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小澤 奏 院長の独自取材記事

スマイル矯正歯科クリニック

(松山市/松山市駅)

最終更新日:2020/10/26

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伊予鉄道松山市駅から徒歩2分、銀天街から松山城を望む市役所方面へ抜ける道沿いのビル2階にある「スマイル矯正歯科クリニック」。2001年の開業以来、子どもから大人まで幅広い世代へ、治療中のQOLを考慮した歯列矯正治療を提供している。穏やかな人柄が印象的な小澤奏(おざわ・そう)院長は、一般症例だけでなく、顎の痛みがある顎関節症や、顎の歪みを生じる顎変形症といった別疾患を伴う難症例にも取り組み続けている。「最善の歯列矯正治療とは何か」という問いに対して、技術と知識の研鑽だけでなく、患者・医療者関係の多様性や倫理的問題を常に考え、寄り添い、密なコミュニケーションを大切にすることで答えを追求し続けている。そんな院長に患者や診療への想いを聞いた。
(取材日2019年10月10日)

すてきな歯並びは一生の財産

まずは院長のこれまでの歩みをお聞かせください。

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私が生まれる前、1955年より父が今治で歯科医業を始めました。昔の歯科医院は自宅と一緒になった造りで、診療室や技工室は自宅の中という環境で育ちました。そして小学校時代はたくさんの患者さまが順番待ちしていた時代でした。そんな中で父の姿をいつも見ていましたから、おのずと歯科医師をめざすようになったのです。私は手先の器用さにも自信があったため、歯科医師免許取得後は口腔外科学を1年程勉強した後、歯科矯正学を学び始めました。この領域はなかなか説明が難しいのですが、美と機能という社会文化的な概念を持ちます。中でも顔面変形と変形性顎関節症の研究を行いました。現在も出身医局との交流は続け、後輩の指導も行っています。縁あって母の出身でもあり慣れ親しんだこの松山の地で、2001年に開業しました。おかげさまであっという間に20年がたちましたが、常に良質かつ適切な最善の治療ができるよう研鑽を続けています。

どのような患者さんが来院されていますか?

子どもから大人まで対応していますが、顎関節症や顎変形症をともなった患者さんが多いと思います。最近では歯周病や歯肉退縮をともなった複雑な症例も増えています。また、患者さまの7割は、目立たない歯の裏側に装置をつける方法で治療しています。2001年に松山で開業した当時は、対応できる診療所がほとんどなく、その頃から対応していたことで知名度があるのかもしれません。年齢層は子どもから大人まで幅広いですが、治療後の後戻りの改善を希望する40〜50代の患者さんも増えています。開業当初に治療した患者さんがお子さんの治療をと来院されることも増えました。当院を選んでくださるのはたいへん励みになっています。

歯並びの治療で大切なことはどういったことでしょう?

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歯列矯正も年齢に応じた治療技術が進歩しています。最善の治療を行うには「診断」とその後の「治療計画・方針の決定」が大切です。また、治療方法は患者さんごとのカスタムメイドな計画になります。噛み合わせに加え、歯肉ラインや口唇、側貌(そくぼう/横顔)といった審美的な改善が、治療結果には大切な基準になります。治療中の歯磨き習慣もとても大切ですね。診療所選びでは、歯列矯正が専門の歯科医師であれば、技術的な差異はあまりないと思います。ですから、実際に施術する歯科医師にお会いになられて、ご自身で判断し、納得できる治療を受けていただきたいです。医療費については、お支払いになられる価値をしっかりと納得された上で最善の治療を受けていただきたいですね。

良質で適切な矯正歯科医療とは何か

スタッフとの連携を重視されているそうですね。

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診療は私一人でできるものではありません。院内にはそれぞれの職種があり、それぞれの職域で診療が安心して行えるよう、環境を整えて患者さまをお待ちしています。診療はチームワークの上に成り立っていますから、社員教育や社内コミュニケーションにはこだわっています。

先生ご自身が歯科医師として大切にしていることは何でしょうか?

「良質で適切な医療」とは何か?という本質や医療倫理について常に考えています。明治以降の歯科は西洋の「やり方」を模倣してきましたが「在り方」という倫理的・哲学的概念は取り残してきた感があり、それらは社会情勢とともに変化します。違法ではないですが、売上向上のための安易な歯列矯正の健康被害も増え、倫理的思考が求められる時代になっています。説明もなく歯科医師が独断で決める時代から、インフォームドコンセント(説明と同意)や、シェアード・ディシジョン・メイキング(共有意思決定)という患者さんの自律性を尊重する時代です。歯列矯正治療は要望や年齢、社会水準なども治療方針に影響し多様なので、治療期間や費用、副作用など多くの選択基準があります。矯正歯科医療の専門性の本質は、単に技術的な卓越性のみでなく患者さんへ「治療介入する最善の時期や方法」を決める「医療倫理の問題」のように思います。まだまだ研鑽の日々です。

これまでで患者さんとの心に残るエピソードはありますか?

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特に印象的なのは、何人もの患者さまから「先生のおかげで本当に人生が変わりました」とおしゃっていただいたことでしょうか。やはりきれいな歯並びは笑顔の重要な要素なので、対人関係においても自信につながり、患者さまの行動や考え方まで変わることが多いのだと思います。笑顔にはすごいパワーがあるんですよ。皆さん明るい表情になられ、より前向きに人生を歩めるようになっていることを実感します。歯列矯正は、噛み合わせの改善や歯周病の予防といったお口の環境を整えるだけでなく、患者さまの社会的、心理的側面にも大きく関与している医療分野なのです。これからも患者さまの「スマイルづくり」をお手伝いしてけたらと思っています。

より患者との関わりを深め後進の育成にも尽力

先生ご自身の健康法を教えてください。

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実は、健康については何時間も話すことができます。「健康」という言葉は明治時代に「health」から翻訳された言葉なんですよ。昔話ですが、富士登山競争や自転車競技、市民マラソンにも出たことがあります。トライアスロンにも出場したこともありますが、最近は肉体的に体を鍛える健康ではなく、心のありようがより大切な年齢になってきました。私自身は、歯科医業を仕事と思ったことは一度もなく、大好きな趣味というか健康の源と思っています。ゆっくり走ることも覚え、月に数回、約10kmのランニングやウォーキングをしています。健康管理も奥が深く、自分の体をよく知った上で続けることが大切ですね。

子どもと大人の矯正治療で、それぞれ気をつけるべき点はありますか?

歯列矯正は非常に複雑な医療行為です。副作用として、歯根吸収や歯肉退縮、う蝕、歯周病など多くの課題の克服を要します。「良質かつ適切な」歯列矯正には、治療開始時期も大きく関わっています。根拠のない装置や、不適切な歯列矯正によるご相談もよくあります。一番大切なことは、診断と治療方針の立案です。子どもの場合は、6〜7才の前歯の永久歯が4本生えそろう頃に矯正専門の歯科医院でご相談することをお勧めします。成人では年齢制限はありません。必ず複数のクリニックでご相談されてください。歯列矯正は完全な個別カスタムメイド治療なので、治療方法は個人個人で異なります。自分に合ったクリニックを見つけてください。

最後に、今後の展望を教えてください。

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歯列矯正には、保険適応される「顎変形症」や「別に厚生労働大臣が定める疾患に起因した咬合異常」がありますが、それ以外の多くの場合は、緊急性のある治療とは言えません。人生100年時代において、国家や民族が成熟し、また文化背景や価値が変化してゆくと病気の概念も変わります。治療における技術的な問題「やり方」は、デジタル化によって解決されつつありますので、医療の意義「在り方」について考えることが大切だと思っています。これは多くの専門職、プロフェッショナルな領域を「業」とする方々には当たり前のことではないでしょうか? 当たり前のことを日々積み重ねてゆき、後輩がこれに続き、歯科医療を通して患者さまの長い人生や社会に貢献することが長く続くように、次世代の育成に力を注いでいきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

初診相談料 3300円
基本検査料 2万7500円
分析診断料 2万7500円
装置料(片顎)
 ・目立ちにくい矯正 11万4910円~
 ・裏側矯正 24万7500円~
 ・マウスピース型装置を用いた矯正 11万円~
保定装置 4万4000円
調節料:6600円/8250円

※歯列矯正にかかる費用は、患者さんのご要望、装置や治療期間によって異なります。おおむね、部分矯正30万円~裏側矯正100万円程度になります。HPをご参照の上、初診相談時にお尋ねください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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