一原 亮 院長の独自取材記事
小田原銀座クリニック
(小田原市/小田原駅)
最終更新日:2026/02/09
小田原駅東口から徒歩5分の「小田原銀座クリニック」は、2002年の開業以来、健康のことで困った時にまず相談できる「地域の健康の窓口」として親しまれてきた。院長を務める一原亮先生は、病院で消化器内科の医師として診療経験を重ねたエキスパート。同院では内科や消化器内科を中心に、内視鏡検査や超音波検査など幅広い検査・診療に取り組んでいる。また、患者の受診しやすさを大切にし、院内環境の整備にも余念がない。「患者さんと同じ目の高さで、一緒に考えたい」、そう穏やかに語る一原院長の、やわらかな笑顔が印象的だった。同院での取り組みや、地域医療への思いなどについて語ってもらった。
(取材日2026年1月26日)
困った時にまず相談できる「地域の健康の窓口」として
こちらのクリニックで診療を始められた経緯を教えてください。

当院は40年以上前に岡村文博院長が開業した「岡村内科クリニック」を前身としています。「困っている患者さんを断らない」という姿勢を受け継ぎ、診療体制を拡充して院名を改め2002年に再開業しました。私は岡村先生の大学の後輩で、小田原市立病院で消化器内科部長を務めていた時も、岡村先生から多くの患者さんをご紹介いただきました。その紹介状はいつも丁寧で、真摯に患者さんと向き合っておられる姿勢が伝わってきましたね。クリニックの立ち上げの際に岡村先生からお誘いを受けたのですが、「地域に根差して皆さんのために」という理念を伺って、自分の中にも相通じるものがあると感じ、こちらで勤務することを決めたのです。
どのような方が来院されていますか?
年齢層は、10代のお子さんから100歳の方まで幅広く、風邪や消化器症状、生活習慣病で来院される方が多いですが、例えば、「胸にしこりがあって、どこに相談すればいいのか悩んでいる」という女性のご相談にも対応しております。まずは受診していただき、女性の臨床検査技師による超音波検査など必要な検査を行い、状況に応じて専門の医療機関へおつなぎできます。また健診で異常を指摘されたものの大学病院に行くほどではないと感じ、「身近に相談できる所があれば」と考える方の窓口になりたいと考えています。当院は予約制ではないので、発熱など急な症状でお困りの際も、予約をせずともお越しいただければ対応いたします。熱があると予約制になる医療機関もあるようですから、早く受診したいという方の受け皿にもなれればと考えております。
診療で大切にされていることを教えてください。

患者さんが何を一番不安に感じ、何を心配されているかを見極め、きちんと診療をすることですね。そこを見誤ると、何のために来院されたのかわからないまま、お帰りいただくことになりかねません。患者さんに話す時は専門用語を使わず、納得いただけるように説明をして、必要な検査や治療をご案内するよう心がけています。また、他の医療機関で検査を受けて、送られてきた書類を見ても、内容がよくわからないという話もよく聞きます。そのため当院では人間ドックや健診のレポートも患者さんが理解いただけるような説明や言葉づかいを意識して作成します。患者さんを紹介される立場の大学病院とは違い、こうしたクリニックでの地域医療では、患者さんと同じ視点に立って一緒に考える姿勢でなければ、本当の意味で満足していただけないと感じています。
専門の医師による質の高い検査・診療が目標
内視鏡検査について詳しく教えてください。

当院では上部消化管の内視鏡検査を行っており、検査を担当するのは私や専門病院などからの非常勤医師で、いずれも日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医ですので、「年に1回検査を受ければ、来年まで安心して過ごせる」と言えるような質の高い検査をめざしています。とはいえ、内視鏡検査に抵抗を感じる方は少なくありません。そうした方には細い経鼻内視鏡をお勧めしたり、眠ったような状態で受けられるよう鎮静剤を使ったりという方法もご提案しています。一度つらい思いをすると、次回の検査はためらいますよね。「また来年もお願いします」と言っていただけるような、痛みが少なくて楽な検査をめざしています。
超音波検査や生活習慣病への対応についても伺えますか?
超音波検査は私の専門でもあり、腹部を中心に甲状腺・乳房・頸動脈などの検査に対応しています。頸動脈の検査は動脈硬化の評価に有用で、その結果をもとに生活習慣病の薬の調整や再検査の間隔についてアドバイスもしています。検査は私か、もしくは超音波検査に習熟した臨床検査技師が担当します。臨床検査技師は女性のみで対応する体制となりましたので、女性の乳房の検査なども受けやすいのではないでしょうか。マンモグラフィは痛いから嫌だという方にも「超音波検査である程度は確認できますよ」とお話しして、受けてみようと思っていただけるよう努めています。また生活習慣病は高血圧や脂質異常症、糖尿病など幅広く診ています。必要な方には管理栄養士による栄養指導も行っており、日常の食生活に即した具体的なアドバイスをお伝えするようにしています。
専門的な治療が必要な場合について教えてください。

当院で対応が難しい場合は、早めに専門の医療機関へご紹介しています。ただ丸投げするようなことはせず、まずは当院で必要な検査を行い、その結果を踏まえてお送りするかたちを取っています。がん研有明病院や静岡県立静岡がんセンターとも連携しており、特殊な症状などの場合は直接ご紹介することもできます。小田原からは新幹線で東京方面にも静岡方面にもアクセスしやすいので、患者さんの状況やご希望に応じて適切な医療機関を選択可能です。近隣の小田原市立病院とも連携が深く、研究会などで情報交換を行いながら協力関係を築いてきました。高度な治療が必要になった時に、しっかりとした所へお送りできる体制をつくるのは、地域の窓口としての大切な役割だと考えています。
地域に寄り添い続けるクリニックをめざして
改めて、先生のご経歴についてお聞かせいただけますか?

北里大学を卒業後、当時開設されたばかりの北里大学東病院(現・北里大学病院)で長く経験を積みました。その後、10年ほど小田原市立病院の消化器内科に勤務し、消化器内科部長も務めました。専門は内視鏡検査と超音波検査で、長年にわたり検査に携わってきた経験を、当院の診療にも生かしています。当院の診療には、2002年の開業時から加わりました。大学病院では高度医療の現場に身を置いていましたが、地域のクリニックでは患者さんの日常に寄り添う診療が求められます。その違いを実感しながら、20年以上この地で診療を続けてまいりました。
スタッフの皆さんについてはいかがですか?
当院のスタッフは本当に優しい方ばかりで、これは当院の自慢の一つです。もともと穏やかなタイプのスタッフが多く、しかも患者さんも長年通われている方やご高齢の方が多いので、自然とそうした雰囲気が培われたのではないでしょうか。当院は1階が受付、2階が診察フロア、3階が検査フロアと縦に長い構造ですので、各フロア間の連携が欠かせません。受付で症状を簡単に伺って、その情報が診察前に看護師や医師に伝わるよう、電子カルテや院内電話を活用しながら密に情報共有を行っています。症状によっては診察前に先に検査をしておくなど、待ち時間の短縮にも努めています。また、女性医師が週に複数回外来を担当しており、前述のように超音波検査も女性臨床検査技師が対応していますので、女性の方にも安心していただけると思います。
最後に、地域の皆さんへメッセージをお願いします。

健康への不安や悩みを抱えておられる方は、まず当院にお越しください。最近は医療が細分化し、「どこに相談すれば良いのかわからない」と感じる方も増えてきました。そうした中で当院では、まず患者さんのお気持ちを受け止め、必要な検査を行い、その結果をもとに次の選択肢を一緒に考える、そのような役割をより意識するようになってきました。一人の医師だけでなく、各分野の専門の医師たちやスタッフが連携しながら診療を行う体制も、その延長線上で自然に整ってきたものです。また、相談しやすい雰囲気づくりも大切にしています。新たに展開した美容皮膚科へも、内科受診からスムーズにご案内できる体制を整えています。年齢や生活背景を踏まえ、本当に必要な施術のみを提案し、過度な介入は行わない方針です。患者さんと同じ目線で、病気に向き合っていきたいと考えておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは人間ドック/2万5600円~、しみのケア(5mm未満)/4400円~

