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広沢 秀泰 院長の独自取材記事

あずまクリニック放射線科内科

(広島市南区/段原一丁目駅)

最終更新日:2023/01/23

広沢秀泰院長 あずまクリニック放射線科内科 main

2002年、広島駅から徒歩10分の場所に開院した「医療法人健康の風 あずまクリニック放射線科内科」。院長の広沢秀泰先生は2022年4月にクリニックを継承。初代院長の理念を引き継ぎ、地域医療への貢献に尽力する。広沢先生は県立広島病院で、内科領域においての総合的な診療や感染症を発症した患者の診療に長年携わってきた。そのため、患者を包括的に診察することを得意とする。患者の訴えに耳を傾け、一人ひとりに合わせた医療を提供。治療内容は患者が納得するまでしっかりと説明をする。CTやMRIをはじめ設備の充実を図り、各種健康診断や人間ドックの受診はもちろん、多様な検査が可能。「さまざまな症状の方に対応できることが強みです」と語る広沢先生に、クリニックの特色や医師としての思いなど幅広く聞いた。

(取材日2022年11月11日)

地域医療への貢献のため、力を尽くしていきたい

まず、こちらのクリニックを継承された経緯を教えていただけますか。

広沢秀泰院長 あずまクリニック放射線科内科1

愛知医科大学を卒業後、14年間ほど県立広島病院で勤務をしていました。ただ自営業を営む父が高齢になったため、手伝いが必要になりました。しかし、県立病院なのでそれが難しかったことと、外来や救急など幅広く対応をしていたので忙しく、時間的にも余裕がなく、仕方なく退職することにしました。その後は実家の手伝いをしつつ、週に何回かは非常勤医師として働いていました。家業がひと段落し落ち着いた時に、当院の院長交代のお話をいただき、ご縁があって継承させていただきました。

継承しようと思われた決め手は何でしたか。

私の曽祖父が田舎で開業医をしていましたので、もともと自分でクリニックを開きたいという思いは持っていました。こちらはCTやMRIなど設備がしっかりとしていますし、院内でいろいろな検査に対応ができることが決め手の1つでした。さまざまな患者さんのニーズにお応えすることができるのは、魅力だと思います。

身内に医師がいらっしゃったんですね。

そうなんです。医師をめざしたのも曽祖父の影響です。祖母から医師として働いていた曽祖父の話を何度も聞いて育ちました。だから小学校の高学年くらいには、すでに医師になろうと思っていました。ただ高校生の時に、本当に自分が医師になれるのかどうか、自分が向いているのかわからなくなったことがありました。その不安な気持ちを先生に相談したところ、「自分も教師になると思っていなかったけど、なってみてやりがいを感じるようになった。誰だって職に就く前に自分が向いているかどうかなんてわからない。ただ、君は医師に向いていると思うよ」と言ってくれて、やっぱり医師をめざそうと改めて決意をすることができました。

ひいおじいさまは、どのような医師だったんですか。

広沢秀泰院長 あずまクリニック放射線科内科2

地域の方々にとても貢献していたそうですよ。だから自分も専門分野を突き詰めていくというよりも、患者さんとお話をして関わって、悩みや痛みを解決することにやりがいや喜びを感じます。当院を開業された先生も地域の方々に貢献するため、患者さんとふれあうことをとても大切にされていたと伺っています。その意思を引き継いで、私も地域医療に貢献をしていきたいと思っています。

病気を診るのではなく、包括的に患者を診察する

先生の専門分野について教えていただけますか。

広沢秀泰院長 あずまクリニック放射線科内科3

県立広島病院では、内科領域で総合的な診療を行ったり感染症に関わることに携わっていました。例えば各病棟で感染症により治療がうまくいかない患者さんについて他の医師から相談を受けたり、外来では原因不明の腹痛などの症状を訴えられる方の対応をしたりしていました。他にも軽症から中等症の救急患者の対応もするなど、診療範囲は本当に幅広かったです。答えがない状態からスタートして、いろいろな可能性を考えながら原因を探して突き詰め、専門の医師に引き継ぎをしたり、そのまま入院診察を担当したりしていました。

総合的に患者を診るというのは、大変だったのではないですか。

そうですね。でも自分には合っていると思います。先ほどもお話をしましたが、専門性を極めていくよりも、患者さんとお話をしながら診察をすることのほうが好きなんです。病気を診るのではなく、患者さんを包括的に診て治療をしていきたいと思っています。

治療をされる際に心がけていらっしゃることはありますか。

例えば感染症ですとだいたい、血液検査などの検査を必ず行うのですが、私は検査も大事ですが診察や問診も同レベルか、それ以上に大事だと思っています。場合によっては検査をする前に、この患者さんは救急搬送が必要だと判断することもあります。検査結果は、その判断の答え合わせをするような感覚を大事にしています。もちろん検査をしないとわからない時もありますので、診察と問診、検査のバランスを常に考えながら判断をしています。

他にも気をつけていることがあれば教えてください。

広沢秀泰院長 あずまクリニック放射線科内科4

患者さんには正しい情報をお伝えしたいので、常に新しい知識を取り入れるようにしています。例えば血圧の高い患者さんにお薬をお出しする時には、今の体の状態から考えられるリスクをお話しして、だからこの薬が必要なんですよとお伝えします。どうしてこの薬を飲まないといけないのか、そこをきちんと理解していただいた上で治療を進めます。一番大切なのは、患者さんが納得のいく治療を提供することだと思っています。今後も新しい論文を読むなどして、勉強を続けて患者さんに正しく、新しい情報を伝えていきたいです。

多くの患者にオーダーメイドのような治療を届けたい

患者さんは近隣にお住まいの方が多いのですか。

広沢秀泰院長 あずまクリニック放射線科内科5

そうですね、地元の方が多いです。ただ地域の先生方と連携をしておりますので、近くのクリニックからの紹介や、大きな病院の検査予約が取りづらいということでいらっしゃる患者さんも多いですね。検査だけ受けに来られる方もいらっしゃいます。まだまだたくさんの患者さんに対応できると思っていますので、もっと多くの方に来ていただきたいです。

設備も充実を図っていて、患者にとってもメリットは大きいですよね。

設備が充実していれば、それだけ多くの検査をすることが可能になります。何か症状が見つかった際も当院で経過観察や治療ができますし、比較的最後まで患者さんを診ることができますし、重大な疾患が見つかった場合も専門病院へ完全に転医せず、CTやMRIなどを用いながら各病院と連携し患者さんのフォローを続けることができます。それはとても患者さんにとっても私にとっても良いことだと思います。広く、さまざまな対応ができるようなクリニックづくりをめざしています。

健康診断なども行われていますよね。

各種健康診断だけでなく、脳ドックなどの人間ドックにも対応をしています。健康で過ごすためには、まずは予防が大切です。健診を受けて自分の体に悪いところがないか、チェックをしていただきたいと思います。30代から40代くらいになると、血圧やコレステロール値に異常が出てくる人もいらっしゃいます。もちろん健診ですべての症状を発見できるわけではありませんが、仕事や子育てで大変な年代の方にこそ、予防の意識を持っていただきたいと思います。

最後に読者へメッセージをお願いいたします。

広沢秀泰院長 あずまクリニック放射線科内科6

当院はCTやMRIをはじめ設備が整っていますので、対応できる検査が多く、また広島市のがん検診や企業健診など、さまざまな健康診断にも対応をしています。放射線内科というと専門的で、どこか敷居が高いように感じられるかもしれません。でも私はこれまで患者さんのお体を総合的に診察してきましたので、何でも屋さんのようにいろいろな相談に乗ることができると思っています。また診察ではしっかりとお話をさせていただき、患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドのような治療をするように心がけています。お体に不調があればお力になりますので、遠慮なくお気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/1万9250円~ 人間ドック/3万3000円~ 乳がんのMRI検査/2万2000円~

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