卒業後はずっと逗子のほうで勤務医をしながら、大学の麻酔科で研修医と非常勤講師を勤めていました。開業は2003年の5月ですが、本当に直前まで逗子の歯科医院に勤務していたものですから、駆け足での開業準備となりました。開業を決意したのは、前の年の2002年の秋くらいで、父が医師としての現役を退いたタイミングでもあったため、今度は自分が開業する頃かなと意識したのがきっかけです。そこからはどんどん話が進んで、逗子のクリニックに勤務しながら開業の準備もして。でも、ぎりぎりまで逗子のほうで勤務を続けたのは、やはり患者さんを途中で他の先生にお願いすることができなかったからです。勤務医が3名くらいいるような、結構大きな歯科医院だったんですけどね。でも、自分の診ていた患者さんは、ある程度のところまで自分が責任を持って診たかったのです。

インフォームドコンセントの徹底

先生が、歯科医師として一番大切にされていることは?

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当たり前のことですが、「患者さんが納得して理解した上での治療」を心がけています。まず、診察で見たこと、その結果に関して、考えられること、やれること、やれないこと、良いこと、悪いこと、すべてをお話しします。例えば歯茎が腫れているからと訪れた患者さんの場合であれば、エックス線撮影をしてみて、まずはこちらの主観ではありますけが、根っこの治療が必要だろうということ、ただ、実際に治療をしてみたらヒビが入っている可能性もある、そうなったら抜かないとダメだろうとか、治療を進めていく上で想定されることは一通り説明します。希望的観測だけではなく、悪い方向の可能性も全部伝えるようにしています。現状と、これから発覚するかもしれない状態に関して、患者さん自身に理解、納得してもらった上で治療を開始します。いわゆる「インフォームドコンセント」の徹底ですね。

より深刻な状態の場合には、どのような治療を?

例えば、口腔内に腫瘍ができているような場合や、こちらで対応できそうもない状態の場合には、紹介状を書きます。当院からは昭和大学病院が一番近いので、そちらを紹介することが多いですね。あとは荏原病院にも。大きな病院の歯科と連携が取れているので、そういうときには速やかに、そちらを紹介いたします。もちろん、患者さんのご希望もありますから、別の病院を紹介することもありますよ。

森歯科クリニックならではの特徴は何かございますか?

院内はバリアフリー対応にしています。エントランスは段差なしで、車いすでもそのまま入ることが可能ですし、化粧室も段差のないように設計しています。診察室には、設備の配置上ステップはあるのですが、車いすなどでお越しの方がいらっしゃる場合には、すぐにスロープを設置できるようになっていますので、予約の際にお気軽にお申しつけください。あとは、日曜、祝祭日にも診療を受けつけていることですね。中には、休日にしか時間が取れないとおっしゃる患者さんもいらっしゃいますから。

予防歯科にも力を入れていると伺いました。

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基本はやはり、クリーニングですよね。歯科医師会のほうでも目黒区の成人歯科検診などをやらせていただいているので、その時にいろいろなアドバイスをさせてもらっていますが、とりあえず、タバコを吸ってらっしゃる方には、「やめたほうがいいですよ」とはお伝えしています。喫煙は歯周病のリスクを高めてしまいますから。でもそれでやめられるくらいなら、皆さんとっくにやめていますよね(笑)。歯や歯周の状態が悪くなってしまっている患者さんには、ずっとタバコを吸っていて、予防にも無頓着な方が多いように感じます。気をつけていただきたいですね。

患者の希望はできるだけ叶えられる歯科医師でありたい

「笑気吸入鎮静法」を取り入れられているとのことですが。

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笑気を吸入するというのは、一種の麻酔に近い方法ですが、気を失うわけではありません。ごく弱い作用で、強いて言えば、お酒でホロ酔いになったくらいの感覚だと思います。ちょっと気が楽になるというか。この気体は体からの排出が早く、すぐにその効果はなくなります。ただ、保険適用できるのは外科処置くらいなので、抜歯で必要な方や、希望される方だけ取り入れています。あえて、こちらから勧めることはないですね。例外として痛みや不安に対して特に敏感な患者さんに対しては、この方法を用いて治療をすることがあります。あくまで、治療に取りかかるための最初のハードルを超えるためのものとお考えください。

ところで、待合室に置いてある本や雑誌も、先生の好みが出ていて面白いですね。

僕が好きで買った本がほとんどですね(笑)。歴史関連、美術関連の本が多く置いてありますが、やっぱり、自分が好きなので、どんどん買ってしまうんです。本屋さんには休み時間の合間に1日1回は寄りますね。休み時間の合間に。読みたい本はたくさんあって、ついつい買ってしまうんですけど、今はそれを読む時間がなかなか取れなくて、まだ読んでいない本が家にたくさんありますよ(笑)。

最後に、森先生は、どんな歯科医師でありたいと思っていますか?

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今はそんなにいないと思いますが、患者さんを怒るようなタイプの先生って、たまにいますよね。さすがに怒鳴る人はもういないでしょうけれど、けっこう威圧感のある先生はまだいるみたいで、そういう先生との診療経験を引きずっている患者さんもいらっしゃいます。僕はできるだけ優しく、できるだけわがままを聞いてあげる、そういう歯科医師でありたいと思っています。先ほどの話にも出てきたインフォームドコンセントと近いですが、まず話し合って、患者さんから要望があれば、ちょっとずつ治療を進めたり、1回の治療を2回に分けて行ったりもします。患者さんの希望はできるだけ叶えてあげたいんです。もちろん歯科医師として譲れない部分はありますし、医療的に間違っていることはしません。話は長くなってしまうかもしれませんが、これからもしっかりとした説明を心がけながら診療していきます。

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